見出し画像

ベルリンを観光してみた

連邦議会の行われるライヒスタークのドームを最後に歩いたのはいつだっただろう。そうだ、あれは確か長女を妊娠していて母が応援に駆けつけてくれた13年前のことだったような…

奈良に住んでいても大仏殿へ大仏を見に行かないのと同じように、ベルリンに住んでいてもなかなか観光地に足を伸ばすことってない。撮影の仕事をやっている時は、ベルリンを代表する観光地をよく撮りに行っていたのだけれど。

・ブランデンブルク門
・ベルリンの街の俯瞰(上から街を見下ろし広い絵をを撮る)
・ショッピング街などの雑踏
・ベルリンの壁跡

テレビでよく使われるベルリンらしい場所といえば、「ブランデンブルク門」であり「ベルリンの壁」であったりする。

今日は写真を撮りにいく必要があったため、わざわざオンラインでガイドツアーを予約し、ライヒスタークに向かったというわけだ。

ライヒスタークのガイドツアーといっても、色々あって歴史を重点的に説明してくれるもの、議事堂内に配置されているアートがテーマなものなどに分けられている。今回はアートに関するガイドツアーに参加してみた。

ライヒスタークについても確か2002年の「美術館島特集」のリサーチを担当したときに、議事堂内の展示作品について調べたことがある。実際に現場での撮影には関与しなかったので、実物を中で見るのは今回が初めてだ。

ブログの方で詳しいことはまとめておこうと思うけれど、印象に残ったのは議会のチームカラーというかテーマカラーが青紫だということ。ドームの真上から議会を見下ろせる構造になっているが、議員のシートが青紫で統一されている。これはテレビ映りも考慮されているらしい。

画像1

負の歴史が多いドイツ、そして首都ベルリン。ガラス張りのドームに一般客を入れ、議会を真上から見下ろせるようにしたのは「透明性のある開かれた政治」を象徴するものだ。また、上のドームから日が差し込むようにも設計されている。

新政権になってから、ちょっと顔の見えにくくなっている感があるが、もう少し踏ん張って成果を上げてほしいなぁ、なんて思いながら議事堂を後にした。珍しく晴れ間の出た観光日和の土曜日だった。

最近、外出を控えて気分がスッキリしないことが多かったが、こうして実際に足を運んで人の話を聞きながらあまりまだよく知らない場所へ行くのは楽しいものだ。

まだオープン後に足を運んでいない美術館もあるので、機会を作って見に行ってこようと思う。



サポートは今後の取材費や本の制作費などに当てさせて頂きたいと思います。よろしくお願いします!