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なんちゃってロケハン

今日はお盆なので実家に帰り、天気もいいので昼間から散歩をした。オーバーフェンスを見てから制作欲が旺盛で、ちょっとしたロケハン気分である。

ちょっと歩くと、道沿いの壁みたいに立ってる木に蜘蛛が巣を張っていた。
映画気分の俺は、試しにこの蜘蛛をどう撮るか考えてみようと思った。

しかし、どう考えても現実に見ている景色と映画のフィクショナルな画面が頭の中で結びつかなかった。急に自分のやってきたことが不安になって、過去の撮影で見た景色を振り返った。

そしてこの「結びつかなさ」っておそらく、構図とかカラコレとかでごまかして解決した気になっているものだなと思った。

現実の視覚から寓話性へ向かう工程はおそらくもっと素直だ。一度気づけばなんで気づかなかったんだろうと思うような類のやつ。

現実の視覚とは何か、寓話性とは何か。。。

そんなことを考えていると、時刻は2時過ぎ。あまりに暑すぎて、なんちゃってロケハンは終了とし、そそくさと家に帰ったのであった。

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