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オリコン55年間の年間シングルランキング上位20位全部聴いた話。③

(この記事はあくまでも自論がメインで構成されています。
反論もどしどし受け付けますのでコメント等お寄せください
皆さんで私の音楽知識を盛り上げていきましょう)

前回までのあらすじ

「オリコン55年間の年間シングルランキング上位20位全部聴いた」男ここに現るオリコン55年間(1968年〜2023年)の年間シングルランキング上位20位を両A面も含み、もちろんフルで
それでは飽き足らず、2007年から2023年の各所ネットでのダウンロードランキングも聴いた男は、そこで気づいたことを文にぶつけ始めた...

彼は、聴いた曲全ての曲のイントロや曲の長さなどの情報をとりまとめた。そしてそれを平均化、年代ごとにグラフにした。

1968~2023年の各年代の平均イントロ秒数
1968~2023年の各年代の曲の長さの平均
1968~2023年の平均BPM数

そして前回は、タイアップの数の変遷も見てきたよね(さっきからなんなのこの口調)

1968年から1990年代までのドラマタイアップ
1968年から1990年代までのCMタイアップ

90年代はドラマ、CMのタイアップが多かった年代ということがわかって…

最近は

ここ20年間のアニメタイアップ数 (DLはダウンロードの意)

売れているアーティストのアニメタイアップが多くなったことを知ったよね

これは、グラフにせずとも体感できるぐらいの事象かも

そして、前回の終わりぎわ
「なぜ、CDランキングだけじゃなく、ダウンロードの曲も聴くことにしたのか」
を話そうとして、もったいぶってやめたよね


ダウンロードとCDの二極化

僕がダウンロードランキングについて集計したのは2007年〜2023年の間
これはただ単純にネット上で見つけられたデータがそこから(2007)だったからということなんですけど

2007年から2009年までのダウンロードランキングとCDランキングは、何曲かかぶっている曲というのは多い
2007年はコブクロの『蕾』はCDで年間3位、music.jpでの年間ランキングでは1位
宇多田ヒカルの『Flavor Of Life』は、CD2位、DL7位
2008年GReeeeNの『キセキ』CD4位、DL2位
2009年B'z『イチブトゼンブ』CD6位、DL4位

など

被っている曲は多い

だがしかぁし

2010年から(もちろんその前から徐々にではあるだろうが)
CDノガイネンハカワル (タイピングしたら急にカタカナしか出なくなったので残します)

察しのいい方はお気付きやもしれませんっっっっっっっっっっっっっっっっっj
(Jのキーが汚れてたので掃除してました。残しておきます)



そう、それこそ『CDのグッズ化である』


2010年のオリコンCD年間ランキングの上位10位を見てみよう

1 Beginner/AKB48
2 ヘビーローション/AKB48
3 Troublemaker/嵐
4 Monster/嵐
5 ポニーテールとシュシュ/AKB48
6 果てない空/嵐
7 Love Rainbow/嵐
8 チャンスの順番/AKB48
9 Dear Snow/嵐
10 To Be Free/嵐

次に2010年のレコチョク年間ランキング上位10位を見てみよう

1 会いたくて会いたくて/西野カナ
2 Butterfly/木村カエラ
3 Best Friend/西野カナ
4 if/西野カナ
5 春夏秋冬/ヒルクライム
6 Dear…/西野カナ
7 また君に恋してる/坂本冬美
8 もっと強く/EXILE
9 LOVE FOREVER/清水翔太 × 加藤ミリア
10 初恋/福山雅治


さぁ!!まちがいさがし


何が違うかな!?

そう!!みんなわかってるね!
正解は

CDランキングの2位が
『ヘビー'ローション'/AKB48』になっているよ!

重いんだね!!!
ヌルヌルで重いんだね!!!


じゃなくて!


そう、CDの上位10位は全て
アイドルによって独占されていたね (というかAKBと嵐だけだったけどね)

その後も2011年

1 フライングゲット/AKB48
2 Everyday, カチューシャ/AKB48
3 風は吹いている/AKB48
4 上からマリコ/AKB48
5 桜の木になろう/AKB48
6 Lotus/嵐
7 迷宮ラブソング/嵐
8 マル・マル・モリ・モリ!/薫と友樹、たまにムック。
9 パレオはエメラルド/SKE48
10 Everybody Go/Kis-My-Ft2

2015年

1 僕たちは戦わない/AKB48
2 ハロウィン・ナイト/AKB48
3 Green Flash/AKB48
4 唇にBe My Baby/AKB48
5 コケティッシュ渋滞中/SKE48
6 今、話したい誰かがいる/乃木坂46
7 太陽ノック/乃木坂46
8 命は美しい/乃木坂46
9 青空の下、キミのとなり/嵐
10 Don't Look Back!/NMB48

去年、2023年は

1 Life goes on・We are young/King & Prince
2 タペストリー・W/Snow Man
3 Dangerholic/Snow Man
4 おひとりさま天国/乃木坂46
5 人は夢を二度見る/乃木坂46
6 なにもの/King & Prince
7 Special Kiss/なにわ男子
8 こっから/SixTONES
9 Monopoly/乃木坂46
10 CREAK/SixTONES


見事にほとんど上位10位すべてアイドル!(マルモもアイドルみたいなもんだろ)


本当にこれは申し訳ないんだけど
俺もアイドル好きな曲たくさんあるからそれに免じて言わせてほしいのは

みんながみんな歌える曲ではないじゃないですか

そっちはダウンロードの方にランクインしていることが多い

試しに2023年のレコチョクのDL上位10位は

1 アイドル/YOASOBI
2 絆ノ奇跡/MAN WITH A MISSION, milet
3 Mainstream/BE:FIRST
4 唱/Ado
5 第ゼロ感/10-FEET
6 Subtitle/Official髭男dism
7 勇者/YOASOBI
8 愛の花/あいみょん
9 心得/Uru
10 Candy Kiss/Travis Japan



「別にダウンロードの方も歌える歌ないし!」とか
そういうイキリいらないです。


時代を彩る曲というのはダウンロードの方に
アイドルはCDの方に(特典とかもあるし)

まさに二極化が2010年代から始まっていたのだ


米津玄師ってやばくね?

そんな二極化を破っていく猛者がいる
それが
「パン大津素人弟」の対義語である米津玄師である

元々CDの方を占めていたAKBネキたちは
実はダウンロードの方でも2010年以降それなりの実績を残したことはあった
(『フライングゲット』2011DL年間ランキング3位、『恋するフォーチュンクッキー』2013DL年間ランキング2位、『365日の紙飛行機』2016年DL年間ランキング2位)

ただその逆(DLを本拠地としてCDも売れた人)はあまりいなかった
特にどんどんCDがグッズ化していくとそれは難しいものとなっていった

ただ、玄米師津のアナグラムである米津玄師は違う。

2018年のCD年間オリコンランキングでは18位(『Lemon』)
2019年には11位(『馬と鹿』)

と、この調子である

そしてアイドルでもないのにアルバムがミリオン行くというね
この時代に
すごいったらありゃしないよね

さらに、餅津玄師の加工前である米津玄師の凄さは
2019年のDLランキング上位10位で体現されている

1 Lemon/米津玄師 (そもそもこれも2年連続1位)
2 馬と鹿/米津玄師
3 マリーゴールド/あいみょん
4 まちがいさがし/菅田将暉 (作詞作曲 米津玄師)
5 HAPPY BIRTHDAY/back number
6 パプリカ/Foorin (作詞作曲 米津玄師)
7 Pretender/Official髭男dism
8 Flamingo/米津玄師
9 白日/king gnu
10 アイノカタチ feat.HIDE(GReeeeN)/MISIA

上位10位のうち半分は彼によって占められているのだ
(ちなみに12位も彼の『海の幽霊』である)


株主だとしたら株主総会の普通決議を単独で可決する権限が持ててしまう(何そのたとえ)


凄すぎだ。

それしかまとめる言葉はない。


まとめ

主な原産地が新潟県魚沼市である米を、その苗字の一部に有することでお馴染みの
米津玄師の凄さや、CDとダウンロードの二分化を見てきた

そういう点で見るランキングも面白いのではないだろうか


さてどんどんネタがなくなってきたこの記事だが

僕はこれについて

米津よりもすげぇんじゃねぇか

という逸材を一人見つけた

次回はそれについて記していきたい…..


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