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僕は元カノに土下座を4回して許してもらったから、僕は学生の間違いを5回まで許そうと思っている。


2019年にベルフェイスは9名の新卒学生を迎える。

垂直立ち上げだった新卒採用は大変だったが、非常に優秀な学生たちを採用できたと思っている。

その中で起きたいくつかのエピソードを残しておきたい。

今回はそのエピソード#1である。ちなみにちゃんとした振り返りはあるので、真面目なやつはまた今度にする。また今度ね。


僕は、たくさん間違ったし、たくさん謝ってきた人なので…

『どんな人も間違っても良いし、思いっきり厚かましく生きて欲しい。周囲は、それを受け止められる余裕を持っていて欲しい』

そんな世界だといいなと思っています。

今回はそんな話です。




■会場のざわつき■

「何か質問とかある?」

人事の僕が会場に問いかける。よく見る就活の光景だ。

僕の周辺には20名程度の学生が群がっていた。

「ベルファイアさんの今後のビジョンを教えて欲しいです!」

少し奥の方にいた彼女は明るく元気に質問した。学生が一斉にざわつく。

何人かは会社の案内資料を開き始めた。おそらく自分が間違っているのではないか、もしくは目の前にいるこの人事の所属する会社名はなんだっけ?と思ったに違いない。

僕が所属している会社は『ベルフェイス』だ。車は所有していないし、販売もしていない。

もしかしたら、僕の聞き間違えかなと思って、そのままスルーして、回答をした。

続けて彼女は言った。

「ベルファイアさんは本当に素敵な会社ですね」

確実に。。確実に言った。ベルファイアと言った。

ベルファイアはこれだ。


■社名と車名とは確かに複雑である■

僕はもともとANAに新卒入社したが、ベルファイアは飛行機ではない。

車だ。

そして、そもそもベルファイアではなく、「ヴェルファイア」だ。

VellfireとbellFaceだ。

意味も違うし、由来も違うし、もっと言うと、同じシャメイでも車名と社名で漢字で表すとさらに違いが鮮明になる。

シンプルに全然違うのだ。

ちなみに由来は下記になっている。

ベルフェイスには情熱はあってもクールにすかしている人はあまりいないし、車は作っていない。



■自責の念で捉える■

ただ、ベルフェイスとヴェルファイアは似ている。

実は、今回の採用活動の中で、よく社名を間違えられた。

ベルフェイスが正しいのに…

ペルフェイス、ベルファース、ベルフィスト、ベルファイター、ヴェルファイア、ベルシステム、ベルリッツ、フェイスベルなどなど。

ここは大きな課題である。ブランディング。

これが我々の今の大きな課題かもしれない。


それに…ベルフェイスは少し奇妙な会社で…

社長:中島

役員:西山

人事:西島

いやそれはわからんくなるわと。

もう一人の役員である吉本がむしろイレギュラーな感じがある。

もっと言うと、30人ちょっとの社員数なのに、

ニシジマが二人、コバヤシが二人、カネコが二人、フカヤが二人いる。

言っておくが、別に名前による優遇措置は取っていない。

ただ、中島さんから応募があった時は毎回心がざわついている。



■結局彼女はどうなったのか■

後日、彼女とは1on1面談を実施したのだが、開口一番に、

「ヴェルファイアって言ってすみませんでした!!私何度もヴェルファイア、ヴェルファイア言ってしまって…」

と謝罪から始まった。非常に清々しいと思ったと同時にクソほど笑った。

人生でこんなにヴェルファイアを連呼され、ヴェルファイアの名前を耳にしたのは初めてだった。心のどこかでこの人はヴェルファイアの販売員ではないのかと思うくらい、一生分のヴェルファイアを聞いた。

その後、2時間ほど面談をして、次のステップに進んでもらった。

色々とあって結果的に、ベルフェイスとは縁がなかった。

実はこの話にはオチがあって、彼女は来年から国内最大手自動車メーカーで働くようだ。

彼女からあの時の面談ですごくいろんな話ができて、就活も頑張れたと言ってくれた。ありがたい。

今回は縁が紡げず、人事としては残念だったが、面白い伝説を残してくれたことに感謝している。違う業界に入ってしまうが、一緒に日本を盛り上げたい。

今度は会った時に「あ!ベルフェイスの人だ!」とちゃんと社名で呼んでもらえるようにもっとブランディングを意識しようと思ふ今日この頃です。


ちなみに僕はテスラの車に乗りたい。

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