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行き先を失った負の感情は身の回りを彷徨う亡霊のように

私は昔から滅多に怒りません。それは周りからも言われることなので多分思い込みではないんだと思います。

怒り、憎しみ、恨み、嫉み、悲しみ、苦しみ、攻撃性…
こういった感情をいわゆる『負の感情』というようで、他の負の感情も比較的少ない方なんじゃないかと。

いや、負の感情が少ないってのはちょっと違ってて、ただただ表に出てきていないだけなんだと思います。

たぶん、全然怒らないと思われている人のほとんどは一緒で、怒りの感情がないわけではなく、表に出さないだけ。本当は心の奥ではイライラしてたりするんじゃないかと。


負の感情を表に出さない。それは"良いこと"なんじゃないかと思い続けていました。しかし最近だんだんと「本当に?」と思い始めているところでして、今回のテーマにたどり着きます。


表に出さなかった負の感情は、いったいどこへ行くのだろう


ちょっとしたイライラを飲み込んだ後、ふとそんなことを思いました。

行き先を失った感情は、体内に溜まり、いつか一気に溢れてしまうんじゃないだろうか。それとも、消化できてしまうものなのだろうか。

「少し溜め込んで、消化して。それができれば問題ないか」
なんて考えもできたけど、「負の感情を消化するのはなんだか体に悪そうな気がする」そう思うと、やっぱり適度に吐き出すのが一番良いのかもしれない。


私のように、吐き出すのが苦手な人間は、どうしたら良い?

人に感情をぶつけるのがとても苦手。でも、必要な感情はぶつけなければ始まらない。パートナーでも、家族でも、友人でも仕事仲間でも。大切な相手であれば、やっぱり時に感情をぶつけるのも大切なんだろうと思う。

『大切なこと』そう信じて、時にはきちんと感情をぶつける。

まあ、どうしてもダメな時は、日記だったり、何かしら『書く』という行為が一番良いんじゃないかとどういう時、どういう感情になって、それは言えなかった。そんなちょっとしたことを書いておくことで、自分のことをもう少し知ることができるかも。



行き先を失った負の感情は、亡霊のように身の回りを彷徨うんだと思います。消せないこともないかもしれませんが、困難で、放っておくと自分自身を苦しめます。

話したり書いたりして適度に吐き出すクセを身に着ける。その繰り返しだけが、自分に取り付いた負の感情という亡霊を取り払う唯一の方法なんじゃないかと。自分自身に言い聞かせています。

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