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マチナトハウジング取締役にインタビュー/新垣友淳

こんにちは、沖縄県は浦添市にある座波商会の広報担当です。

今回はマチナトハウジングの取締役でもある新垣さんにインタビューをしました。新垣さんは2017年5月にマチナト興産(座波商会の前身会社)に入社。新規事業である不動産売買仲介部門を立ち上げ時から牽引、2019年のマチナトハウジングの創業メンバーの1人でもあります。そして2021年11月にマチナトハウジングの取締役に就任しています。

座波商会に入社してからのこれまでの歩みを色々と聞いてみました。

誰もが未経験の状態からのスタート

ーー マチナト興産(座波商会の前身会社)に入社した当時を教えて下さい。

入社当時はAirbnbをやっていたりホテル宿泊事業のプロジェクトが進行しており、運営やリサーチ業務などをおこなっていました。Airbnbは数値実績と仮説を元に次のアクションに向けた話が当時から行われていて、ユーザー対応も英語、中国、韓国語圏の方の対応までアウトソースも利用しつつ運営されていたので、入社した当初の昭和なオフィス環境のなかで新しい動きをしているそのギャップにも結構ワクワク感がありました(笑)

次の展開を考えていく中で新規事業として不動産売買仲介にチャレンジすることに決まり、そこから活動がスタートしました。当時は経験者といえるメンバーもおらず、試行錯誤しながらでしたが、お問い合わせの電話がまったく鳴らず苦しい状況が続いていた期間もありました。

そこからの経緯はすでに語られているので詳しくは割愛しますが、今でこそ多くのお問い合わせを頂いていますが、当時の状況を経験したメンバーとはいまでも定期的に振り返ってだいぶ変わったねと思い返しつつ、襟を正しています。

成長しながら組織を作っていくこと

ーー 組織を作っていくことで意識してたことを教えてください。

これまで大きく3つの課題感からの学びがありました。

1. 売上目標からの学び
まだ立ち上げ2年目3年目という段階では売上をいかに伸ばしていくかという事業フェーズですが、売上以外の明確な目標がない状態が続いていました。

個人の目標設定はもちろんあるのですが、一回り大きいチームやマチナトハウジングという組織としてどういう状態を目指すのかであったり、どういうチャレンジをしたいのかという目標を定めきれていませんでした。目標数字だけという状態でそれを達成することでどうなるのか、達成するためにその都度取り組むべき課題なりチャレンジも出てくるわけで、それがない状態が続くのは疲弊しちゃいますよね。

営業メンバーとしては数字による成長や目標設定はそれはそれとして必要なものですが、僕らが注力しているポータルサイトへの物件登録などクオリティコントロールをしている企画チームは売上目標を持っていませんし、営業活動のサポートも行う中で目標の拠り所の難しさもあり苦労させてしまった面もかなりあったかと思います。

2. コミュニケーションルールからの学び
これまでは社内のメンバーとの調整が必要なケースでも、前提の理解や進め方の認識として、まあそうだよね、というコミュニケーションで回っていたのですが、メンバーが増えるなかで考え方や価値観の違いによる認識のズレが出てきたり、暗黙知によるコミュニケーションでは限界を感じるようになりました。

具体的な例を挙げると、売主様担当の営業メンバーと、買主様担当の営業メンバーとで業務の進め方での衝突が出てくるようになりました。お客様が関わるところですし、双方お客様のためを思っての主張があるのはもちろん理解できますしある意味必然だったかなとは思うのですが、これまではそういった細かいけれども重要な調整事を各メンバー間のコミュニケーションに任せっきりになってしまっていたことにも改めて気付かされました。

これは誰が悪いというものではなく、今後繰り返し出てくるようなケースですし、社内のルール整備が必要な段階になってきたなということで、チームで意見を出し合い明文化しました。

それまではあまり意見を言わないというか、僕のマネジメントで意見を言いづらい状態にしてしまっていたかなと思うのですが、本気で意見を出し合った初めての場となり、ここはチームとしてのひとつのターニングポイントになったかなと思います。

その中で一度僕が明らかに判断を誤ったケースがあったのですが、それは納得できない、違うだろうということでしっかり反論もしてもらいました。反省すると同時に頼もしい仲間に感謝しました。

3. コミュニケーション量からの学び
先程の話にも関連しているのですが、売主側の営業、買主側の販売担当営業、主にWebに物件情報を掲載する営業企画チームとの3つのチームがあるなかで、それぞれのチーム内でのコミュニケーションを取る場が圧倒的に足りていませんでした。

それぞれ個人の目の前の業務に精一杯で、振り返りや自分のチーム視点で俯瞰したりというところは機会がなくなかなか難しい状況にも関わらず、マネージャーである自分がそこをメンバーに求めるという状況も続いていました。役割もその機会の量も違うのですから、それを僕がメンバーに求めるというのは明らかに間違っていました。

なおかつ社内のコミュニケーション量が少ないので必然的に情報量も少なくなるわけですから、その情報を元に判断するというのも正しいアプローチではないですよね。具体的な例を挙げると、全員が集う営業MTGの場で、相談事や課題が何も出てこない、それに対してマネージャーである自分が不満を募らせるという状態をつくってしまっていました。


組織の仕組みづくりやサポート体制の強化
いま挙げた3つは大なり小なり課題感をもっていて、社内でも模索してはいたのですが、これといって解決策がないままではありました。座波商会としてはそういったチームの課題であったりメンバーの意見を汲み取る体制もしっかり機能していて、あるタイミングで耳の痛いフィードバックをいただきました。

そこで上記の原因を自分自身はっきりと認識することができたので、今期に入ってからですが、改善の施策を決め、改めてチームとしてあるべき姿を描いてチャレンジしています。

売上といった数値面のみでなく、定量的な目標を都度チームで考えトライしていき、そのためのファシリテーションであったり仕組みの部分をサポートする取り組みを始めているのと、コミュニケーション量が圧倒的に足りていなかったので、チーム単位での定例MTGと、営業メンバーは毎朝の案件共有の時間も設定しました。

MTGが増えて最初は気持ち的にみんなめちゃくちゃ重かったと思いますが(笑)、狙いと反省の部分をしっかり説明したのと、何よりその場がワークしだしていてコミュニケーション量が増えましたし、成果にも繋がってきているので、ちょっとした取り組みですが大きな前進ができたと思います。

あらためて客観的に振り返ってみると、大したことはやってないですし最初からやっておけよとも思うのですが、チームメンバーやそのときの状態、自分の経験にもよりますし、なにより当事者だからこそ見えなかったり分からなくなってしまうところにマネジメントの難しさであったり、逆にいうと面白さがあるのかなと思います。

毎週チームで目標と向き合っています


更なる成長を創り体現していく

ーー 取締役就任への想いを聞かせてください

マチナト興産時代から会社の方針のひとつとして、事業を育て、仲間を育てることができるメンバーを増やしていきたいというのがありました。新規事業としてスタートした子会社のマチナトハウジングでの取締役就任という形で、会社として最初の事例が出来たと思いますので、まずはいま以上に会社を成長させるところと、仲間や自分自身も成長するべく責任を果たしていきたいと思います。

これから新規事業が立ち上がっていき、会社として事業の柱を増やしていくためにも、マチナトハウジングを成長させていくところが重要なので、気が引き締まる想いですしチャンスを与えられているなと感じるので、しっかりと応えていきたいな、と思ってます。

もともと優秀なメンバーが揃っていますし、良い形で軌道にも乗り始めているので、今後更に成長していくために試行錯誤しているところです。

ーー 子供の誕生のライフイベントもありましたね

自分が想像していた以上に我が子というのは可愛くて、この子と家族を幸せにしたいなという想いが強く湧いてきました。子供が生まれた際には有給で2週間の休みをとったのですが、朝起きて、ミルクを飲ませて、おむつ替えて、お風呂に入れて寝かしつけて、などなど一日が一瞬で終わっていた感覚でしたし、わからないことだらけで調べながらなのであっという間に時間が過ぎていました。2週間では時間が足りないなぁという感じでした。

いまはまだ小さいですし、子供中心の生活にがらっと変わりました。子育ては妻との2人3脚で、時間の使い方がこれまでと変わったので、仕事の面では限られた時間の中でいかに成果を上げていくか、というところに意識がより向くようになりました。

自分の時間がどうしても少なくはなります。映画やWebを見たり、本を読んだりする趣味やインプットの時間が限られてくるので、これはもう少し子育てが落ち着いてきたら増やしていきたいですね。

ーーいっしょに働きたい人はどんな方ですか?

社内外よく言われるところではあるんですけど、「素直で良いやつ」というのは割と全てを含んでいるかなと思います。そして他の方へのリスペクトを持って、業務や課題への主体性というか我ごと化が出来る方であれば、大抵の事は良い方向に進めていけると思うので、そういう仲間を増やしていきたいですね。

ーー今後の目標を教えてください

不動産売買仲介はまだまだ成長過程ですし、チャレンジできるところが多い段階です。いまは個人間の売買仲介がメインで、そこは変わらないのですが、今後は座波商会や座波建設といったグループの事業も絡めたビジネスチャンスを拡げるところもまずは先行事例をつくりたいと思います。

マチナトハウジングのサービスを提供できる機会が増えることによって、お客様にとってより満足度の高いサービスをご提供することができ、ひいては沖縄の不動産業界にとっても良い影響を与えることが出来ると自負しているので、取引の数もそうですが、仲間を増やしつつ事業を成長させ続けたいと思います。

個人的なところでもありますが、自分発信で新しくチャレンジしていくところにも今後はより目を向けていきたいと考えています。

ーーありがとうございました!!

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