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買い物をしていたら、ミモザの香りのコスメ用品が売られているのを見かけました。そばにサンプルも置かれ、香りを確かめやすくなっています。

そういえばコロナ対策が厳しかったとき、ドラッグストアや化粧品売場では、こうしたサンプルや試供品が姿を消していました。
もしくは試供品の横に、アルコール消毒液を含ませたコットンを置いていたりと万全な対策を講じていました。

化粧品は、色味や質感が自分の肌に合っているのか分からないと購入を決めづらい商品です。香りを売りにしているものは嗅いでみないことには分かりません。

今は、コロナ前に戻ったような陳列が徐々に見られ、そうした試供品も手に取りやすくなっています。

ミモザの香りが気になり、サンプルの小さなボトルに鼻を近付けてみました。
マスク越しだったからか、サンプル品の香り自体が蒸発してしまったのか、何の香りもしなくて、ちょっとがっかり。
(ミモザの花って、どんな香りがするのでしょうか?)


売場から姿を消していたといえば、食品売場の試食コーナー。

オレンジやキウイなどカットされた瑞々しいフルーツが爪楊枝とともに置かれたケース、
一口サイズに切られた焼きたてのパンが盛られたバスケット。

ウインナーを焼いたり、うどんや鍋をぐつぐつ煮ている光景、

色とりどりの漬物をずらりと並べて、気になるものを選ばせてくれた店員さん、

「いかがですかー?」と遠くまで響く元気な声。
「そこのあなたも!」と通り行く人に声をかける姿。

試食を担当する店員さんは、明るく朗らかな方が多く、短いやり取りの中で交わした会話も楽しかったことを思い出しました。

店員さんと談笑する、しばらくやっていないことの一つです。

コロナの対策が緩和されれば、そうした活気ある売場も戻ってくるのでしょうか。
不安な点もありますが、人と人の触れ合いの場が増えるのは嬉しいことです。


そういえばコロナになってから、スーパーの地場野菜の売場で顔なじみになった店員さんがいます。
新鮮で量も価格も申し分ない商品が手に入るので、積極的に利用していたら、商品を陳列する女性の店員さんに顔を覚えてもらえました。
今では売場をちらっと覗くだけで
「いつもありがとうございます」
と声をかけていただいています。

私も挨拶を返し、時々おすすめの食材を教えてもらったり、「この野菜おいしかったです」と伝えたり、ほのぼのとしたやり取りを楽しんでいます。
お互いマスクをした顔しか見たことが無いのですが、もしかしたらこれから知る機会があるかもしれません。

安全に商品を提供してくださるお店の方々に感謝しながら、withコロナの生活を続けていこうと思います。




2023.03.14 朝

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