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初めてのコロナテスト

今朝はせっかくの土曜日だというのに8時頃に起床。

今晩のベルリナーアンサンブルの公演を見に行くために、当日(開演12時間前までに)受けた陰性の検査結果を提示する必要があるためだ。午前中の早い時間しか空きがなかったので、8時起きというわけ。

予約の際にテストセンターとして指定されている場所を調べてみると、家から徒歩15分圏内だったのでホッとした。

そういえば、かなり前に建物の前を通りかかった時に窓に張り紙が出ていたのを思い出した。以前は小さなギャラリーが入っていた建物だったはず。

2年前は確かPictoplasmaの会場にもなっていたギャラリーである。クラブが予防接種会場になったり、ギャラリーがコロナテスト会場になったり。仕方がないとはいえ、やはり複雑な気分になってしまう。

クローズしている間の資金繰りを考えなければいけないので、ある意味生き残るための手段ではあるんだけれど、そんな現実が悲しいというか。悲しんでばかりもいられないので、予約会場へと足早に向かう。今朝も冷え込みが厳しくかなり寒い。

早めに着くように家を出たのだが、小さなテスト会場の建物の前にはすでに割と長めの列が出来ていた。週末というのと、シアター訪問客で普段より混んでいるらしい。この寒さの中、会場の前で立っていた案内人の方が話してくれた。

「寒いのに大変ですよね。」

「今日から春なのに寒いよね。これからどんどん良くなっていくとは思うんだけど。」

そうだ、今日は春分の日だった。寒すぎて気が付かなかった。

こじんまりとしたギャラリーだった場所には以前の雰囲気は跡形もなく、簡易診療室のような佇まいに姿を変えていた。

入り口すぐにできていた受付で予約書と身分証明書を提示し、検査結果の受け取り方などの説明を受ける。同じ部屋にあるテストブースでテストをし、あっという間に終了。待ち時間は15分強だったが、受付からテスト終了までは正味3分くらいだろうか。

「初めてですか?」

「はい、そうです。」

と言うと、テストの手順を丁寧に教えてくれた。割と長めの綿棒のようなものを鼻の奥の方まで入れてクルクルと回す感じだ。え、そんな奥まで?というくらい予想していたよりも割と奥まで綿棒が入ってくる。

このテスト、子供は大変だろうな。

小学校でも教員や保育士は任意でテストを受けられるようになっていて、息子の担任も毎日テストをしているのだそうだ。ご苦労様です。

生徒にもセルフテストを行えるようにテストキットが配布されることになっているが、来週に予定されていたのに、イースター休暇明けになる、と昨晩メールで連絡が入っていた。配布に手間取っているのだろうか。

今はどこもかしこもコロナ禍で生まれた新しい状況に対応するのにてんやわんやといった印象を受ける。それでも少しずつ、こうして体制が整いこれらのテストも日常生活に馴染んでいくのかもしれない。

そんなことを帰り道に考えていた。寒くはあったが、日は出ていたので公園のベンチで日向ぼっこをしていたらメールで結果を知らせる通知が届いた。予約→テスト実施→結果受け取りまで非常にスムーズである。これは便利。

ブログの方ではもう少し詳細についてまとめようと思うが、まずは今日受けたコロナテストの印象は以上です。





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