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何故僕が兼業集団を作るのか

前回「キャリア論と今後の働き方」を書いて4週間がたった。

“Noteを読んだよ”という声を実に頻繁に頂く。なんだかんだ50人くらい声をかけてもらっただろうか。その内容は「良かったよ!」や「頑張れ!」といった励ましから、理解不能な内容だと言われることまで様々である。勿論、この裏には傍観しているだけの者もいる。

僕の書き方が原因で、兼業にフォーカスしたNoteになってしまい、兼業を推進する提唱者のように見られてしまっていることに気づいている。しかし、厳密に言えばそれは違う。兼業はあくまで手段に過ぎず全員がやる必要は全くない。未だにしっくりくる言語化ができていなが、目的は「自由にワクワク生きられるステージ」を作ることだ。みんなは本当に心の底から自由に生きていると言えるだろうか?大半の人は生きられていないと思う。もちろん、「生きている!」と答える人もいるだろう。

喫茶店事業を通じて、さまざまな人に出会っているが、本当に多種多様な人々がいることがわかり会社の中は本当に狭い井戸であることに気が付かされる。

一般的には投資家、経営者、会社員などと区分けされるが、そんなことを言いたいわけではない。だいたい、兼業者・ニートみたいなそもそも肩書からはみ出しているやつもいる。ただ、僕が言いたいのはそこじゃない。生き方だ。自分の世界観を体現して生きる人、他人の人生に生かされている人、何も考えていない人など、様々だ。

ただ、僕の体験から言えることは、何かに挑戦している時や、何かに向かっている時のワクワク感や感情の高まりは、何ものにも代えがたい特別なものであるということだ。本気で部活動に打ち込んだことがある人なら、特に理解できるだろう。投資家でない限り、人生の大半を仕事と向き合うことになる。だが、部活動のように、情熱を持って仕事に取り組めているだろうか?

ただし、この話をする前に一つ前提を述べておきたい。
現在の人生が最高だという人はそのままでいい。僕の基本的な考えは「自由に勝手にやればいい」だ。(個人の責任下において何かをするときに、いちいちお伺い立ててくる人はイラっと来てしまう)ただ、自分の人生が最高でないと感じる人は、最高にするべきだというスタンスだ。

今僕が組織している組織がある。そこの真の目的は、「自由に心躍る時間をいっぱい作れるステージ・環境を作ろうぜ!」ということだ。とはいえ、「じゃあ何すんねん」という疑問があがってくるだろう。僕はたまたま喫茶店の経営という経験を通して人生がワクワクするように転換した。それは自分の事業を持つことで、様々な人との交流や知見が広がり、その複合的な要素が組み合わさってワクワク感を感じるようになったのだ。

そこで考えたのは、現在1つの職業に縛られて生きている人々を解放する組織を作ろうしている。本当の目標は、関わってくれた人が自由にワクワク生きられるステージを作ることにある。しかし、いきなりそのステージにたどり着くことはできない。まずは自由に生きられる選択肢を持てる状態にすることが重要だと考えた。

具体的には、経営者、個人事業主・フリーランス、サラリーマンという選択肢があるなかで、今、能動的にこれらの選択肢を取れている人はどれだけいるだろうか。僕自身サラリーマン以外の選択肢なんて考えたこともなかった。だが今は、個人事業主・フリーランスまたはサラリーマンであれば、それなりに生きていける自信はある。だが、経営者としてはまだこれからの道のりだ。この取り組みにおける僕のワクワクポイントはそこだ。まだ本格始動して20日くらいだが、本当にいろいろなことが起こるし、日々の活動が血肉になっていっている感覚がある。

まずは、メンバー全員がこれらの選択肢を自由に選べるだけの状態にすることが、直近のゴール。他人に用意されたレールをただ歩むのではなく、自らの非凡な才能を活かして自分でレールを切り開くこと。その過程で、ワクワクという感情が自然と付いてくることを信じている。

(取らぬ狸だが)今後組織が大きくなったときのことも考えたりもしている。そもそも、何故社会人になると、熱くなれないのか。僕なりの考察をしてみた。

改めて思い返すと部活動は妙にやる気を持続させる仕組みがうまいのだ。例えば定期的に大きな大会があったり、自分たちの裁量が大きかったり、組織で1つの目標にむかったり・・など。

だが、これを現実の社会に落とし込むとやる気を維持させる難易度が桁違いに上がる。まず大前提部活動と違い”ルール”が存在しない。また、関係者もフィールド上の限られた人数から解放されて世の中すべての人が参加者となる。この複雑な状況だと個人の裁量による影響値が可視化できないし、ゴールとなる指標もない。ともなると、そもそも、やる気の維持が極めて難しい状況になる。それはつまり、何かに向かっている時のワクワク感や感情の高まりが起こりにくいことを意味する、

僕の組織では、絶対にそれを起こしてはならない。今画策しているのは、熱量高い状態で一緒に走っていると、気が付いたら結果的に経営者・個人事業主・サラリーマンとして選択できる環境を作ろうとしている。

僕自身経営者としてはよちよち歩き状態だが組織メイキングにおいては細心の注意を払っている。前回noteを書いたとき「兼業やってみたい」という声は本当にありがたいことに何件も頂いた。ここまで読んでくれたならわかると思うが、私が目指しているのは、兼業の域を遥かに超えたものだ。一緒にやるという声をいただくこと自体は嬉しいが、「シンプルに体力的にきつい」。大方の事業数値の目標もあり、それに向かってやろうとしているため休日昼夜問わずやっている。

そうすると、人間の現状維持バイアスが働く。人間だから当然だ。ただ、現状満足していない人が何かを変えようとするならば未来を変える必要がある。そこに生じるきつさは、必要な犠牲だと考えている。そのうえで、一緒にやってくれているメンバーには本当に感謝の気持ちで一杯だし、現状維持バイアスに負けないような仕掛けが必要だ。

そこで、まず僕がやるのは見ている方向の共有だ。今何を感じてどんなことをしようとしているのかは、最近毎日noteに書くようにしている(事業漏洩的な観点からも、非公開にしようかなとも思っている)。

そして、次に重要視しているのが一緒にやってくれるメンバーのwillだ。この構想を先輩経営者に相談した時にしっくりくる話が合った。この構想は、少年ジャンプの「ワンピース」の世界観に非常に似ているし、目指すべきだと。ルフィーは「海賊王になる」ことが夢だが、乗組員は違う。応援はしているが、乗組員の夢ではない。だが、彼らは同じ船に乗っている。乗組員はそれぞれ、世界一の剣豪になること、全世界の海図を描くことなど、異なる夢を持っている。それでも彼らが同じ船に乗っているのはビジョンを共にしているからだと思っている。

ここでいう「船」は僕が作っている組織を指し、「海」はビジネスの世界全体を象徴している。現段階では、「何となく面白そう」「この先に何かあるかもしれない」という好奇心それだけ感じもらっていたら、十分。その好奇心を一緒に探求する環境を築き上げていく。

次に週単位で成長実感がある環境作りだ。ここだけ聞くと、どれだけ良い社長なのかと勘違いするかもしれないが、要は限界まで当事者意識をあげることを促している。ここでどれだけ当事者意識を持てるかでワクワク感(≒成長実感や意義)が変わってくる。

体力的には絶対にキツイはずなのに、今のメンバーはよくついてきてくれるし感謝しかない。僕の考えている描く「ワクワク」を目の前で体現してくれている。

そして、ここまで実現できたうえで最も注意を払っているのが組織の水は絶対濁さないということ。もちろん、ある一定の規模に達することができれば、ワーカーという働き手も必要になるだろうが、中心メンバーには特に大きくなってほしいと心から願っている。


立ち上げ組織のtop画像(今メンバーが作りかけかもしれないが勝手に拝借)

この組織の名をWave In Confluenceという名をつけた。色んな才能があつまり、新しいキャリアの選択肢を追求していく。この集団(Confluence)から生まれる小さな波(wave)が世の中にインパクト与える集団になりたいという意味でつけた(僕自身絶望的にセンスがないらしく、この名づけ背景とかは↓を参照してくださいw)。

今一緒に働きたいと思えるのは、熱量が高く今まで書いたことが理解できる・なんかワクワクすると思った人だ。だが、そうそうそんな人はいない。(できれば左手をスマホに改造しているくらいの奴が望ましい僕もスマホに改造する予定だ)

僕の経験上、2:6:2の法則は不変だと思っている。喫茶店を立ち上げた時や、前回のNoteの反応を見ても、この法則は変わらない。僕の取り組みに対して常に応援してくれる層が2割、何をしても関心がない層が6割、何をしても批判的な層が2割だ。

喫茶店を始めた時、地元の人たちは店に来てくれたり、オンラインでドリップバッグをまとめ買いしてくれたりする人たちが2割。全く無関心な人が6割、うまくいかないからやめておけ、飲食業を甘く見ている、若いのに無理だと言ってくる人が2割だった。

前回のNoteの反応も似たような割合だった。つまり、何が言いたいかというとこの求めている人材に会うために色んな人と話をして、接点(母数)を増やして共感してくれる2割を増やすのが仕事だと思っている(その分アンチも増えるだろうがw)。今回はそういった面も兼ねてこれを書いている。

さて、ここまでは抽象的な話が多かったが具体今何をやっているかというと
「ゴリッと丸ごとマーケティング(ゴリ丸)」というサービスを立ち上げた。

これも現時点のイメージ画像なので明日にでも変わってるかも

一言でいうと、定額制総合マーケティング事業だ。定額制でお金を頂き、その中でHP制作・運用、チラシ制作、SNS運用など、何でも、ござれのサービスを提供している。最近突然僕からInstagramフォローしてくれだ・お客さんを紹介してくれだの送られてきたかもしれないがご容赦ください。

この事業を選んだ理由は、僕が得意とする分野である、ウェイコンにとって最も望ましい事業体であるからだ。僕の会社とお客さんがすべて契約を行い、それをウェイコンメンバーに仕事を再委託する形をとっている。

このサービスのコミュニケーション手段は基本LINEを考えている。これならば、昼間はサラリーマンとして働きながらでも対応できる。メンバーの手が回らない場合は、外注することも検討している。

この事業計画には、広報、人の配置、報酬制度、契約周りなど、考えなければならないことが無限にある。この2週間でメンバーも見違えるようなスキルセットと視野を持つようになっている。正直に言うと、僕が色々と教えなければならないと思っていたが、それは杞憂だった。メンバーの成長の角度は想像以上で、おそらくもう僕の能力を軽く超えている。

直近の目標は、案件の安定化と、ウェイコンメンバー向けに都内にワーカースペース兼カフェを作ることを考えている。ここまで読んでくれた人で、「僕・私なんか手伝えそう!(なんもできないとかでもOK)」と思う人がいれば、是非声をかけてほしい。全力で同じ話をして、スカウトしに行く。一緒にこの世界観を作り上げましょう!!

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