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トリケラトプスとか、望遠鏡とかの宝物性

最近いじめっ子といじめられっ子のカルチャーが強い。
時代の追い風もあるが、とにかく色の濃い人生を送った奴らが濃い物作ってえげつない速度で人の心を掴んでいく。

それってめちゃくちゃかっこよくて、とても憧れる。

最近は特にそこへの憧れが強くて、意識していたけど実際のところ、自分はいじめっ子でもないしいじめられっ子でもない。なんならいじめっ子とも仲が良く、いじめられっ子とも仲が良かった。

舐達磨とかすごい憧れるんだけど、結局俺は逮捕されてないし奴らはいまだに逮捕される。

そこで最近、mvが大量に公開されたBUMP OF CHICKENをたくさん聞いたら、すごいしっくりきた。

BUMPは多くの人が持っているありふれた過去の宝物性に気づかせるのが上手だなあと。

トリケラトプスとか、望遠鏡とか、太陽が忘れた路地裏、心を殺した教室の窓、逃げ込んだ毛布の内側。

よくもこんなにズバズバと当てるなと。

まあ今の時代感的にはちょっと刺激不足で、イキり抜けてる感には欠けるが、結局自分の根はBUMPみたいなところにある。

色濃い人生送ってないから、放課後の小学校のグラウンドとかにしか宝物がないっていう。

川崎で警察と追いかけっこしてたところに宝物があるやつに俺の田舎の小学校のグラウンドで太刀打ちできるのか。

でもそれもそれでささやかだがいいということを忘れず、地に足つけていきたい。

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