見出し画像

離島に引っ越してからSixTONESにハマり15年ぶりに推しができた

私は今、沖縄の竹富島で暮らしています。東京から2000km離れ、Amazonが届くのに10日かかり、その他通販は「ただし離島は除く」と書かれていて恐ろしくてなかなか注文できない。もちろんCDは発売日に届かない。そういう場所で、2020年に入ってからジャニーズ事務所に所属するグループ「SixTONES」、なかでも京本大我くんを応援しています。

15年ぶりに訪れた「推す」感覚に戸惑いつつも楽しんでいます。どうして、SixTONESにハマったのか。中でも、京本くんに惹かれたのか。思うことを書き綴ろう……と思いながら2年近くが経ってしまいました。

離島に来る前は神奈川県に住んでいました。出身は東京で、京都や長野などいくつか転勤で転々としていて。会えるチャンスはたくさんあったのに! このタイミングでハマったことが悔しくもあり、楽しくもあります。

2022年1月1日に突如アップロードされた、「THE FIRST TAKE」。ジャニーズでは初の起用。こうして切り拓いていくところを、心から応援している。京本くんは向かって右から3番目の方。


私のジャニーズ歴

まず、私とジャニーズの関係について書きたい。私は生田斗真くんと同じ学年で、嵐のメンバーとほぼ同世代。14歳のとき、いわゆるジャニーズJr.黄金期でした。当時嵐としてデビューする前だった二宮くんにガチ恋して、デビュー発表会見の日は登校するとみんなから「デビューおめでとう!」と言われたほど。

嵐のデビュー握手会にも行き、コンサートや番組観覧にも行っていたものの、高校生で部活にハマりフェードアウト。当時はそんな中高生ファンが多かったように思います。

そこからは、毎年カウントダウンライブは欠かさず見る、年末のシャッフルメドレーが大好物、だけどファンクラブには入っていない。長年ゆるーいお茶の間ジャニーズファンでした。

社会人になり、嵐をテレビでよく見かけるようになり、めちゃくちゃキラキラアイドルをしていることに衝撃を受けつつ、周りの友人、上司、上司の娘さん、ママ友、と……それはもうありとあらゆる人が「相葉ちゃんいいよね」「嵐のファンクラブ入っちゃった」「大野君に落ちた」などと話していること、さらには、精神的なもので外に出られなくなっていた友達が、嵐のおかげで外に出られるようになったことを目の当たりにします。

嵐が国民的アイドルになっていくのをひしひしと感じて、アイドルのパワーってすごいなと思っていました。それでも、「この人が、すき!!!!!!!!」と個人を好きになる感覚は15年以上ありませんでした。

ジャニーズJr.のことはほとんど知らず、「King & Prince」のデビューのときに「今のジャニーズはこんなに洗練された俳優さんみたいな子たちがいるんだなあ」と思ったり、周りにいたジャニーズにハマったことのないマダムたちが続々とキンプリにのめり込んでいたりしていて、「今のジャニーズ」が少し気になっていました。

ベテラン感のあるデビューグループ「SixTONES」との出会い

「SixTONES」は、2020年1月に、Snow Manと同時にデビューしました。何も知らない人に「実はデビューしたばかりのジャニーズのグループが好きで……」と話すと、「あら、若いね〜!!」なんて言われますが、メンバー全員ジャニーズJr.歴10年以上で、結成は2015年。

ジャニーズに入った時期で言うと、デビュー10年のSexyZoneとほぼ同期、2018年デビューのKing & Princeは後輩です。

デビュー前後にSixTONESとSnowManをバラエティ番組で見かけて、デビューしたばかりと思えないベテラン感あふれるトークやチームワークに「この人たちの仕上がってる感、すごいな」と気になり始めます。

「YouTubeがあるじゃん!」と見始めたら、やっぱり面白い。下積みがあるからこそのトーク力やバラエティ力、ベテラン感、結束力がある。さらに、パフォーマンス動画を見たときに「え、何この完成度、世界観、歌、うまあ……このときでJr.だったの???」と情緒がバグりまくりました。

ネットに消極的だったジャニーズ事務所が2018年に初めて開設したYouTubeチャンネルが「ジャニーズJr.チャンネル」だった。SixTONESは再生回数が伸びていたことから、「Youtube FanFest」で多くのアーティストが出演するステージで大トリを務めた。ジャニーズで出演したのは初。デビュー前でこの仕事をしていたのかと驚いた。

当時は神奈川から転勤で島に来て1年経った頃で、家に一人の時間が多く、人恋しさや寂しさを覚えていました。そんなときにスルリと私の中にイケてる男の子たちが入り込んできた!!コロナ禍だったこともあり、ただただ笑える面白い動画にも癒やされていました。

その頃はジャニーズに興味を持つのが久しぶりすぎて、「キンプリもSnowManも、SixTONESも良いグループだなー。てかSexyZoneも同世代?!今こんなにかっこいいの!?この世代の子達輝いてる!!!!!!好きなグループ選べないよ!シャッフルしちゃいなよ!!!」(ハロプロ好きでもあるからこの発想)

……なんて思っていて、まだ特定のグループや個人を推す感覚はありませんでした。今でもこの4組を中心とした番組を作ってくれと私は思っているよ!


美しくて可愛くてかっこいい人がいるぞ

それが……突然、落ちてしまいました。

京本大我くんの深い深い沼に。

はじめはデビュー曲「ImitationRain」のハイトーンボイスに驚きつつ、「可愛いくて白い人がいるなー」くらいの認識でした。それが、「寝起きドッキリ」動画を見て、女の子みたいなかわいさに……開けてはいけない扉を開けてしまいました。あ、引かないで!!!それまで男の人に抱いたことのないドキドキ感。そもそも、もともとは可愛い系の男の子、別にそこまで好きじゃなかったはずなのに。


この動画を見たときも「え、ジャニーズが無料で寝起きドッキリを全世界に発信ってどこの世界線???」と戸惑った


私が思春期の頃好きだった二宮くんは、今でこそ可愛い、あざとい、ザ・アイドル!みたいな面もありますが、当時はいつもぼーっとしてやる気あるのかないのかわからない感じで淡々としているキャラでした。でもバク転バク宙などサラッとこなす。やる気なさそうなのにドラマ主演とかバリバリやってる。今思うと、予想のできなさ、つかめない感じが好きだったのかもしれません。

京本くんも、男性らしからぬ可愛さにはじめはドキドキしていたのだけど、色々な動画を見るにつれ、邦ロックがとにかく好きだったり、オラオラしたパフォーマンスをしていたり、内面は男性的なのかな……と知っていきます。でもメンバーといるときはリラックスしてて可愛い。東宝のミュージカル「エリザベート」で重要な役をオーディションで勝ち取り、ミュージカルファンにも好感を持たれていることなどを知り、歌ってるときも話しているときも、唯一無二の空気感に惹かれていきました。


平均身長が高く、少年漫画のようなストーリー

さらに、SixTONESは平均身長が176cmあると知ります。私は身長が168cmあり、思春期の頃は少しコンプレックスでした。ジャニーズで可愛い人ってだいたい身長も小柄だよね…と、思っていたら、京本くん、174cmある…!!!???可愛いのに背が高くてスタイル良い。こんなに兼ね備えている人いる!?

この時点でSixTONESがデビューして1ヶ月くらい経っていましたが、CDをようやく購入。気づけばYoutube動画は全て視聴。

メンバーそれぞれのキャラクターや関係性も見えてきて、完全に少年漫画のような今の形が出来上がるまでの過程に、「この人たちを今まで応援してきたファンの方たちありがとう」という気持ちを抱くまでに。

「デビュー曲をカラオケで歌ってみた」動画。自分たちの曲がカラオケにあることにおおはしゃぎする中学生男子みたいなメンバーがかわいい。と同時に、ジャニーズに10年以上いて、オリジナル曲を多数持っていて、横浜アリーナでライブをしていてもこれまでは「デビュー」ではなかった。その厳しさを思うと泣ける。
公式チャンネルがファン目線でのライブ映像をあげてくれている。デビュー直後のライブでデビュー曲「Imitation Rain」を歌唱。終わったあとに、コロナ前にもかかわらず世界観に引き込まれ、声を出さずに静かに拍手をするファンたちが素敵だと感じた。あとこの白衣装が京本くんの透明感にマッチし過ぎて好きすぎる。衣装を見るのも毎回の楽しみ。


「推す」感覚が急にわかる

2ndシングルが出る頃の歌番組を見てたときに「京本くん、かっこいいいいいいいい!!!!」と、生まれて初めてコンサートに行ったときの中学生の頃に持っていた、あの、血が沸くような感覚が急によみがえってきて、

おお、これが「推し」がいる感覚なのか…!!と、気づきました。

二宮くんを好きな頃は「推し」なんて言葉はなく、そもそも二宮くんは歳も近いし、ほぼリアコ(リアルに恋してる的な意味)、現実逃避してマジで恋してたと思います。そのときの感覚とはまた違う「アイドルを好きになる」「応援したい」「どんどん人気が出てほしい」と感情が洪水のようにあふれてきて、初めて「推しってこういう感じなんだ」と実感。

「すぐ飽きるかも……」と自分を信じられずしばらく静観しつつ、2020年6月にファンクラブにも入り、CDや雑誌を買うようになりました。


「キラキラ」から「ギラギラ」まで幅広いパフォーマンス

元々はSixTONESが歌っているオラオラ系統の楽曲にはそこまで興味がありませんでした。嵐ならば好きな曲はダントツで「Happiness」、結婚式のエンディングで流したくらい好き。SixTONESの過去の動画を見ても、力強い空気感にはじめはちょっと怖いと思っていたのですが、強い系のパフォーマンスの中に、優雅で華麗な雰囲気をまとった京本くんがいるのが面白いと感じました。(後にメンバーを知れば知るほど、全員のバランスが奇跡的だと知ることになる。)

京本くん本人はゴリゴリロック歌うの好きそうだけど、笑顔で明るい曲を歌っている時の表情や世界観の作り方も好きすぎる。

2022年1月5日に発売した2ndアルバム「City」に収録されている「Rosy」。疾走感あふれるナンバーで、映画 「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」 日本語吹替版主題歌でもある。この鬼気迫る彼らのパフォーマンスが好き!歌番組での初披露では息が止まるかと思った。
5thシングルのカップリング曲「フィギュア」。パステルカラーの世界観に京本くんの笑顔が映える。キラキラアイドルも破壊力すごいんですよ……。もっとキラキラも歌ってほしい!!!

また、お父さんが俳優の京本政樹さんで、二世ということでプレッシャーから結果を出さなければと努力を重ねてきたことや、何度かデビュー?と思われるチャンスがあったものの、ことごとくデビューには至らなかったこと。よくぞやめずに続けてくれたなあと心から思う。

歌番組で京本くんがものすごいビブラートを披露するたびに「宝塚ファンの友達からなぜ今まで京本くんを教えてなかったんだと連絡が来た」「ミュージカルオタの友達がきょも(京本くんのニックネーム)を見つけた」などなどTwitterで京本くんならではの書き込みが並ぶのが面白く、こんなアイドルなかなかいないよな〜とにんまり。

離島にもSixTONESの波がじわじわと


我が家の小5・小3・年長の3人の子どもたちもカラオケでSixTONESの楽曲を歌うようになり、6歳の娘は「じゅりくん推し」です。

SixTONESの仲の良さ、安心して見ていられる感じ、パフォーマンスは洗練されていて「ジャニーズっぽくない」と言われるけれど、やっぱりジャニーズとしての誇りを持っているところ、知れば知るほど好きになっていきます。

2021年の島の学校運動会では、SixTONESの曲が流れました。一人ノリノリでリズムを刻みながら観覧する保護者(私)。KPOPとバンド一色だった小中学生たちが、SixTONESやSnowManにもハマったようで…!!「私が京本くんを好きらしい」ことがどこからともなく知られ、6歳の娘を媒介にしてオタトークをするように。

なぜか、娘が中学生たちに「すとーんずの寝起きドッキリを見てね」と伝え、中学生が我が家の次男に「寝起きドッキリ見たよってお母さんに伝えてね!」と話すというシャイなやりとりをしていたのが、運動会で楽曲を流したい!という声を聞き、CDを貸すことになり、少しずつ直接話すように。もちろん紅白やカウントダウンの話もしました!年の差関係なく話せる、アイドルって、偉大だ……!!!

画像1

2020年、当時小1だった次男がこんな手紙も書いていた。かわいい。

「SixTONESみたいな仲間がほしい!」

私がフリーランスで働くようになってからよく口にしている言葉。京本くんはデビューが決まる前に、「デビューをして形がかわるのがこわい」とも話していた、繊細さもある人だ。でも、デビューしてからも彼らが走れるのは、メンバーがいるからなんだなあと見ていて思うのです。

2020年にこの記事を書こうと思っていたら、なかなか書けずにここまで来てしまいました。ゆるく長く、ラフにラブを(by田中樹)の気持ちで応援していきたいなと思います。そして、彼らがそれぞれの活動を、長く楽しく続けていってほしい、ずっと見ていたいと思っています。


サポートとても嬉しいです!!子どもたちとの体験や書籍など執筆に活かせる体験に使えればと思います。シェアやコメントもすごくすごく励みになります!