桜の紅葉

風が吹き、
紅葉した桜の葉が
かさかさ、
かさかさ、
と、鳴っている。

そして、
ひらひら、
ひらひら、
宙を舞いながら
落ちていく。

ふと足元を見ると
すでに地面に落ちた
葉がいっぱい重なっていた。
虫に食われ、
穴が開いているが、
なんだか満足そうに
横になっている。

過ぎ去った様々な時間を
懐かしむようにーーーーーー

詩・山田正史

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