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「野又穫 Continuum 想像の語彙」へ

数日前に東京へ行きました。
美術系のメルマガで知った絵画展、
夏から気になっていたけれど、
暑さや交通費のことを思い躊躇していました。
でも関西へは巡回しないので、他にも訪れたい
場所があり、思い立って東へ向かいました。

東京オペラシティアートギャリーで開催されている
「野又穫 Continuum 想像の語彙」です。
24日までです。

アクリル絵の具でこんな作品が描けるなんて
すごいです。

すべての作品が写真撮影OKなので嬉しかったです。

こちらの絵が気に入り、ポストカードがあったので
買いました。


劇場のようにも見えます。


キリコの絵の世界に似てると思いました。
ほとんどの作品に人は描かれていないですが、
この絵には右下に小さく描かれています。


謎めいた立体作品もあり、面白かったです。


こちらの絵のタイトルは「東方へ 1」
今、人類の歴史にも興味があるので、このタイトルにも
船の帆にも、何か歴史的な意味が込められているのかなと
思いました。優れた航海術を持っていたフェニキア人の
タルシシュ船を思いました。


建築物の中に植物があります。


発達しすぎたテクノロジーのような
美しくも怖さを感じた絵もありました。


観覧車のようで観覧車ではないです。


近づいて見ると、不思議な文字が書かれています。
古代文字?それとも宇宙文字?


絵は大きかったですが、描かれている建築物も
巨大でした。
クラシックな建築が元になっている作品から
近未来風の建造物の作品まで、
知らないけど知っているような
どこにもないけどどこかに存在しているような、
既視感があり、なぜかとても懐かしく感じました。
古代に存在していたのか、未来の風景なのか。
人それぞれに思う印象は違うのではと思います。

最近、ドイツ・ロマン主義のノヴァーリスの
「青い花」を読みましたが、この本の中に
アトランティスという言葉が一度だけ出てきます。
野又氏の絵を見ていても、アトランティスの
ようだとふと思い、シンクロニシティを
感じました。
アトランティス文明の過去世を覚えているとか
そういうわけではないですが。
野又氏の絵を見ていると、心の中で何かが
波うってうごめく感じがするのです。
不思議で懐かしい世界に浸りました。

私は美術についても建築についても
知識は詳しくないので、このような
感想になりました。

日帰りでしたが、新幹線で東京に行き、
この絵画展以外にも素敵な時間を
過ごせて、よかったです。
体力的にも経済的にも行けるときには。







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