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すごいひとはすごい

「すごい人はすごいし、すごくない人はすごくない」。

これは、この前インターン先で聞いた、経営陣の人の言葉。

また、「若いのにすごい」と言われるのが、嫌とも言っていた。だからこその、言葉なのだと思う。

この人の経歴は、傍から聞いてもすごいと思うし、事実として、そこに若さは関係ないということを見ていて感じる。だから、シンプルに、「若いのに」という修飾語関係なくすごい人だ。

そんな人から、この言葉を聞いてから、「若いのにすごい」という言葉を改めて考えた。僕自身、思ってしまうことはあるけれど、なんか上から感があるように思う。

日々の中では、僕自身、「若いのにすごい」って思ったことはある。勝手なんだけど、すごい人って、年齢が上なイメージを持っている。だから、若いのにすごいねとか、言っちゃったこともあると思う。

それに、テレビとかで、自分よりも年齢が若いのに、活躍していたり、大人な考えを持っていたりすると、若いのにすごいなって、無意識的に思っている。

例えば、将棋の藤井さんとか、卓球の張本さんとかそうだなって思う。いつも、その年でそんなことできちゃうのかよって思ってみてる。

でも、そうじゃないんだなって思った。年齢とか、その人の肩書とかって、その人のすごさとは全く関係なくて、その人は結果を残す実力とその実力を得るための行動をしているからこそ、すごいって知った。

ただ、これって、反対に言えば、逃げ場のない言葉だから、これを胸張って言えるのって「とてもかっこいいな」とも思ってしまった。

だって、失敗したときに大学生だからとか、まだ子どもだからとか、まだ若いからとかって、自分自身の言い訳とかに使える時があると思う。飲んで潰れたときも、まだ大学生だから許されるとか。

でも、「すごい人はすごいし、すごくない人はすごくない」という言葉は、そういう逃げ道を一蹴している。大学生だろうが小学生だろうが、大人だろうがすごい人はすごいし、すごくない人はすごくない

そう考えると、なんてかっこいい言葉なんだろうって思う。一方で、そう思っていても、周りは「若いのに」って言ってしまうし、思ってしまう。僕が思うように。

これは、すごい人にしかわからない悩みだし、やっぱり、僕はこんなことを言われた経験がないから気持ちに共感できない。

でも、こういう人がいるのかってわかると、気をつけようという意識が芽生える。すごい人にしかわからない悩み。

前に「人には人の地獄がある」と知ったけど、これもそうだなと思う。

共感はできなくても、そういう感情とか想いがあることはコミュニケーションを通じて知ることが出来る。だからこそ、日々の中で気をつけたい。

心のなかで思うのはギリセーフ。口に出さないようにする。

そういう、ちょっとした積み重ねが大事なのかなって思う。


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