不登校が放送大学を最短卒業した話⓵

この度は、こちらのサイトを開いていただき有難うございます。

Twitterのほうでせっかくご反応をいただきましたので、この記事では前半後半あるいは3部くらいに分けて(通信指導攻略/マークシート式攻略/記述式攻略等。余り攻略とか効率とかいう言葉は好きではないですがその意味は後述。)、参考程度の自分の半生と共にどのようにして最短卒業+A評定8割(社会と産業コース)で卒業したのかを詳らかにし、これから放送大学で学びを始める方や、学びに煮詰まっている方のもとへ、何某かの寄与になれば幸いにございます。

前略プロフィール

まずは参考程度に私のプロフィールから。

小学~中学まで不登校の引きこもり。中学3年に保健室登校を始め、少しずつ人に慣れ何とか通信制高校に入学。字義通り高校デビューし卒業まで至るも、働きながら通学していたため殆ど勉強する余地がなかった(もっとも、言い訳かもしれない)。もともと読書は好きで、引きこもりの頃はよく小説を読んでいた。

ちなみに通信制高校はイメージ通りカオスではあるものの、様々な事情を抱えながら通学している人が多かったため、当時人が怖かった自分にとりお誂え向きの環境であった。言うなれば社会のマイノリティが集まる場所で、生きづらさを感じる人にとって「通信制」という制度はそもそも向いているのかもしれない。人が暖かく、通俗的な偏見や差別も比較的少なく、全体的に理解が深いように感じた。

経済的事情からその後すぐに働くなかで大卒資格の必要性を感じたのと(まだまだ学歴信仰は根強い)、なにより教養を深めたく思ったあくる日、恩師に放送大学の存在を教えてもらい、入学を決意。最短卒業を目標にする。

計画と実行

4年卒業を目標にし、124単位を8学期で割り、1科目2単位として1学期7~8科目+面接授業で目標達成するという計画を入学当初に決めた。卒研は最初から視野に入れなかった。栞や科目登録表を隅々までまず一読し体系を理解、土日の学習センターの催しは大体参加、学習相談を積極的に利用、Facebookのバーチャルキャンパスへガンガン質問、などかなりアクティブに動き情報を集めつつ、まず放送大学の質感に慣れていった。現在ならばTwitterなどでの情報収集や学友との交流がよいのかもしれない。

1年目はまずシステムに慣れることで精一杯、試験結果も芳しくなく(最初から訳も分からず記述式を取ってしまった)、過去問の存在も知らず、そのときはGPAも考えずただとりあえず単位取得に専心した。

仕事と学業の両立

比較的休みが取りやすいところだったため、試験日や試験前は休みや有給を取り、仕事終わりはお店に入り試験前に集中的に勉強した(大体3~4時間ほど、休日は1日中)。詰め込みすぎると混乱するのと、余り早くから網羅的に勉強しても忘れると判断したため、勉強をしない日とよくする日を分けメリハリを作った。
また、私は性格上仕事に脳のリソースが割かれるため、自分の波を把握し、余裕があるときに重点的に勉強時間を費やした。家事をしながらラジオ授業を聴いたり、倍速、あるいは教科書の朗読であれば放送授業を聴かず(先生ごめんなさい)教科書だけ読む。大抵通信指導、試験は教科書から出題されるため、教科書を中心に、放送授業は興味があれば視聴する程度だった。


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と、ここまで書いて、夜も更けてきたので一旦休憩します。次回は通信指導、試験、過去問、マークシート、記述式、面接授業とそれぞれの勉強の仕方について記したいと思います。何かの参考になれば幸いです。

私はオンラインを受けたことがないのと、開講科目には基本的にチャレンジしなかった不良者なので、その辺りの記述はできませんが、ともかく言えることは過去問を制するものが科目を制する!なので、どうぞ今からでもDLしてみてください。過去問は都度更新され消えていってしまうため、小まめな保存をお勧めいたします。

ちなみに、放送大学は非常によくできたシステムで、私のように効率的に学ぶこともできれば、海のように深く広く学問を掘り下げることもできます。本来効率的に学ぶという行いは姿勢として褒められたものでは決してないですが、当時の私にとっては必要なものでした。今では4年卒業などの縛りなく、再入学し気ままに学んでいるので、放送大学に限らず様々な分野や書籍を探索して2週目として深い勉強をしています。まさに生涯学習として。
ほかにも、様々な事情で早く卒業しなければならない、単位を取得しなければならない人が居るかと思いますので、どちらかというとこの記事はそうした方々向けかもしれません。

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それでは、拙文をお読みいただき有難うございます。

また需要があれば時間があるときに第2弾を書きますね。
ではでは。









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