ブロードウェイミュージカルを映画館で見られる「松竹ブローウェイシネマ」というものがあり、WOWOWで「キンキーブーツ」を放映していたので視聴しました。映画館での上映には間に合わなかったのでWOWOWでの放送はありがたいです！

舞台は英国の靴工場。亡くなった父の跡を継ぐチャーリー。経営不振の工場を再興させるべく打ち出したのがドラァグクイーン向けのブーツ。劇中のナンバーをシンディ・ローパーが作っており、どの曲も文句なく素晴らしく、父と息子、古い体質からの脱却、ドラァグクイーン・ローラとの出会いなどがミュージカルらしくショーアップされてテンポよく展開されていきます。やはり見どころは、葛藤を抱えながら自分らしく生きていこうとするローラの圧倒的なパフォーマンス、そしてそんなローラとぶつかりつつも自らの道をみつけていくチャーリーの成長です。

まだ生では観劇したことなく、サントラを聴いていいなと思っていましたが、今回映像で観てストーリーも把握できたので、サントラもより楽しめそうです。

日本では初演、再演でローラを演じたのが三浦春馬でした。これが評判になっていて、三浦春馬の代表作の1つになっていましたね。これから日本のミュージカル界を引っ張っていく存在になるんだろうと思っていた矢先の悲しいニュースでした。彼のローラ、生で観てみたかった…。チケットを取らなかったのが本当に悔やまれます。

そして、再々演の上演が今秋に決まっています。三浦春馬からローラ役を引き継ぐのは城田優（三浦春馬とも仲良しでしたね）。チャーリー役は初演から続投の小池徹平。チャーリーの幼馴染で工場のスタッフの1人でもあるローレン役もソニンが続投。とても楽しみな布陣です。今度こそ、ぜひ生の舞台を観たいと思っています。チケット争奪戦になるんでしょうね～、頑張ります！