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実際にあった一見良さそうに見えるけど「危ない貯蓄と投資」の話(第1話)

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今日のテーマは…

実際にあった良さそうに見えて「危険な貯蓄と投資の考え方」です

今どんどん投資熱が高まってきていて、貯蓄から投資へ預金から運用をしていこうという流れになってきています。もちろん、皆さんその雰囲気は感じ取ってきており、どんどん世の中の考えが変わってきています。

しかし、中には結構「気づかないけど危険」なやり方をしている人がいるのです。

個人的にも「ちょっと待って!!」と思わず意地でも止めにかかった例を挙げていきます。

3つ例を紹介したいと思います。

「老後貴族、現在貧乏型」「ボーナスギャンブラー」「サブ貯金型投資」

今日はその中でも「老後貴族、現在貧乏型」にフォーカスをしたいと思います。


老後貴族、現在貧乏型とは

まず一つ目「老後貴族、現在貧乏型」とは、

老後の資産用に資金を振りすぎて、今全く使うお金がない!

というパターンです。このパターンはよく貯蓄型保険に加入している方に見られる現象です。貯蓄型保険を否定するつもりは一切ありません。むしろ使い方によっては投資よりも大きな効果を得られるものです。

しかし、次の場合はどうでしょうか?

元々毎月2万円の積立型保険に加入していた。ターゲットは60歳以降に設定をして、積立をしている。利率は現在よりもはるかに良い。インフレにも対応できるように利率が固定されていないものに加入。そして、近年投資熱が高まってきたことにより、投資をやりたくなってきたので節税効果もあるiDeCoを検討し始めた。投資金額は現在投資に回せる資金が1万円残っているので1万円を検討している。

いかがでしょうか?少し難しかったかもしれません。もし余裕資金がたくさんあるのであれば、問題ないのかもしれません。しかし、それぞれの特徴を見ていきましょう。

もちろん年齢層にもよります。ここでは若年層(20~30代)と仮定しましょう。貯蓄型保険はよく老後のためにと始める方が多いかと思いますが、一般的には積立てている間に解約をすると「元本を下回って」返ってくるケースがほとんどです。

この元本を下回る仕組みは「保険」=「保障」であることから説明はできるのですが、今回は重要ではないので割愛します。

この仕組みから「貯蓄型保険」の運用ターゲットは「積立を終えた後」ということです。よくあるパターンは60歳以降でしょう。それまでは損をする可能性が高いという考えです。


そして、もう一つiDeCoです。iDeCoは節税効果が高く、運用益も非課税になるなど非常に人気も高い制度になっています。しかし、最大のデメリットがあります。

60歳まで引き出すことが出来ない

貯蓄型保険はまだ解約して損をしてでも戻ってくるので何とかなるケースが多いです。しかし、iDeCoは積立てた額を引き出せません。手段があるとすると積立金額の変更です。

iDeCoは非常に税制面でメリットがある反面、大きなデメリットを抱えているため、注意が必要なのです。

60歳以降をターゲットにした貯蓄型保険とiDeCo、この2つを嚙合わせることによって、老後は非常に素晴らしいほどの生活を送ることが出来るでしょう。(もちろん運用のポートフォリオによりますが)

しかし、この2つをかみ合わせることで、お金がない、けど「つみたてNISA」も気になるんですがどうしたらいいですか?というご相談もあるのです。


「老後貴族、現在貧乏型」の対処法

それでは「老後貴族、現在貧乏型」の対処法をお話していきます。一番の対処法、それは「シミュレーション」です。

なんだ、そんなことか、と思われたかもしれませんが、一番大切なことです。実際に今このまま貯蓄を続けていったらどのくらい貯まるのか?そして、このくらい毎月貯蓄していったら「毎月いくら手元に残るのか」を考えていく必要があります。

老後にいくら貯まっているから大丈夫なんて方程式は存在しません。「その人次第」なのです。お金の世界に「正解」はありませんが、失敗を防ぐ方法は数多く存在します。

このパターンの場合だと、もちろん今のキャッシュフローも見直していかないといけないかもしれませんが、金融商品のメリット、デメリット、目的を今一度見直しをして、どこにいくら使っていくかということを考えていかないといけないのです。


効果的な運用には金融商品は不可欠。フォーカスするのはその「特徴」

今回は「老後貴族、現在貧乏型」についてのお話でした。老後のことを意識するがあまり、投資をする、運用をするというところまでは素晴らしかったんです。いや、将来のことを考えて運用するのは非常に素晴らしいです。しかし、その意識があまりに強すぎるがあまり、現在を犠牲にする可能性を秘めていたわけです。

お金を動かすことは素晴らしいことであり、運用をするという意識は本当に素晴らしいものだと思います。しかしながら「増える」「増えない」「意味がある」「意味がない」ではなく、その金融商品が持つ「特徴」はどのようなものなのだろう?これはどのような時に使えるのだろう?ということをフォーカスしていかないと、最終的に損をしてしまう可能性があるので注意が必要なのです。

次回は「ボーナスギャンブラー」についてお話をしていこうと思います。


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