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ドーナツホール

せまく深い友好関係の話です。

既出5記事から見て取れるように不器用かつ欠陥の多い私ですから、適度に浅い関係を広く結ぶのが難しい。


受け入れてくれそうなあなたには、自然と尻尾をぶん回してはしゃいでしまいます。(わんわんになれてる!前記事参照🐶)

だいすきと思ってしまいます。


どうやらこれが良くない。

人間誰しも十割相性が良いなんて有り得なくて、ベストな距離感の探り合いだと思うんです。

コミュニケーションとは、互いに快適な距離の取り方を見つける作業の積み重ね。

スムーズに見つけられるとよろしいが、一筋縄でいかない時に拗れがち。


それはさておき、生来不器用かつ欠陥の多い私です。

適度な距離感見つけたり!と嬉々として想いの丈を表現したら、見誤ってたなんてこともしばしば。

素直病の弊害でもあります。

仕方ないんです。直そうにも上手くいかない。


そこに待ち受けるのは喪失です。

せまく深い友好関係しかない私にとって、この1つの喪失はあまりにも痛手。

失ったその相手より他に埋め手のいない大きな穴のようです。


こんな穴ぼこに過去の記憶を詰め込んである。

喪失した相手の数だけ空いた穴に、喪失した相手に関する記憶や情報を詰め込んで、埋め立てようとするけれど。

穴は穴だよ。埋めたところで埋まった穴があるだけよ。

しかも、記憶や情報なんて概念的なものを詰め込んでも詰め込んでも空をかくようで詰まらない。

つまらないってこと!


穴だらけの胸の中に今日もまた穴ひとつ追加です。

この穴を“ある”とするか“ない”とするかは、甚だ難問。


さよなら。


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