やってみたらいいじゃない『社会人大学人見知り学部 卒業見込』(若林正恭)
面白かったなぁ!
そんな、清々しい読後感を得ることができました。
いつからテレビを習慣的にみなくなったかキオクが乏しいのですが(たぶん地デジ移行のタイミング?)、そんなわけでオードリーという名前は知っていても人間性や芸風まではよく知らないというのが正直なところです。
たまたま目について、なんとなく興味を惹かれたので読んでみました。
こじらせてるなぁ
もとよりそんな印象でしたが、エッセイを読んでみてもやっぱりそのままでした(そこがおもしろい所でもあるんだろうけど)。
えぇぇっ!そんなに?!
キャラメルフラペチーノ美味しいのに・・・(そこじゃない)
本の中には他にもいろいろ考え過ぎだったり、自意識過剰エピソードが面白おかしく掲載されています。
だからこそ、人と違った視点で物事をみることができたり、同じような考えの方々に支持されて人気があるんだろうなぁ。
斜に構えていないで、スタバでもイベントでもやってみたらいいのに。ミーハーな私としてはそう思っちゃいました。案外、楽しいよ、きっと。
周りの人に恵まれているなぁ
本を読んでいて、面白いと思ったのと同時に、良い人に出会っているなぁという感想を抱きました。
と言ってエクレアを手に握らせてくれたエクレアおばさんや、あるアイディアが浮かんだけれどもスタッフさんと真逆の意見だったために言えなかったため帰宅してから電話した同年代の作家さんに
だったり、もしその言葉をかけてもらえていなかったら、今の立場にはいなかったのかもしれないなぁと読んでいて思いました。勝手な想像ですが。
ちなみに、このエクレアおばさんが登場する「大丈夫だよ」という回が個人的ベストでした。
おじさん
たしかに!!!!!
と脳天を撃ち抜かれたような気持ちになりました。(そんなに?)
自分自身は比較的、会社の飲み会や大人数の飲み会も楽しめるタチなのですが、思い返してみるとほんとにその通りだなと。
説教じみたおじさんや、めんどくさいおじさんとは距離をおいて楽しく飲んでいたけれど、一般的に会社員としての飲み会はあまり楽しくないものですよね。特に気を遣いまくる若手のころは。
こんな人にオススメ
社会人になる人、なりたての人
なにかを極めた(ようにみえる)人の内面を知りたい人
クスっとした笑いを求めている人
立派な社会人(ってそもそもどんな?)からはレールが外れてしまったけれど、明日もちょっとがんばってみよっかなと思わせてくれるような本でした。
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