自分の人生くらい責任を#ES公開中

『#ES公開中』

はじめ、こんなハッシュタグを見て不思議に思った。なんだこれ?と。

んで、この記事を見て、鳥肌が立った。

そして、もう一つ。近くでこんな動きがあった。

実はこの前日、このキャンペーンに誘われていた。でもどうしても行けなくて、結果的にこの記事を読んで、素晴らしい動きが近くで起きていることに興奮をした。

僕が就職活動を行ったのは約9年前。リクルートスーツを着たときからずっと違和感があった。転職する際もリクルートを受けたときに「面接でリクナビを壊したいです」と言ったくらいだ。

余談だがそのときの役員は優しく「君はリクナビで救われた人や会社を知ってからもう一度同じ言葉が口にできるかやってみたほうが良い」と言われた。あのときの役員は大人の対応だったと思う。

ちなみに僕のリクルートの最終選考の評価は「ポテンシャル人材、むしろポテンシャルしかない」である。

いや、今日はそんな話ではない…

話を戻そう。

この就活への違和感はその後、社会人でANA、リクルート、ベルフェイスを経ても変わっていない。

『#ES公開中』という言葉の意味とその背景を知ったときに、すごく良いなと思った。語彙力がないけど、なんか良いなって。

だから、自分がやってきた就活を通して、少しなにか伝えられればと。

前置きが長くなってしまった…僕が伝えたいことはこの3つ。

どうかどうか…就職ランキングに泳がされないでほしい
未来を見る前に過去をちゃんと振り返る大事さ
人間は弱いし、ブレる。でも悪いことではない。


急に出てきた不安と77の頑張るマン

先輩が就活は余裕と言っていた…が一変する。

2009年…


リーマンショック

各企業は急に採用を渋り始め、その余波が見事に就活に影響を及ぼした。

昨年採用すると言っていた企業が採用を止めたり、採用人数が激減したり…

不安はときにエネルギーに変わる。がむしゃらという言葉が似合うように僕は片っ端からエントリーした。

『77』

忘れもしないこの数字…僕がエントリーシートを書いた企業数。

マイナビとリクナビの人気企業ランキング1位から100位を片っ端からエントリーしていった。

とりあえず大手に行けば安牌だろうと考えていた。自分の意志とは全く別の人たちが決めたランキングの上で自分の人生を決めようとしていた。

今思えば、受かっても行かないでしょ?みたいな企業まで受けていた。

当時、大学の寮に住んでいたのだが、僕のあだ名は「頑張るマン」だった。卒業のときに寮の後輩からもらった寄せ書きの裏にデカデカと「頑張るマン!」と書いてあった。

余談だが、その後輩は、その次の年頑張るマン2世として大手の商社に内定した。


92点の面接通過者

面接は辞退せずにガンガン受けた。頑張るマンだったから笑

月曜から金曜までのスケジュールが下記のように埋まる。

朝:銀行

昼:化粧品会社

昼過ぎ:生命保険会社

夕方:メーカー

夜:OB訪問

土日はバイトとエントリーシート。

馬車馬のように面接を受けた。だからではないけど人一倍、話す力がついたし、最後の方は多分、だいぶなめて面接を受けていた笑

このTweetはネタだろ?と言われたが、ガチで何度か答えた内容。

こんな舐め腐った答えができるくらい面接のこなれている感がすごかった。

グループワークでは、試しにタイムキーパーで通過するかやってみよう!とか最後の10分まで話さずに、最後に逆転して通過してやろうとか、本質的ではないところで楽しんでいた。

多分僕がもし人事だったら、一番に鼻について落としているはずだ笑


ゲームルールと本音と建前

僕は不安に任せてエントリーしまくったが、面接は上手だった。あまり落ちなかった。

なぜか?

途中で就活にはルールがあると気づいたからだった。

要は相手が求めている理想の学生はなにか?という問いの答えになれば良いと。

◆1年目(新卒)に『求められているもの』はなにか?
◆『求められるもの』は今までの経験で得られているか?
◆HPに載っている社員が語っている言葉に近い言葉を使っているか?
◆沿革でその企業が大事にしてきたものはどこにあるのか?

この辺を見ると企業が求めている人物像が見えてくる。我ながらどこかのイケてるエージェントみたいな考えを当時はしていた笑

HPなどで情報収集し、用意周到に準備した上で、会場で面接待っている間に隣に座っている子に絶対話しかけるようにしていた。

「この会社をなぜ受けてるんですか?」と。

志望動機をどう作っているか確認するためだ。新たな視点が見つけられることもあるし、こいつ何も調べたないなとなることもある。

で最後は、「第一志望です!」そう。全社にそう言って建前を話した。

就活はEasyだとまで考えていた。結果的に8社内定が出たときに本でも書こうと思った。

ただ、8社の偽りの内定をもらうのと引き換えに僕は何を軸にして判断するのかを完全に見失ってしまっていた。

選べないし、内定をゴールにしていたので、その先に何もなかった。

とりあえずANAのパイロット。それが僕の1社目の選択だった。お金と女とわかりやすいステータス、最後の最後にものすごく薄い意思決定をした。


就活生へ

で、その数年後にベンチャーの人事をやっているなんて思わなかった。

内定が出揃ったあと、一応、両親に相談したが、こんな回答だった。

親は頼りにならない。なぜなら、働くのは結果的に自分だから。

僕はだいぶ遠回りをして今の仕事に着いている。すこぶる楽しいし、すこぶるやりがいを感じている。

やりたいことは30歳になってから少しずつ見えてきた。

だから焦らなくて良い。無理に作らなくて良い。

ほんの少しだけ真剣に自分と向き合って考えてほしい。

どう生きてきたのか?何を大事に決断をしてきたのか?当たり前にやってきた判断の裏側をちゃんと見てほしい。未来を見るためには過去を振り返らないといけないと思う。

ーー

1:親は先に死ぬ確率が高い。

2:人事は君が入社したあとは入社前ほど関与しなくなる。

3:入った会社に一生いる確率は低い。

4:今付き合っている人は多くの確率で別れる。

ーー

4は余談だが、人生はこんなもんなのだ。

あなたが想定しているよりも社会人になったあとに親には頼れない。

親が働いてくれるわけではないし、親が働いている時代と今の時代は異なるからだ。

人事も会社も、君のことを最後まで面倒は見てくれない。そんな時代は終わったと思う。

恋愛は…わからない笑

僕がここで話すのは止めておく。だから…

『自分の人生くらい責任を持とう』

社会に出るということは自由と責任を一緒に得られることである。

親が大事なのはわかる。僕もすごく大事にしている。

だからこそ、親に仕事楽しいよ、やりがいあるよって伝えられる子供で居続けてほしい。


最後に

『#ES公開中』

これは多分序章だ。これだけでは何も変わらない。

ただ、これをきっかけに少しでも行動に変えていければ、日本の就活は少し変わっていくと思う。

年を取るとだんだん必死にならなくなる。器用になるから。失敗が怖くなるから。たくさん背負うから。でもそんな大人たちが今必死に仕掛けている。

人事として、この動きに賛同するし、少しずつ採用のやり方も変えていく。

だから学生も自分のことを大事にできる決断をしてほしい。

どうか素敵な就職活動を作っていきたいものです。

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Yuzo Nishijima

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