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市民ギャラリーで新発見

※いつぞやの日記を時間差で。

 病院の予約時刻まで、余裕がある。市民ギャラリーに立ち寄ってみようと思い立った。展示室をぶらり歩いてみると、名古屋で撮影された写真が多く展示されていた。

 一目見てどこの写真かすぐにわかるもの、撮影場所を見て意外に思うもの、色々だった。後者のタイプの写真は、本当に新しい発見だった。「その場所が、そう見えるのか!」と、驚嘆した。
 見慣れているはずの名古屋の有名スポットが、写真の中では初めて見る景色のように、新鮮だった。そこには、私の知らない名古屋の表情があった。

 街明かりと川面に滲んだライトを写した作品の主は、感性が私と似ている人だろう。撮影場所は、遠く離れた地の有名歓楽街。でも、ごちゃごちゃした雰囲気はない。

 どの展示室でも、作品に惹きつけられながら、創作意欲を掻き立てられた。すぐにでも写真を撮りたくなったし、絵も描いてみたくなった。部屋が強盗に荒らされたよりもひどいかもしれない散らかりようで、絵を描く場所がないけど……(苦笑)。

 ある展示室で「こういう感じがお好きですか?」と声をかけてきた小ざっぱりとしたイケオジ様と会話をしたら、その方が観ていた写真の撮影者だった。思いがけず、撮影秘話を聞くことがことができた。

 夢中になって、2フロアに11ある展示室を全部見て回ると、思ったよりもずっと時間が経っていた。時刻を見て、愕然。病院にお詫びと予約時刻の変更電話を入れて、診察を受けた。

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