Googleの検索品質評価ガイドラインの中で、「ここ読めばOK」という、重要な部分をダイジェストで解説。
Googleの検索品質評価ガイドラインとは
webでコンテンツに人を呼び込むには、広告を除けば、大きく2つの方法があります。
一つは、SNSやニュースサイトのタイムラインから呼び込む方法。
これは「特に目的を持っていない人」を引き止めなければならないため、「話題の選定」が非常に重要です。
そしてもう一つが「検索エンジン」から呼び込む方法。
これは主として、Googleで「調べ物」をしている人に見てもらうことを想定するため、「検索ニーズ」への適合が非常に重要となります。
どちらを重視するかは、目的や場合によりけりですが、本稿では後者の「Google検索」に着目します。
というのも、昨年の12月15日にGoogle検索でどのようにコンテンツが評価されているのかを知るための内部資料である「検索品質評価ガイドライン」が改訂されたからです。
この「検索品質評価ガイドライン」は、SEO対策を行う人々のためのガイドラインではありません。
Google自身が「Google検索」の精度をテストするため、テスターに向けて発行された内部資料です。なお、ガイドラインは英語で発行されており、誰でも閲覧することができます。
Google検索品質評価ガイドライン(ダウンロード)
このガイドラインが、SEOを行う上で重要である理由は、Googleが以下のように述べているからです。
つまり、Googleが「Googleを利用する人はこんなことを考えている」が、詳細に言語化されている資料なのです。
自分たちのコンテンツを検索の上位に表示させるにはどうしたら良いのかと言えば、もちろん、「ユーザーのニーズ」にあっているコンテンツであることが重要です。
では「ユーザーのニーズ」とは何か?
それを知るためには、この資料を読み込むのが一番手っ取り早い、と言えるでしょう。
しかし、このガイドラインはPDFで176ページもあり、また専門的な内容であるため、読むのが億劫だ、という方もいるでしょう。
そこで今回は、このガイドラインの中で「特に読んでおいたほうが良い部分」をダイジェストで紹介し、解説を加えたいと思います。
なお、以下の中見出しの番号は、ガイドラインの番号と同一のものを用いるため、飛び飛びの番号になっています。
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