思えば今までの10年は鬱を治すためにずっと模索してきた。
医師から「鬱は治らないから、上手く付き合っていきましょう」と言わた。
薬で悶々とする日々を5年。
ある人に「自分に似た人が集まってくる」と聞いた時、恐怖を覚えた。
「こんな苦しいことを大切な人に味わってほしくない。」

そこから奮起し、乗れなかった電車に乗り、セミナーに参加したり、本をよみ、自分で試したりを繰り返した。
今のカウンセリングの先生にお会いできたのも、幸運だったと思う。
行動療法が効き、今では鬱を意識しないくらいにまで良くなった。

自分の成功体験が、全ての人に当てはまるわけではないことは、わかってる。
ただ、「鬱は治る」ということが、誰かの希望になるんじゃないかと、ただ必死だった。

今は一種の抜け殻みたいな状態。
またここからは、自分一人では頑張らず、みんなと進んでいけたらと思う。

それもまた、ここから。