劇場版ハイキュー‼ゴミ捨て場の決戦

最近は仕事、もとい人生に対するモチベーションが著しく低い。
何をしても楽しくないし、何が起きてもうれしくない。
感情の起伏がなくなっている。
どうしたらいいのかわからなかったのだが、今日観た映画でその答えがわかった気がする。

かつて少年ジャンプで大人気。その名の通りバレーボールを題材にしたハイキュー‼
主人公が所属する烏野高校が、因縁の相手、音駒高校とぶつかる。


まずは映画自体の感想ですが、当然面白かったです。
前回見たスポーツジャンルのアニメ映画が「THE FIRST OF SLAM DUNK」だったから、映像のキレイさとか、試合のリアリティとかをハイキュー‼に期待しすぎていたところはあったけど、後述するハイキュー‼ならではの良さがあった。
個人的に一番ぐっと来るのは、ツッキーがバレーを楽しんでいるところ。
ツッキーは人間の悪いところといいところを両方持っていて、自分に似ているって思う人も多いんじゃないかな。
冷めてて、どこかで他人を見下していて、ちょっと自分がついていけないって思うと才能という言葉でごまかして、逃げ出して、でも本気でできる人をうらやましくも思っていて、負けたくないっていう熱い気持ちもあって、、、、


そんなツッキーがよぉ、頑張ってるからよぉ、、、オレも頑張ろうって思うんだよなああ!


・・・買おっかなー、ハイキュー


とまあ映画の感想はこんな感じです。
これから見に行く人は、漫画を一度読んで、内容が分かった状態で見るのをお勧めします。
物語の背景を全く知らないと、フーンで終わってしまうかも。


さて、本題です。

今の自分は「目標に向かって、本気で努力して、全力で喜ぶ。」
そんな気持ちが一切無い、ハイキュー‼のキャラクターたちとは真逆の状態。将来に向けての漠然とした大きな不安があり、とりあえず資格勉強をして、日々の仕事をこなしている毎日。
正直全く楽しくない。

学生の頃って、もっと毎日楽しかった。小学校も中学校も、高校も大学も、今よりずっと感情の衣服があって、一生懸命毎日を過ごしていた。

何が足りないのだろう?どうしてあの頃は生き生きしていたのだろう?
「大人になったから」「仕事だから」「やりたいことができていないから」
これは全部間違い。
だって、大人でも楽しそうに生きている人はいる。
楽しそうに仕事をしている人もいる。
「やりたいことができていない」はある種正解なのかも。
けど、中学のバレー部はめちゃめちゃやりたかったわけでも、めちゃめちゃ頑張っていたわけでもないけど、楽しかったし、高校で入ったバスケ部は、めちゃめちゃやりたかったけど辞めてしまったし。
今の自分の不満は、普通に社会人をやって、その枠の中でやりたいことをやっているだけでは解消しないと思う。

でも今回、ハイキュー‼を見て、今までの自分になかった新しい視点、今の自分にとっての答えが出た。

過去の自分にあって今の自分に足りないものは、
それって、人によってはすごく当たり前で、当然のように手に入れているものだと思うけど、

仲間

です

ハイキュー‼は「繋がり」がテーマの作品だと勝手に思っております。
バレーはボールを繋ぐ競技で、その、ボールを繋ぐ競技を通して人と人が繋がっている。
チームメイトが、他校のライバルが、お互いを成長させあって、お互いを認め合い、切磋琢
磨しあう姿が描かれている。
そんなハイキューだからこそ、今の自分に仲間がいないことに気づけた。

一緒に目標を同じく努力して、本気だからこそ時にぶつかり合って、、そんな仲間、ライバル、欲しいな。

自分の力で頑張りたいって思ってやってきたけど、自分だけのために動ける範囲ってそんなに広くない。そんなに強い人間じゃないよな。

仲間を作るとかって、社会人になってからの自分が拒絶してきたことだから、結果今の自分の環境も納得というか、自業自得というか。けど、今気づけて良かった。
一緒に働きたい、頑張りたいと思える仲間を増やしていきたい。

自分が働きやすい環境は自分で作る。

まずは、初対面の人を必要以上に拒絶したり見下したりせず、一人の対等な人間として接することから。

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