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『脳を鍛えるには運動しかない!最新科学でわかった脳細胞の増やし方 』【追加note記事】

本書は同じチームの蜆一郎さんに紹介して頂いた。そちらの記事も参照して頂きたい。

本書は体系だった理論のうえで論文の如く緻密に運動の効果を説くわけではないが、「運動」がどれだけ素晴らしいかはなんとなく知らしめてくれる。その点ではタメになるというか面白いものであった。ここでは実際に、筋トレを始めてみた私が運動の効果について少し語ってみたいと思う。

1 筋トレの効果

僕の身の回りの人達がラグビーやら柔道やらで身体が大きく、「身体を鍛えたら自分はどんな姿になるのか」という好奇心が強く働いたおかげで去年の秋ごろから筋トレを始めた。一番最初は自重トレーニングを行った。ネットでマットと腹筋ローラーを買い、腹筋や腕立て伏せなど気が向くままにやってみることにした。ただ、これでは効率が良くないことを悟り、小さなジムに行ってみることにした。自重トレからジムに行くようになるまでは確か2週間くらいだった気がするが、この短期間では流石に身体的にも脳(精神)的にも変化は見られなかった。
小さいながらジムに通ってみると、使い方すら分からない、筋肉に負荷をかけることだけを目的とした装置(つまり筋トレマシーン)がズラリと並んでおりなかなかにワクワクした。YouTubeで正しい使い方を学んでは限界まで自分を追い込んで頑張る。そんなことを3カ月近く続けた。3カ月程正しいやり方で継続しておけば、流石に実感できるかたちで身体の変化が起こった。例えば、大胸筋にハリが出てきて、腹筋も心なしか凸凹するようになったのだ。そして、本書との関連であるが、精神的な変化も確実に出るようになった。例えば、なんとなく「自信」がついたことである。これは筋トレによるホルモン的影響もあるだろうし、しんどいことを継続していることが他の人とは異なるという優越感も要因となっていただろう。
「自信」(これも実は厄介な言葉である)が筋トレによりどう付加されたのかを理論的に考えることは非常に難しいが、個人的な経験によってそこには一定の確信を持っている。

2 怪我

そして今も筋トレは順調に進めておりスタート時点とは見違えるような身体になった。という話の流れだと僕的にも非常に有り難いのだが現実にはそうはならなかった。端的には私が肩を怪我したからである。今でも覚えているが、肩の筋トレを終えて更衣室でTシャツを脱ごうとした際、肩の筋か腱に激しい痛みが刺さったのである。
YouTubeや本などで最低限の知識は身に付けていたし、この歳では「怪我なんて空想上の産物」とどこかで油断していたのだろう。恐らく初心者が知らず知らずのうちに無理な体制で筋トレをしてしまい、良からなぬ結果となったのだ。
最初の1週間では安静にしていたが特に改善しなかったので整形外科に行って飲み薬を貰い2週間程さらに様子を見たが6割程回復したのみで前回には至らなかった。今度は注射を打ってもらいさらに10日間程様子を見ているが正直8割程度の回復である。
現在はより細かい検査が出来る医療機関に行くか検討しているところだが怪我というのはかなりしんどいものだ。
そして、当然怪我のために筋トレなどの激しい運動は控えているのだが、やはり気分は明らかに落ち込んだ。怪我のストレスというのもあるだろうが、やはり筋トレによって支えられていたパワフルなメンタリティー(自信)はどこかへ消え去った。不本意だが、逆のかたちでも私は筋トレの効果を実感する羽目になったのだ。

3 まとめ的ななにか

筋トレによる個人的な効果の話に続いてわざわざ怪我に関する話もした。運動というのは本書でも散々述べられている通り、確かに素晴らしいものに違いないが、場合によってはそれは怪我とのセットでもある。「怪我なんてするわけがない」と思っていた自分も、いざなってみるとなんて浅はかだったか。人間するときはする。本書で運動を始めようと考える皆さんも怪我だけには気を付けて。当たり前だけど。

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