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7マンゴー製作所金融商品ポートフォリオ2022/09/29

はじめに

 約二か月ぶりにこの記事を書くが、米国の金融引き締めと岸田内閣の自由な経済活動の妨害で、日本国の経済は大打撃を受けた。その間に、安倍の国葬が行われその予算について賛否両論があったわけだが、このような、国葬や給付金ご送金などの微々たる行政の支出を大々的に報道するのに対して、大量にワクチンを廃棄してコロナ予備費を無駄遣いした西村康稔には、一切追求しない状態となっている。

 この12兆円から、いったいどれだけのお金を中抜きしたのか?その実態を追うことは不可能となっています。それはさておき、このように経済対策と称して、バラマキを行ったにもかかわらずGDPが減少したのは、岸田内閣が日本経済を潰そうとしているように見えるのは、筆者だけだろうか?マイナス成長については、ニッセイの経済指標ウォッチャーのPDFで説明されています。

日本GDP成長率(2022年1-3月期) 再びマイナス

 そこで今回は、日本経済が円安の影響でドルベースで価値が下落していくことを踏まえて、分配金の記事を書いていくことにするが、そのまえに10月から物価が上がる記事を紹介したい。

10月値上げラッシュ問題

 実は、来月から様々なものが値上げされる。有名なものを上げると、マクドナルドのハンバーガーが、130円から150円に値上げされるという。NHKなどの報道によるとこれ以外にも様々なものが値上げの影響を受ける。

 今回ご紹介する記事で、「民間の信用調査会社の調べでは、値上げはなんと6500品目以上にのぼり」とある。なんと6500品目の物品の価格が上がるというので、この数字はほとんどの商品が値上がりすると見て間違いないだろう。

どんなものが値上がりするの?

民間の信用調査会社、帝国データバンクが国内の主な食品や飲料のメーカー、105社を対象に8月末時点での値上げの動きについて調査したところ、10月の値上げは6532品目にのぼることがわかったということです。

値上げ率は平均でおよそ16%。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220928/k10013840981000.html

値上げされる主な品目は、以下のとおりである。

▼水産関係の缶詰やハム、ソーセージなどの加工食品が1819品目
値上げ品目は、水産缶詰、ハム、ソーセージなど
17%上昇、原因は、原材料、物流、包装資材、円安などである。

マヨネーズやドレッシングなどの調味料が1800品目
値上げ品目は、マヨネーズ、ドレッシングなど
18%上昇、原因は、原材料、包装資材、円安などである。

ビールや炭酸飲料などの酒類や飲料が最も多く2835品目
値上げ品目は、甲類焼酎、チューハイ、ビール、発泡酒、炭酸飲料など
15%上昇、原因は、原材料と容器の価格高騰が原因である。

キャンディやせんべいなどの菓子は22品目
値上げ品目は、キャンディ、氷菓子など
12%上昇、原因は、原材料、包装資材、円安などである。

チーズなどの乳製品が48品目
値上げ品目は、チーズ類など
16%上昇、原因は、原材料、円安などである。

 注目していただきたいのが、上記に円安という文言が多く見受けられることだ。原材料高騰は、以前から起こっていたが、今回の値上げ騒動には円安が反映されることになる。

家庭の負担はどのくらい増えるの?

 今回紹介した記事で、家計の負担がどのように増えるのかについて、帝国データバンクを引用しながら解説しているが、なんと年間6万8760円の負担増加となるという。

帝国データバンクの調査では、この秋の値上げを含めことし1年間に行う値上げは、合わせておよそ2万品目にのぼることもわかっています。

この調査の結果と、総務省の「家計調査」をもとに試算したところ、2人以上の世帯では1年間で家計の負担が6万8760円増加。

担当者は今後の値上げの動向については「いつかは収束すると思うが、原材料価格やエネルギー価格の上昇、円安はまだ続くとみられ、値上げはしばらくは散発的に続くと思われる」としています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220928/k10013840981000.html

 この記事でNHKは、日本総合研究所関西経済研究センター 若林厚仁センター長の言葉を引用して、「上手に買い物して」と国民の自己責任論を展開した。

ではどうすればいいのだろうか?

 以上が、今後も円安が続く可能性がある要素だが、ではどのように円安の対策をするべきだろうか?次の項ではそれについて書いていくことにする。まずは、価格が上がっている物を買わないということが重要になる。
水産関係の缶詰やハム、ソーセージ
 
こちらに関しては、加工肉の購入をやめて鶏肉などの未加工の生肉類に置き換える。理由としては、生肉の方が原材料費や円安の影響を受けにくいからだ。
マヨネーズやドレッシング
 こちらの調味料に関しては、原料が油とグルタミン酸ナトリウムなので買うのをやめることで健康にも良い効果があるだろう。具体的には、頭痛や嘔吐、緑内障や味覚障害など脳の海馬や視床下部に影響を及ぼし、これが末端神経に蓄積されると痛風の原因となる。
ビールや炭酸飲料などの酒類や飲料
 アルコールなどは、贅沢品や嗜好品なので、やめるか代替品に置き替えていくことを強く推奨する。アルコールは、体内で分解されるとアセトアルデヒドという発がん性物質になるので、飲酒をやめると出費だけでなく医療費削減にもつながる。
キャンディやせんべいなどの菓子あるいは氷菓子
 
キャンディやせんべいまたはアイスクリームなどのお菓子の原料は、小麦粉お砂糖バターに乳製品そして、依存症になりやすい合成甘味料などが含まれている。これらを接種すると、糖尿病や脳機能障害の原因になるので、これらの菓子や氷菓子の購入を一切控えることで病気になるリスクも減り、医療費の削減につながる。そして、上記のすべてを削減すると民間のがん保険などに入らなくても済むようになる。

お菓子を食べないと人生に満足できない人もいる

 だが、上記に書いたようにお菓子を買うのをやめて甘みの無い生活では、人生に満足できない!そんな人もいるだろう、そのような人は、エリスリトール入りのスイーツを推奨する。

 スクラロース、アスパルテーム、エリスリトールなどで検索すると、糖尿病の人でも食べられるスイーツが出てくるので、これを我慢して少量づつ食べていずれは、甘みを卒業していただきたい。
 私はマンゴー試食の影響ですでに、アイスやお菓子などの甘みを減らしてきた、そして今は、お菓子を自分で買わない段階にいるので、あとは甘みを日常から減らしていきその浮いた金を投資に回している。これを読んだ読者もぜひ、お菓子やアイスを買うのをやめてみてはどうだろうか?もちろん以下のようなスクラロースアイスもやめることがベストだと思う。

 もちろん、少しは購入しても良いかもしれないが、上記にあげた5種目の購入をやめると、年間68760円の値上げに十分に対応することができるとNHKの記事を読んだ筆者は考えている。加工肉はやめて鳥の生肉を買い調味料は、塩か醤油だけにして、酒とお菓子は一切買わない。これをやるだけで十分な対策になるだろう。

原因は円安なので外貨建て金融商品を持つ

 今回書いた以上の記事からもわかったとおり、円安が物価に影響を与えているのは確実だ。我々の貯金の価値は年々目減りしているその証拠にマクドナルドのハンバーガの価値は1.36倍にもなってしまった。
 つまりこれを読んでいる読者も私にもドルを得る手段が必要になったという事である。そこでストックビジネスのマガジンでは、ドル建ての金融商品でその対策をしようと考えている。今回取り上げるのは、米国高配当ETFである。ちなみに今回のランキングは、分配金の伸びを考慮してます。

ドルの分配金をもらうことで円安の対策になる

 ドルが貰える米国高配当ETFには、様々なものがあるが、今回筆者が1年以上運用してどの銘柄が円安対処に適しているのかをランキング形式で書いていくことにする。
 ちなみに、これらの米国株ETFは全てNISA口座で購入することを推奨する。それはなぜかというと、税金が非課税だからだ。もし特定口座で同じことをすると税金分損することになるので、おとなしく国内のS&P500などの米国株投資信託を購入していただきたい。

1位:iシェアーズ 米国物価連動国債 ETF(TIP)

 なぜこの銘柄を上げるのかというと、米国国債は米国金利の影響を受けているからである。その中でもこの銘柄は、物価に連動して分配金の利率が決まりさらに毎月分配なので最もおすすめの銘柄である。
 次の図は、そのTIPの分配金をグラフにしたものだ。筆者は、米国の金利上昇の報道を受けて、真っ先にこのTIPを購入した。購入方法としては、一気に購入せず、寝下がるたびに購入するという手法で、投資を行った。その結果が下記のグラフである。トータルで見ると、17.79ドルの分配金を受け取ることができた。
 これを日本円のレートにすると、2561円である。これに、含み損2205円を加えると356円のプラスである。これを多いとみるか少ないとみるかはさておき、アメリカのインフレと金利が高止まりしている間は、安くなったら少しづつ買い増し継続を続けても問題ないだろう。
 また、この銘柄は、米国債で運用されるので、NISA口座で債券が買えない問題の抜け穴としても活用できる銘柄である。この銘柄の弱点は、私が利用している証券会社の手数料無料の米国ETF銘柄じゃないので購入時の手数料が高いことだろう。
・分配利回り7.99 %、経費率(TotalExpense Ratio)0.19 %

iシェアーズ 米国物価連動国債 ETF(TIP)分配金推移

2位:SPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETF(SPYD)

 続いては、こちらのSPYDになる。これは、S&P500の銘柄の高配当株に加重平均して投資する銘柄で、若干本来のS&P500よりも経費率が高いのが特徴だが、分配利回りの高さがポイントである。この分配利回りは、米国の金利よりも高い推移で維持しているので、こちらもインフレについていける銘柄の一つと言えるだろう。
 続いて、図を見ていただきたいが、SPYDは、二月のアレの影響で若干利回りが低下しているのがSPYD1を見てわかると思う。SPYD2は、買い増しをしているので、その分の分配金の金額が上昇している。今年受け取った分配金の合計は、79.46ドルであるこれに今のドル円レートを賭けると、11442円となる。これに、SPYDの現在の含み益である16138円を加えると、27580円のプラスである。年間これだけプラスなら、十分に円安に対抗できると筆者は考えている。
 この銘柄は、円高の頃から積み立てを行っており、NISAで運用しているので、分配金のドルが非課税となるから今回紹介した銘柄で最もパフォーマンスが高い銘柄となっている。(始めたのが速いからパフォーマンスが高いだけ)
 また、こちらの銘柄は、購入手数料を無料にする銘柄に組み込んでいる証券会社もあるので、比較的に安く買える。私が使っている証券会社はこの株の買い付け手数料が無料なので高配当米国ETFの中ではおすすめと言えるだろう。

・分配利回り4.44 %、経費率(TotalExpense Ratio)0.07 %

SPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETF(SPYD)分配金の推移

3位:グローバルX NASDAQ100 カバード コールETF(QYLD)

 最後にご紹介するのは、こちらのQYLDであるが、こちらはいわゆる毎月分配投資信託である。しかし、この記事でご紹介するという事は、普通の毎月分配投資信託ではなく、実はこの銘柄はドル製造マシーンなのである。 
 前回の記事でも紹介したと思うが、この銘柄も含め米国株ETFの購入にはあるテクニックが必要となる。それは以下の図で簡単に説明するが、チャートの底値に線を引きオレンジの〇で囲った部分に指値で購入する事である。このルールを守っていれば、長期ホールドも可能となるが、間違っても山の上で購入してはいけない銘柄であるのは、今回長期投資して感じたことである。

猿でもわかる米国株ETFの買い方図

 次に、分配金の図を見ていただきたいが、こちらでは、2022年の分配金の一覧を用いていくらもらえたのかを説明する。
 まず注目してもらいたいのが、カバー2の二月である。こちらでは、分配金の価格が大幅に減少している。これは、二月のアレの影響と言えるだろう。そこから四月にかけて、分配金が3倍に上昇した、これは、暴落時にQYLDを大量に購入したことが原因である。
 これによって、QYLDのカバー2は安定的に分配金を出しているように思われるが、9月の時点で、NISA枠が枯渇してしまったので現在買い増しができない状況である。ここでさらに買い増しをしたいのだがその場合は特定口座になるので、本当に買うのかどうかは慎重に見極めたいところだ。
 続いてカバー1の青のグラフを見ていただきたい。これは、数量が増えていないので、分配金の金額が目減りしている。このグラフからわかる通り、QYLDは価値の下落によって利回りより若干分配金が少なくなる仕組みとなっているのでこちらもやはり、NISA口座で購入して、半永久的に非課税でドルを受け取るという方式にした方が良いだろう。受け取ったドルは、SPYDやTIPの購入に充てるのがベターだと思う。

 最後に合計金額についてだが、合計金額は87.67ドルとなる。これに、ドル円のレート144円をかけると、今年受け取った分配金は円換算で12624円となる。これに、含み損5141円を加えると、7483円となるのでやはり同金額保持したとしても分配時にあまり値下がりしないSPYDの方が優秀なのではないかと考えている。
 それにこのQYLDは経費率の高さが弱点となっていると筆者は考えているので、日銀が、マイナス金利をやめるとか金利を上げるなどと言い出したら、円安終了の合図なので、この銘柄に金利と経費率がのしかかり分配利回りが負けてしまうので、その場合は売却していこうと考えている。だが、この銘柄の分配利回りは驚異の13.35 %になるのでものすごいドル製造マシーンでインフレに強い銘柄の一つであるのは間違いない。
・分配利回り13.35 %、経費率(TotalExpense Ratio)0.60 %

グローバルX NASDAQ100 カバード コールETF(QYLD)分配金の推移

 以上が、米国株ETFのドル製造マシーンの成績である。結局、重要になるのがこれらを買い付けるドル調達コストをどのように抑えるかである。それに関しては各銀行の毎月ドル積み立て投資を利用すると、為替手数料を安くすることができる。
 私の場合このままNISAでホールドし続けるので、この調子でいくと、アメリカがインフレで金利が高騰している限り当分の間は、1位が大量にドルを分配してくれると思われるので、今後も円安と米国の金利上昇が続く限りこれらの銘柄は投資先として有望だろう。ちなみにこの記事を読みたくない人のために動画を用意したので、そちらを視聴していただきたい。

米国株高配当ETFの動画

私の電子書籍が出ました↓

筆者の個人的おすすめはSPYDです

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