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どっちが良いの??水洗い10Kレジン vs 透明レジン 徹底比較!!!

どうもこんにちわ!!
Blenderで3Dモデリングをしては、3Dプリンターで出力している由椰です🐶
私は光造形式3Dプリンターを使用しているのですが、光造形の3Dプリンターを使う際に悩むポイントとして

『どのレジンを使ったら良いんだ~~~!?』

ということありますよね???
3Dプリント用のレジンって本当に色んな種類があって、ネットで調べても違いがよくわからなかったり、似たような物だとどれが良いのか悩んでしまったり💦
しかもレジンってそれなりにお値段しちゃうから、できれば失敗したくない!!って思っていませんか?

そんな人に向けて今回は、私の使っている透明色の水洗いレジン2種類を徹底比較してみたいと思います!!!
特に10Kレジンって少しお高い買い物になるので、勢いで買っちゃう前に少しでも参考になったらなぁと思います😊


使用物品

まずは今回の制作物を作った3Dプリンターとレジン、そして今回の3Dモデルを紹介していきます!!

3Dプリンター

今回使用した3Dプリンターは、Elegoo社製『Mars4 Ultra』という光造形方式のプリンターです。
機械の詳細については、販売サイトのリンクを貼っておきますので、ご興味ある方は是非のぞいてみてください😊


水洗いレジン

今回使用したレジンは共に、SK本舗さんから出ている水洗いレジン。
それぞれの商品リンクを貼っておきますので、詳細が気になる方は是非のぞいてみてください😁


3Dデータ

今回印刷するは、私がモデリングしたRed Dragon🐲
このドラゴンを2つのレジンで印刷していきます。
ちなみにこのドラゴンはアバターとしてVRchatやcluster等のメタバースや、Avatavi等のARアプリで使用できるようになっています。
気になる方はリンクを覗いてみてください♪
ドラゴンが動いているところも見れたりしますよ😁


造形物徹底比較!!

それではさっそく2つのドラゴンを見比べていきます!!!
と、その前に1つ説明を・・・・💦

今回10Kレジンを使用したドラゴンですが、足が細すぎてポッキリ折れてしまいました😱
透明レジンで作成する際には、足を太く修正して印刷しています。
そのため足の部分は今回の比較には入っていないのでご注意ください。

①パッと見の比較

最初に完成した造形物のパッと見を比べていきます!!

画像でわかる通り、色味が若干違います。
10Kレジンに比べて透明レジンの方が紫っぽい色合いが目立ちます。
ただ不思議と夜に蛍光灯の明かりの下で見ると同じように透明でパッと見の違いは見られないんですよね(;^ω^)
ひょっとしたら太陽光に含まれる紫外線が影響してるのか??


②翼の比較

まずは10Kレジン。
翼の細かい模様もしっかり反映されており、これはかなり満足できる仕上がり😍
翼の部分で特別指摘するようなことはなさそうですね👌

次に透明レジンを見てみます。
もう見た瞬間明らかですが、翼の一部が欠けてなくなっています。
これは印刷直後にはちゃんと存在したのですが、ブラシで洗浄している際に気付いたらなくなっていました。
薄すぎる造形物にはあまり向かないかも??


③ツノの比較

次はツノの比較です。
このドラゴンには頭の上とクチの横に合わせて4本の角があります。

10Kレジンではクチの右側のツノがパッキリ折れてしまっていました。
反対側のツノはしっかり残っているので、何かの拍子に私が折っちゃった可能性あり💦
う~~ん。。。もうちょっとで完璧だっただけに惜しい!!!!!w

次は通常の透明レジンです。
先ほどとは逆に1本のツノを残して3本がパッキリ💦
これは悲しいやつだね😢


④顔の比較

次に顔を比較していきます。
まずは1Kレジン。
顔のゴツゴツから、皮膚のザラザラ感まで完璧です!!!
鼻の頭にあるツノも綺麗に描出されていて大満足💕

透明レジンの方は、鼻の頭にあるハズのツノが無くなっちゃってます💦
アゴもヒシャげて違う形になってしまっている💦
頭の造形に関しても10Kレジンに軍配があがっているようです👀


⑤背中のゴツゴツの比較

最後に背中のゴツゴツを比較していきます。

10Kレジンでは背中のゴツゴツが滑らかで綺麗に表現されています。
モデリングした際につけたゴツゴツのすべてがちゃんと表現されており、満足度の高い結果になっています。

通常の透明レジンでは一部が欠けてしまています。
画像では赤丸の中の一番上と下から2つ目が欠けてますね💦
ちなみに画像ではうまく撮れなかったのですが、首にあるゴツゴツがゴッソリ欠けてしまっていました😢


結局どっちが良いの??

はい!!!
ここまでに10Kレジンと通常の透明レジンを徹底的に比較してきました!!!
これまでに見た通り、性能は圧倒的に10Kレジンに軍配が上がる結果になりました😆
ただね?だからといって10Kレジンが良いかというとそんな単純な話でもないんですよね💦

単純に10Kが良いとも言えない

というのも、この記事を見てくれている方なら既にご存じでしょうが、圧倒的に10Kレジンの方が高いんですよね💦

この記事を書いている2023/12/16時点で

10Kレジン-500g:5,200円
                  1000g:9,400円
透明レジン-500g:3,400円
      1000g:5,800円

と約1.5倍の値段差があるんです。。。。
1.5倍は大きいですよね💦
ということで、今回は私が考える10Kレジンが良い人通常の透明レジンが良い人を発表しちゃいます😆💕


通常の透明レジンを使った方が良いヒト

それではまず、通常の透明レジンを使った方が良いヒトを発表します😊
通常の透明レジンを使った方が良いヒトは、、、、

  • できるだけ安く造形したいヒト

  • 細かい造形のないモデルを印刷するヒト

  • 大き目の印刷をするヒト

以上のようなヒトになります。

できるだけ安く造形したいヒトの話は置いておいてw
そもそも今回の実験でRed Dragonを使ったのも、細かい造形が必要なモデルにすることで性能差を確かめられるだろうという予想からなわけですよ。
そしてその予想通りに性能差がハッキリとわかれた訳です。

逆にいうと、細かい造形が必要ないようなモデルの場合は通常の水洗いレジンで十分ってことなんです( ̄ー ̄)ニヤリ
わかりやすいように過去に私が作成した物を見てもらいますね♪

このキャラクターが気になるヒトは記事の最後をチェックしてね♪

上記の画像はどちらも可愛いキャラクターの造形物になります。
色を塗り終わってる画像ではありますが、両方とも細かい出っ張りや薄い構造物のないデザインとなっています。
このような形を3Dプリンターで印刷しようと思ったときは、通常の水洗いレジンで十分なんです。

また細かい造形のある物を印刷する場合でも、印刷するサイズが大きければ問題なく印刷されてきます。
これは細かい物が大きくなって、実際に印刷するサイズとしては細かくなくなった結果ですね😊
なのでモデリングの際の細かさではなく、印刷するときの細かさがキーポイントになってきます!!!!

ちなみにドラゴンの印刷を見たときに、翼や体の皮膚のボコボコした感じの表現に違いは見られませんでした。
なので折れたり欠けたりしてしまいそうな構造物があるかないかというところに注目してみると良いですね。


10Kレジンを使った方が良いヒト

次に10Kレジンを使った方が良いヒトについてです。

10Kレジンを使った方が良いヒトは
細かい造形物を表現したい人 です😍💕

今回のドラゴンのような細かい突起物や薄い形状の物がある場合は、10Kレジンでないと上手く表現できない可能性があります。
この場合でもモデリングでの細かさではなく、実際に印刷されたときにどのくらい細かいかがポイントになるので注意してください。

まとめ

今回はSK本舗さんから出ている透明色の水洗いレジン2種類を徹底比較してみました。

光造形3Dプリンターで必ず必要になってくるレジン。
自分の作りたいものや、どのくらい値段をかけても良いかを加味して自分に合ったレジンを選んでいきたいですね🙂
そして楽しい3Dプリンターライフを送っていきましょう♪

最後になりましたが、先ほど例として使わせてもらった可愛い2種類のキャラクター達を紹介させてください。

左が『FLAT DOGGIES』というYQさんというクリエイターさんのオリジナルキャラクター🐶🦝
右が『おばけいぬ Ghost Doggy』というShipaParkさんというクリエイターさんのオリジナルキャラクター🐶👻
どちらもとっても可愛いだけでなく、グッズ展開などもされているので是非お二人のリンクも覗いてもらえると嬉しいです♪

ということで今日はこのあたりで終わっていきます!!!
今後も3Dプリンター関連のことについても書いていきますので、良かったらまた見にきてくださいね♪


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