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ヒーローは誰も救わない

現地まで観戦に来てくれた方々には本当に申し訳なく思った開幕戦でした。

最終的に前へ逃げた面子のみが生き残った修善寺ラウンドday2は、物議を醸す結果となりました。

チーム的には負担の大きかった岡選手が逃げからドロップした時点でメイングループから抜け出すか、淡々と牽引しタイム差をキープして前方の崩壊を待つということが最善の策でしたが、追走に龍選手が乗っていたことからその判断に悩みました。

結果的に追走がメイングループごと脚切りにあうわけですが、龍選手の乗った追走を飲み込むまでの仕事をするチームはおらず、メインで脚切りまでのタイム差を維持するため我々が阿部と小野寺を出してコントロールを開始していました。

これはday1でも、順序的には牽く理由のない我々が牽引していなければメイングループはレース終了であったと思います。

自分の思いとしては、かつて那須ロードであったような、お見合いによってメイングループがなくなるレースを避けたいという気持ちがあります。

見かけ上、サバイバルレースの様相ですが、本来負荷をかけなければならない選手たちは早々にレースから離脱してしまい、結果的に勝負に絡むのは前にいけた強豪チームのみとなってしまいます。

それを今回やってしまったことに、少なからず責任を感じているところです。

牽く義理はなくともグループを率いることが出来るほど、我々の戦力は頭抜けてはいません。

誰かが力を発揮してそのときは救われても、それが必ずしも後進のためにはならないことが経験上あります。

今回の厳しい現実を受け止めて、自分たちが強くなろう、それしかないよね。

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