不登校が放送大学を最短卒業した話②

さてさて。
先日は、拙文をお読みいただき、有難うございました。
今回初めて読まれる方も、よろしければ前回第一弾目をご覧いただければと思います。

構成を考えたのですが、一度に簡潔にまとめるより連載型で一つ一つを細切れに書いた方が頭に入れていただきやすいのではと考え、大体1500~2000字を目処に記述してまいります。また、隅々まで読まずとも、ご自身の興味のある部分だけ読みつまんだり、また今後に学んでいくなかで躓いたときに、この記事を思い出して振り返るなどの材料になれば光栄に存じます。

***

前回は、簡単なプロフィール自己紹介と、計画設定、仕事と学業の両立など、赴くままに記述いたしました。今回はそこから更に進んで、具体的なの勉強法の前段階、準備運動について記してみたいと思います。当然ながら、学び方は千差万別ですので色々な記事や呟き、投稿など情報収集をするなかで良いとこどりをしたり、試行錯誤しながら自分だけのオリジナルメソッドを造るきっかけに寄与させていただければ、と願っております。

科目の選び方

では早速。
私は前回、過去問を制するものは科目を制すると述べましたが、それと同じくらいどのような科目を取るかという選択は大切です。

というのも、科目によって当然ながら難易度はグラデーションであり、じっくり学びたいのか、それとも単位取得やGPA向上を優先としているのか、で選び方が全く異なるからです。

まず確認したいのは、平均点、マークシート式/記述式/併用式、開講/閉講科目、試験日などです。
いくら効率重視をしたかった私でも、さすがに中身のない学習は避けたかったので、自コース/他コース、あるいは面接授業など卒業に必要な単位数を始めに入念に確認したうえで、興味のある科目をアトランダムにピックアップしていきました。

専門科目のほうが難しい、など様々な成文律はありますが、私自身正直それを体感したことはなく、難しい科目/易しい科目はどこに区分分けされていても難しい/易しい、何故なら自分と相性が合うかどうかだから。という直観のもと基盤、導入、専門科目と関係なく選んでいきました。

むしろ、教員による出題の傾向を早めに掴んでおいたほうが話が早いです。そのために過去問を見る。過去問を見て、大体自分には解けそうかどうか最初にある程度判断しつつ、ここで平均点も一緒に見ます。
このときに、過去問を初見でみた難しさと、実際に履修し「さぁ試験前の力試し」で最終的な過去問の照らし合わせで感じる難しさとの差異の感覚を覚えていたほうがよいと思います。それはそのまま自分の勉強以前/以後の伸びしろの把握に直結するからです。

開講科目でなければ平均点が例年二学期、科目登録の冊子に明記されているので、そこから趨勢を汲み取ります。たとえば私ならば、1学期に7~8科目とらなければならないとして、仕事の忙しさも加味したうえで、うち4~5科目は易しい科目をとりつつ、1~2科目は普通~難しい科目、1科目程度は記述式をとろうか、などバランスを考えながら選択していきました。

記述式は本腰を入れる必要があります。当然ながら難しいですが、私は記述式によって論述力が向上した気がいたします。何故ならマークシートとは違い、即興演奏のようにアウトプットせざるを得ないからです。
せっかく大学に入られたのであれば、ぜひ一度ならず二度三度と、記述式を取ってみてください。マークシートとは違い、通信指導では実際に赤ペンの添削が入ります。また、記述式については詳しく後述いたします。

そして、閉講科目にも注意する必要があります。たとえば自分が興味がある、あるいは必要な科目を次学期に回したい際には既に閉講していることがあります。試験日については、上記のプロセスを踏むことで自然と淘汰され残る科目と受けられる日にちを照らし合わせればよいと思います。添削に時間がかかるので大体記述式が試験日前半になっていることが経験上多かったように感じます。

また可能ならば、学習センター、取り扱いのある本屋さんなどで興味のある教材を先んじて読んでみてください。あるいは、WAKABAから教科書の第2章まで試し読みできるサービスがあるので、そちらも活用されてみてください。

***

以上、今回は科目の選び方に特化して書きました。なかなか本題の勉強法に進みませんが、備えあれば憂いなしで準備を侮るべからず、いかに学ぶ環境を整えるかが肝になってまいります。

なお、私は最近科目を余り取っておりませんので、システム改訂などあり得るかもしれません。もし相違があった場合は、お気軽にお申し付けいただければ、可及的速やかに訂正いたします。

それでは、不定期ですがまた合間をみて、無理なく更新いたします。
引き続き気楽にお付き合いいただければ幸いです。







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?