機材が届く。
フォトグラファー業というのは大きなカメラも一回買ってしまえばほぼ仕入れナシで運営できる仕事だけども、
そのモノ自体が疲れていくと、メンテナンスや買い替えというときに、ものすごくお金がかかります。
数を用意して全員の疲れを浅くしていかないと、いざというときにキャーッてことになっちゃいます。
撮影中、機械の不調が気になったり、いつ倒れるかわからない子と試合を共にするのはなかなか神経をすり減らし、人間の疲れも倍増します。
夏や年明けの閑散期にかわりばんこでメンテナンスに出すんだけど、もう死にかけの5DMarkⅢなんかはそれに7,8万円の費用がかかったことも。でも気に入ってるので生かしたい。
さらに撮影量が増えてきたことからメンテナンスに出すタイミングを逃し、これはもう危ないぞということで5DMarkⅣの4台目を購入。
昨日名古屋から商社さんが一式持ってきてくれ、そのままMarkⅣを1台持って帰ってもらいました。他の子たちも不調が気になるから、このハイシーズンの中、順番にメンテに出すことができる。これでずいぶん安心。ほっ
他に大きな導入としては、ProfotoB10X PlusDuo。
今B1X Duoをスタジオで使い、ロケで使い、集合写真で使い、と使い倒していて、この子もいつなんどき、だし、スタジオで使ってるときはロケで使えないしでそこの改善です。
B10X Plusはサイズが小さくなり重量も1kgほど軽くなって、パワーはB1Xと同じ。ただしバッテリーの持ちは半分。モデリングがめちゃくちゃ強くなったのと、ローパワーでの発光がB1Xよりできる。
使用中に充電可能、という謳い文句もあるけど、バッテリーに負荷がかかるのでそれはしたくない。
小さくなったこの子をロケでふんだんに使うのが、今季の目標。子どもの撮影では自然光で、大人の撮影ではライトをうまく使っていく。軽いからアシスタントなしでいける、はず。風がなければ。
今回の大目玉、EOS R5について。
夕方届いて、早速使えるように準備して、少しだけ撮ってみる。
なんか大きい。
EOS5D MarkⅢ、Ⅳとそんなに変わらない気がする。
ちょっと比べてみよう。
左が新しい子、EOS R5。
どちらも35㎜装着。
ほら。
なんも変わらんやないか。
僕はですね、あんなちっこい子がきたら、どこへ行くにもカバンへ入れて、今まで撮れなかったものをバンバン撮って、それいけ楽しんでイコウ!ってわくわくしてたんですよ。
実機をさわったことはあったけど、こんなに変わらないとは。
これにてR5の導入は「小さいから」ではなく、「フルサイズミラーレス一眼への足掛かり」と成り下がりました。
それとこれまでMarkⅢ発売の2012年からMarkⅣと合わせて10年近く(MarkⅡは2008年)、100万回以上シャッターを切って体に染み込ませてきたのだから、今後それと併用しながら使い方の異なるR5を使っていくのはなかなか至難の業な気がする。
5DとR5のボタン配列が同じとはいえ、あれがないこれがないで液晶頼りの操作が多く、なじむには時間がかかりそう。しかも撮れる写真は5Dとたいして変わらないのだから、さらにはRAWのサイズが選べなくなったのだから、小さいが売りのR5だとしたら、そんなに優秀とは思えない。
結果、今のところ嬉しくないんだけど、もっと使い込んで体に浸透させ、うまく使っていけるようになりたい。
それで夜考えて、しばらくのプライベートではバッテリーグリップを外して遊ぼう。仕事で使う段階まできたら、バッテリーグリップをつけよう、ということに相成りました。
これでちょっとは仲良くなれそうな気がする。
あ、R5とLightroomの色調整で問題が出てるらしいけど、やってみて今のところなにも感じず。以上、導入の記録でした。
なんだかんだ言いますが、こうやって自分なりに戦略を立て、自分の思うように機材を入れれることがなんともありがたく、幸せなことです。
おかげさまで写真を楽しめてることに感謝。
お読みいただきありがとうございました。
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