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魔法少女になりました⁉~第二話~    ~エマ~


エマ(小学生の頃)

やっほ~。エマだよ。元気な普通の小学生!え?嘘じゃないかって?いやいや、そんなことないよ。・・・・・・そんなことない。
「だー。何回やっても、割り切れない~。」
と、私。
「ここをこうやれば間違えないよ?」
と、友達のリオちが言った。リオちは見ての通り、天才少女。本名はリオ。私が好きで呼んでるだけだから、リオちは上の名前で呼んで欲しいみたいだけど。上の名前、忘れちゃった。てへ☆
「ありがとう!リオち!」
と私。リオちは照れくさそうに、
「別に。あんたのためじゃないし。」
と言った。いわゆるツンデレってやつなのかな?
「もし、私が学校に来なかったらどう思う?」
急に、リオちが言った。
「え?」
私が驚いて変な声を出すと、
「いや、何でもない。」
とリオち。リオち、私に何も言ってくれないけど、信用してくれていないのかな?そして、なんとなくで解散した。

リオち、どうして?

「リオち、どうして?」
リオちは、不登校になってしまった。一日くらいならわかるのだが、1ヶ月も休むのは流石に。頭の中に、リオちの言葉が響く。
『もし、私が学校に来なかったらどう思う?』
あれってそういう意味だったんだ。私、冗談だと思って・・・・・・。

あの時、行動すればよかった。
なにか、答えてあげればよかった。
後悔したって時間は巻き戻らない。
私は、リオちの記憶を消した。
消したというより、消された。
何者でもない、誰かに。
その時に何か、他の人の記憶も消された。
他の人が誰かは、わからない。

戦い(今)

私、エマ。
「エマ!」
ルオ⁈
「どした?」
私がそう聞くと、ルオは
「敵だ、敵。」
敵。始めてだから、腕が鳴るぅ!

「これ、手で持って。」
とルオ。渡されたのは、謎のステッキ。持った途端、変な光に包まれて・・・・・・。
「魔法よ、我に力を!エマ、ここに降臨!」
と気づいたら口走っていた。よ~し、頑張るぞ!
「俺様の名は・・・・・・。」
「ねぇ、ルオ。必殺技とか無いの?」
と私が聞くと、
「それじゃあ、魔法のステッキをふってみて。」
と言われた。言われるがままにふってみると、
「わあっ!」
炎が出てきた。私は、敵に炎をお見舞いした。
「俺様の名は・・・・・・。ぎゃあ!あっついな。なにすんだよ。」
「必殺!炎の雨!」
「俺の名は・・・・・・。」
なんか言ってた?
「倒した~。って自動販売機⁉どゆこと?」
倒した敵のところには自動販売機が置いてあった。
「それはね、その敵は元々、自動販売機だったんだよ。」
らしい。そっかぁ。←(信じているの、何で?)そして、私は家に帰った。

マスコットランド(天の声視点)

真衣

「倒して差し上げる!」
ここは、マスコットランド。今戦っているのは、マスコットランドの救世主、人間の真衣だ。真衣のパートナーは、ショウだ。ショウは、最近、マスコットランドにミニミニランドから逃げて来た住人だ。凄く強い。
「わたくし、貴女にはとても、苦労させられましたわ。だから。今ここで倒して差し上げます!」
「電気の神よ、我に力を!電気ショック!」
「雷雨よ、敵に攻撃せよ!」
と、手を伸ばして言う。すると、その手から、電気が放たれた。そして、その敵の上に雷が出た。そして、敵は自動販売機に戻った。
「ふう。」
そして、真衣は座り込んだ。ショウが、部屋まで運んだ。そしてショウは王様に挨拶をしに行ったが、誰か先客がいた。
「・・・・・・次の王はわたくし目に勤めさせてください。と言っているのです。」
と、先客。それを聞いたショウは、
(なっ!次の王はシズク様しかいない。)
と思った。ショウはシズクに恋しているのだ。
「ダメじゃ。シズクが王じゃ。」
と王様。
「そうですか。」
と先客は引き下がった。そして、王様の部屋から出てきた。
「あ。」
「あ。」
気まずそうな二人。そして、先客は、
「おい、お前。この事は誰にも言うんじゃねーぞ。」
と言った。ショウは、勢いに押されて
「わ、わかりました。」
と言った。そして、王様の部屋へ入った。
「こんにちは。いよいよ事態が悪くなってきてますね。彼女も最近苦戦し始めましたし。やっぱり、新しいパートナーに変えたりするんですか?」
「いいや、違う。ショウ、そなたが新しい技を身に着けるのじゃ。そなたならできる。わかったか?」
「はい。」
そして、ショウは新しい技、ビリビリ☆マックス雷雨を覚え始めた。特訓は大変だったが、シズクのためだと言い聞かせて、頑張り続けた。そして、ついにショウは新しい技を覚えた。真衣も、その特訓に付き合ったので、
「ビリビリ☆マックス雷雨!」
と言えば、敵の上に雷+雨を降らすことができるようになった。

こうして、マスコットランドの平和は続くのであった。


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