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日々のこと

こんにちは
clusterでアイテムやワールドを作っているかずらです

リアルのことを書きます


本人の了承を得て書いています

うつ病の家族がいます
14歳の娘です

これまでのような日常は送れなくなり
彼女にとって生きることのすべてが苦痛になりました

喜びも希望もない絶望だけの、
這い出したくても出ることのできない
ただただ耐え続ける世界

出口が見えない

あるはずの光も
新しい朝も
希望の明日も

なにも見えない

疲れ果て今彼女に見えるのは、この苦痛の日々をを終わらせることだけ

私にはもちろん希望がみえます
良くなる将来がみえる

けれど本人には
そんなことはどうでもいいのです

死ぬほどつらい今生きている現実を
ただ終わらせたい

それだけです

もし自分がどれだけ頑張っても苦痛しかない世界を生きろと言われたら
やっぱり終わらせたいと思うのではないか

どんなに大切な人がいても
それでも…

娘は繊細でよく気が付き、想像力豊かで物語が好き、聞き上手で素敵な言葉で周りを心地よくさせる、かわいい普通の女の子だ

うつ病は脳の機能の病気だ(と思う)
もともとの素質にストレスが加わって引き起こされるのだろう

それが弱さだと言うのなら
それでも構わない
私は弱い心ごと娘が大好きで
弱いからこそ一層、彼女が素敵だと思う

弱いから見えるものだってある

優しくてきれいな心は
まともに傷を負ってしまう

私はきれいな心が大好きだ
だから彼女を誇りに思う

特に大きなきっかけもなく、病はじわじわ押し寄せた

彼女の繊細さや純粋さや真面目さ優しさ、そういうものが周囲と馴染まなかったときのストレスが、少しずつこころを覆っていった

私たちはもっと、生や死について話してもいいのではないかと
私は思っている

生きることや死ぬことは全ての人に関わる身近なことなのだから

ここからは最近書いた散文です

私の気持ちの置き場所が、ここにあることに感謝します

そして書くことを許してくれた娘に感謝します

元気になって二人で読み返し、
生きることの喜びに感謝して笑い合うことができる日を
私は信じている


うつ病は思っていたより
もっと深い闇で

思っていたより
どうにもならない
光を取り戻す日をただじっと
耐えて待つ

生きる喜びのない世界は
どんなに深い谷底なんだろう

優しくてにこにこ笑うかわいい子
笑えなくなったあなたも
私は変わらず愛している

人の痛みを教えてくれてありがとう

どんな日も
私はありがとうを言い続ける

次女がとてもしんどくて
もう無理つかれた死ぬしかないってなってて

長女にその話をしたら

私たちのエゴでもいいから生きていてほしいよねって、言ってて

次女は
私にとっていい結末は、もう死ぬことしかないって言っていて
彼女にとって生きることは苦痛でしかなくて

でも
苦痛でも
死ぬほどしんどくても

それでも私のために生きていてほしいと願うのは確かにエゴだけど

それでもやっぱり死んでもいいとは言えない

答えがない
なすすべがない


優しくてきれいな心は
今の世には染まれなくて
傷ついて生きていくしかない

私はこの子を産んで
幸せになってほしくて産んで育てて

でも
この世界をきれいにはできなくて

傷だらけになっても
トゲだらけの世界でも

それでもここで生きていてほしいって
言うしかないんだ

ごめんね


私は諦めるわけにはいかない

苦しい日も
悲しい日も
生きていくのがつらいだけの日も

やがて過ぎ去る事を
幸せな日が来ることを

私が
伝えなくては


どんなふうにしんどいの?って聞いたら
自分のいちばん大切な人を失ったような苦しみだって

彼女はなにも失ってはいないけれど
大切な全てを失ったような苦しみだと
表現するしかないほどに

紛れもなく彼女はそんな苦しみの中に
毎日いるのだと
私だけは知っていようと思う

わかることはできないけれど
そんな闇の中 彼女が一人で戦っていることを
私は知っていようと思う


闇の中のささやきを
光の中へ言い放て



そんなんじゃだめだと
周囲の圧力が痛い

こんな人間に価値はないと
思わせる人々の視線が怖い

大嫌いな自分
愛されたい自分
不寛容な社会
受け入れてもらえない今のままの自分

自分を追い込み
楽になるには死ぬしかないと思う人がいる

自分を押し殺して合わせる
そんな社会性、私はいらない
大切がことは
そんなことだろうか

社会よ気づけ
ただ存在することの素晴らしさに

あなたがいる
私がいる
それで十分だ


宇宙は今日も寸分の狂いもなく
同じ時を刻み続ける

その奇跡のただ中に
私たちは確かに生きている


宇宙には、始まりがある

この場所に宇宙が
存在しなかった時代がある

いま
ここに宇宙がある

確かに存在しなかったものが
いま確かにここに存在している

私が存在する前
私はこの世界に
その欠片さえにかった

確かにいなかった私は
いま確かにここにいる

すべては可能だ
この宇宙こそ
この私こそ

それを証明している


読んで頂きありがとうございました!

だいじょうぶ
私たちは生きて
この世界を歩く
知り尽くすことのないこの世界の
素晴らしさに出会えるまで
あきらめない

追記
今日から入院になりました
もうがんばれないと、泣き続けた娘を
私はうまく励ませなかった

がんばれと言っていいのか
生きろと言っていいのか
大丈夫だと言っていいのか
必ずよくなると言っていいのか
わからなくて
何ひとつ励ます言葉が見つからなかった

もうがんばれない
もう無理だという言葉を
ただひたすら
そうだねと
全てを受け入れた

必要なのはそれだけのような気もした

私は
あなたを
あなたのすべてを
受け入れている
あなたのぜんぶが大好きだ

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