take1

葉巻に焦がれて狼煙
太く短いパイプ
死を先取り 予約熱(ほとぼ)り
寒くなる前 卸した積荷

丈の合わない羽織
引きずる裾 文化の香り
信頼で審査 火を灯し
情緒振れ明日を借用

錯乱抑え演じても酌量
記録から浮き彫りの感情
死に因を足せば何万通り
倍の倍以上ある死の話

ひとつまみ 可能性
背に腹 不動に向かう臓器
普通とは何か?に近い答案数
生きる意味 死ぬ時期

感覚を意識 本能で息し
活動する脳細胞
不活動の体 Yes.I know
マルバツで該当

分けられない壮観
捨てられた草案
デフレした言葉
だから今も在る音が

コピペじゃ白黒
鮮明さが足りない
俺の声質 抑揚に価値が在り
引用も文脈で変幻

無味無臭かつ透明
心揺れるのは何故
記憶にない所
覚えている きっと

作詞において韻は落とすヒント
正確に近い 今を現像
手を取られ道が見え実装
ルールがある遊びに慎重

真面目に遊んでいる
楽しんでない言葉はめくれる
一方通行だった一歩目の旅路
均等を保つピンポイントを狙う対談


経験を参考 記憶が資料
明暗を決める一言
時には油売りから蛇足を買う
ラフスケッチが完成を色付ける

退屈 退屈
自由だから退屈
それすら言葉文字にすれば
続けられるTake2


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