すずめ

主に子どもとの日々の備忘録。

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最近の記事

育児日記9|パンパンになってきた息子、もうすぐ2か月

息子、毎日お風呂に入れている。 4月から5月上旬は沐浴だったが乳児湿疹がひどくて可哀想だった。それが抗生物質の塗り薬をもらって塗布するうちにすっかりキレイなお肌になり、1か月の検診でも問題なくはれてお風呂デビュー。ツルツルになったお顔はその後巨大化を続け、二重あごは力士の貫禄さえ帯びている。もうすぐ2か月になるのだが、体重は既に6キロ超えた。 お風呂の中で、浮き輪のように首周りの贅肉を手で抑え、体をプカプカ浮かせてあげるとまぁ可愛い。何でこんなに太っちゃったんやろう。まぁ飲

    • 育児日記8|「オハナ、アゴ、キタナイ…」の衝撃

      「しょうがない」と頭で理解できても、心が、体が受け付けない。日頃鈍感であることを自負する私にも、そんな時がある。 昨夜、寝るときのことだった。 娘2歳1か月の娘のほっぺにお休みのキスをしたときのことだった。 「オハナ、アゴ、キタナイ…」 と、ボソッと言われた。ぶん殴られたかと思った。 ちょびっと髭が生えていたから、そのことかとも思ったけれど、それは事態を合理化するための自分の思考の悪い癖だとすぐに悟った。すなわち、娘は「もうお休みのキスなどしないでほしい」と端的に伝えたかっ

      • 育児日記7|娘2歳1か月、ジャンケンの存在を理解するがルールはよく分かっていない

        「ジャンケン」と言って、自分の出す手によって、「グー」とか「チョキ」とか言ってキャッキャはしゃいでいる。勝ち負けがあることはどうでもよくて、それよりも父の手と一緒だと喜ぶ。ちなみにパーを出すときは「て~」と言う。お、おう、確かにそれは「手」であると思い、同時になぜ「パー」だけ習得できていないのか、面白く思う。 今週新聞で読んだ記事に、絵本を読んであげた時間が子供にとって将来的に幸福な思い出としていきる、というような内容の記事があった。夜寝る前の絵本読みは、私も妻もよくやって

        • 育児日記6|初めて娘2歳をしっかり叱った

          理由はご飯ポイポイ。食事に飽きると、ご飯を握って「ポイポイっ」と言いながら、テーブルに床にぶちまける。これまではご愛嬌で、半ば微笑ましく見守ってきたけれど、丁寧に作ったご飯をぶちまけられると気分はいいものではない。トラウマにならん程度に叱ることにした。 とはいえ、叱るのって難しい。あくまでもこちらは「ご飯をお粗末にしてくれるな」ということを伝えたいだけなのだが、正攻法で諭したところで2歳娘がどこまで理解できるのか心許ない(実際かなり理解してる気もするのだが……)。かといって

        育児日記9|パンパンになってきた息子、もうすぐ2か月

        • 育児日記8|「オハナ、アゴ、キタナイ…」の衝撃

        • 育児日記7|娘2歳1か月、ジャンケンの存在を理解するがルールはよく分かっていない

        • 育児日記6|初めて娘2歳をしっかり叱った

          育児日記5|起きたばかりの娘2歳の顔面は血だらけだった

          現在我が家は二手に寝床を分けている。授乳する妻と新生児の息子は移動を最小限にすべく1階で、私と2歳の娘は寝室のある2階で寝てる。私は娘より早く目覚めることが多いので、先に1階に行くか、寝室の隣の自室の掃除などして娘が起きるのを待っている。起きた娘は「だっこ〜」と言って、階段をおろしてもらおうとする。上ることはできるけど、下るのは1人でできないのだ。 今朝もいつも通り、階段から娘の声がする。「だっこ〜」。一直線の階段の先に、アプンの人形を持った娘がいる。そして驚くべきことに、

          育児日記5|起きたばかりの娘2歳の顔面は血だらけだった

          育児日記4|背中スイッチ

          よくできてるなぁ。多分スイッチがないと、地面で寝転がったまま他の動物の餌食になっちゃう時代が長らくあったのだろう。スイッチを持つ遺伝子が淘汰を生き抜いたんだろう。それが現代の親たちに相当の寝不足を強いるだなんて、知ったこっちゃないだろう。 とにかく置くと泣いちゃうので、抱っこして歩いて寝静まるのを待つ。アイランドキッチンの周りを1周、また1周。10周したところで寝たっぽいので置く。泣く。20周、置く、泣く。30周、置く、泣く。。。ああ、ミルクが欲しいんだね。しかし待てよ。ま

          育児日記4|背中スイッチ

          育児日記3|娘2歳、最近の口癖は「お買い物」。意味は「家にいたくない」。

          今日は初めてのカーシェアを使って、ニトリへお買い物に行くことにした。家から5分の近距離で借りられる場所がある。1時間220円と聞いて安いと思ったが、積み重なるとそれなりにかかる。とりあえず2時間半を見ておく。 カーシェアを借りている間にも、娘は私が「お買い物」に連れて行ってくれないと思い込んで号泣していたらしい。車を家に戻すと鼻水と涙でいっぱいである。私の帰宅に気づくと一転、るんるんしていて可愛い。 よし行くぞ!と思った矢先、大誤算に気づく。チャイルドシートのサイズを全然

          育児日記3|娘2歳、最近の口癖は「お買い物」。意味は「家にいたくない」。

          育児日記2|新生児の息子を抱っこしていると、2歳の娘がやってきて「よしよし」と頭を撫でた。

          そのことを褒めると調子づき、手を息子の胴に乗せて全体重をかけてきた。私は咄嗟にその手を払いのけ、細かな説明もなく「駄目じゃないか」と怒鳴った。娘はえぐい何かを噛み潰したように顔にシワを寄せて泣いた。 娘の表情は、叱られたことへの怒りや辛さではなくて、自分よりも弟の方が大切なのだと悟ってしまったときのそれだった。そのことがすぐに分かって、私は何てことをしてしまったのかと、すぐに自責の念に苛まれた。泣く娘を抱きしめて、謝り、愛しさを伝えた。 こんな思いは二度とさせまいと誓った数

          育児日記2|新生児の息子を抱っこしていると、2歳の娘がやってきて「よしよし」と頭を撫でた。

          育児日記1|ご機嫌斜めの理由

          2歳になったばかりの娘、機嫌が悪かった。 夕飯の買い物に出かけた帰り道、公園に立ち寄ったまま帰ろうとせず、無理に連れ出そうとすると泣いて怒る。砂をいじりながら「おうちではできない」とボソッと言う。第2子が生まれ、先日家に迎え入れた結果、家に自分の場所がなくなってしまったと感じていて、それとなく伝えたかったのだと思う。 思い返せば、下の子と妻のお見舞いに産院に行っても、どことなくつまらなそうにしていた。下の子を見て「赤ちゃんだ!」と驚いてみたり、よしよしと頭をなでたりするのだ

          育児日記1|ご機嫌斜めの理由

          私的育休日記13 泣き声のこと

          親になるとは一人前の大人になることだ。 親になる前はそう思っていた。 違った。人として、まだまだ未熟だということを突きつけられるばかりなのだ。というか、「大人」というのは幻想で、人間なんてどれだけ年を重ねようが、バカでダメな生き物だということを痛感する日々である。いくら偉そうなことを言ったり書いたりしても、楽しいことや美味しいこと気持ちいいことからは自由になれないし、不快なものは避けたいと思う。こうしたものから自由な人は「大人」ではなく「聖人」と呼ぶべきだ。 私が依然聖人

          私的育休日記13 泣き声のこと

          私的育休日記12 離乳食のこと

          先週から離乳食を始めた。 自治体が離乳食教室を開催しており、娘を連れて参加。場所は隣駅の健康福祉センターなのだが、私の自宅も健康福祉センターも、駅からの距離がそこそこあるので、最短距離を歩いた方が楽と判断。結果、30分くらいベビーカーを押してようやく到着。1番乗りだった。到着早々担当者から案内をうけるのだが、会場は2階でエレベーターはないので、抱っこで上がってくださいとのこと。講義中はずっと抱っこをし、娘が泣くときにはあやさなければいけないから、不便極まりない。メモもとれず、

          私的育休日記12 離乳食のこと

          私的育休日記11 育休の由無し事

          「育休をとって良かったか」をずっと考えながら過ごしている。どの立場から、どの視点で考えるかによって、答えはバラバラで一概に結論づけることはできない。けれど、育児に関わることで得られた(湧き上がる、という方が正確)充足感は何にも代えがたく、一生で今しか得られないものと感じる。娘が生まれて間もなく5か月。感じたことを少しだけ整理する(結局、整理は全くできてない)。 ◎育児をできて良かったか →間違いなく良い。新生児期、いくら寝かしつけても泣き止まない中でうんざりしたり、外出先で

          私的育休日記11 育休の由無し事

          私的育休日記10 寝かしつけのこと

          生まれてから1か月間、殆どの親は子どもに起こされてまともに睡眠をとることが難しい。それが段々落ち着いて、大人と同じ睡眠リズムになるのだと思っていた。幸い我が娘も、夜起きる回数は徐々に減っていき、授乳せずとも7~8時間位は寝てくれるようになった。 ところがここ1~2週間だろうか。寝かしつけのタイミングで激烈に泣き、両親の手を焼かせるようになった。何をしても泣き止まない。妻が添い乳をすれば寝ることもあるのだが、私には為す術がない。妻が風呂にいる間は延々泣き放しで、抱っこをしたり

          私的育休日記10 寝かしつけのこと

          私的育休日記9 おもちゃをつかむ娘

          もう少し前のことになってしまうが、バウンサーに取り付けたおもちゃに娘が手を伸ばすようになり、それをつかめるようになったことに痛く感動した。生後3か月位だったと思う。1か月の頃は「おもちゃ」と認識していたか怪しかったのが、4か月を過ぎた今は、おもちゃを引っ張って取り外せるようになってしまったのだから、子どもの成長は一瞬のうちに過ぎてしまう。 おもちゃを手にした娘の姿を見たとき、成長の感動とともに私の頭をよぎったのは「もしおもちゃ渡していなければ、娘は〈手で握る〉という経験を巡

          私的育休日記9 おもちゃをつかむ娘

          私的育休日記8 姿勢と風呂のこと

          どんな姿勢をとるかによって、娘の機嫌は驚くほど変わる。一番嫌いなのが、仰向けに寝かされる姿勢、つまり寝るときの姿勢なのだが、例え眠気をもよおしていたとしても、これで放置されると途端に泣く。おまけに、恨みがましくこちらを見つめてくる。どうやら、この仰向け姿勢は全般的に嫌いなようで、この体勢のまま抱っこしたとしても結構な確率で泣く。唯一自由に動かせる、首の自由が効かないからだと見ている。別に仰向けであっても首は回せるはずだけど、後頭部がベッドや親の腕とこすれて鬱陶しいのだろう。た

          私的育休日記8 姿勢と風呂のこと

          私的育休日記7 家族旅行のこと

          6月末、娘が生まれて初めての家族旅行をした。生後2か月の娘はまだ外界をエンジョイできる能力に乏しく、これは殆ど妊娠・つわり・出産を乗り切ってくれた妻への慰労が目的だった。とういか、じわじわと「旅行連れて行けや」の圧をかけられ続け、ついぞ決行した形だ。行き先は千葉にした。最初は熱海とか箱根とか手頃な温泉地を予定していたけど、どうせなら知らんとこ行こうぜとなり、身近なくせにあまり味わった記憶のない千葉を堪能したいと思った。 市原ぞうの国、マザー牧場、鴨川シーワールドなど、定番の

          私的育休日記7 家族旅行のこと