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感情を、探求の糸口にする

感情をいちいち感じていると、振り回されて、面倒くさいから、
理路整然と、頭で考えたことに従って、行動すればいい。

何かの感情が、胸の奥でうずいている感じがするけれど、
取り合わないで、なかったことにする。

ずっとそうやって、合理的に生きてきたら、
やらなければいけないことは、サクサクと行動できるけれど、
「自分は、本当は、何が嬉しくて、何が楽しくて、何がやりたいのか」が、
わからなくなっていた。

やっぱり、感情って、大切だよね!
そう思い始めたら、
今度は、不満や怒りの感情をストレートに出してくる人に直面して、
閉口した。

ふと、子供のことが頭に浮かんだ。
子供は、お腹がすいた、オムツが濡れちゃった、これじゃ嫌だ、と、
気持ちが悪かったり、気に入らなければ泣き、
美味しい! だっこされて気持ちいい! このおもちゃ面白い! と、
嬉しければ、無邪気に笑う。

大人になるにつれて、ストレートに感情を出すのは、
恥ずかしいし、わがままな気がして、
静かに、自分の中に、しまい込むクセがついてくる。

そう思ったら、この人は、子供のノリで、自分の感情のままに、
振舞っているだけなんだ、と見えてきて、
何が気に入らなくて、騒いでいるのかな、と、観察眼になる。

自分の中にも、子供のままの感情があって、
意識しているかいないかに関わらず、
結局は、好き、嫌だ、嬉しい、悲しい、といった気持ちが、
自分の行動の動機になっているのだと思うと、

どうして、そう感じたのか、を探ったら、
自分は、「本当は、何を大切にしているのか」が、
わかるのでないか、と思う。

やっぱり、感情は、無視できない。
感情に気づいたら、探求の糸口にしよう、と思った。


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