どうしても欲しくて、でも売っていない。だから、自分で作ってしまった「私家版　ロックかるた　ブリティッシュ・ロック編」。
世界にたった１セット。

クイーンのベーシスト、ジョン・ディーコン。
ロンドン大学のチェルシー・カレッジ電子工学科を首席で卒業。
バリバリの工学系アーティストです。
その彼が廃品を改造して作ったのが「ディーキー・アンプ」。
ブライアン・メイの手作りギター「レッド・スペシャル」との組み合わせで、アルバム「クイーン２」から使用されました。たとえば3枚目のアルバム「シアー・ハート・アタック」収録の「キラー・クイーン」のギターには、このアンプが使われています。
ほかに6枚目のアルバム「世界に捧ぐ」収録の小品にして名品の「オール・デッド」にも。
映画「ボヘミアン・ラプソディー」では、アンプの電池残量にこだわるブライアン・メイの姿が描かれていましたが、こんなふうにとことん機材やサウンドにこだわる完璧主義は、クイーン音楽の魅力そのものでもあります。

（つづく）