どうしても欲しくて、でも売っていない。だから、自分で作ってしまった「私家版　ロックかるた　ブリティッシュ・ロック編」。
世界にたった１セット。

1980年代の前半、イギリスのロックバンドがアメリカ市場を席捲します。
ビートルズがアメリカに上陸した1960年代に続く、第2次ブリティッシュ・インベージョンと呼ばれるトレンドです。
活躍したのは、カルチャー・クラブ、ワム！など、みんな、小林克也さん司会の『ベスト・ヒット・USA』でおなじみの見目麗しき男たち。
そしてデュラン・デュランこそは、その先頭を突っ走っておりました。
MTVが誕生したのが1981年。アメリカでは、ABC、CBSなど地上波テレビのキー局が、ケーブル局に押しまくられている時代です。
この電波、じゃなくてケーブルに乗ってアメリカを制覇したデュラン・デュラン。
MTVが人気に火をつけたデュラン・デュランですが、この人気がMTVに火をつけて、あとは燃え上がるばかり。
ミュージック・ビデオそのもののクオリティも、デュラン・デュランが爆上げしました。もう、アートの世界です。
その流れに乗って、というより、実はアメリカより先に日本のロック少女たちの間では有名だったデュラン・デュランですから、日本でも一気にメジャーになりました。

しかし、80年代後半になると、バンドは開店休業状態となり、彼らが引っ張ってきた「ニュー・ロマンティック」と呼ばれるムーブメントもなんとなく終わりを告げます。

短い一生でした……
……じゃなくて、
デュラン・デュランは、まだ生きています！

メンバー交代は繰り返されましたが、解散はしていません。
2022年には、ロックの殿堂入り。
23年、アルバム『Danse Macabre』発表。
ギターのアンディ・テイラーは癌を克服し、本格復帰できるかも？

ふーん。
見た目ばかり優先で、すぐに解散するパターンと思いきや、
なんと結成40周年をクリアするとは。
久しぶりに、ちょっと聞いてみようかな。

（つづく）