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第16話 ファイナンス攻略講座【7章】企業価値評価の実践

このページはファイナンス攻略講座【7章】です。本文はザイマニ財務分析ゼミのメンバーのみ閲覧可能。

ファイナンス攻略講座|各章リンク
講座の全体像
【序章】ファイナンスの本質
【1章】会計 vs ファイナンス
【2章】ファイナンスの基礎理論
【3章】企業価値の方程式
【4章】将来FCF予測プロセス
【5章】事業投資の意思決定
【6章】企業価値評価の定石
【7章】企業価値評価の実践
【終章】ファイナンス思考の価値
KACHI|企業価値評価Pythonツール

7章ではエンタープライズDCF法による企業価値評価の進め方をステップバイステップでわかりやすく解説します。

具体的にはニトリホールディングス(以下ニトリ)の過去10年分の財務データや最新の株価情報を元に事業価値企業価値株主価値を算出。その後、理論株価を算出し、実際の株価が理論株価と比べてどの程度割高(割安)なのか?までを評価します。

つまりエンタープライズDCF法によるベーシックかつ実践的な企業価値評価の流れをマスターすることが本章のゴールとなります。具体的な評価手順は以下の通り▼

DCF法による企業価値評価の流れ

今回は、よりイメージの湧きやすい具体例①(ニトリ)の企業価値評価について解説します。

ちなみに、評価対象としてニトリを選択した深い理由はありません。より汎用性の高い「個人が一般的な公開情報(決算書)のみで企業価値評価を行う」プロセスを解説する上で、読者が少しでもイメージしやすい身の回りにある知名度の高い企業をひとつ選んだ、その程度です。

以下の本文では上記の画像の手順に沿って解説します。なお、ステップ⑤評価の実践で登場する将来FCFの予測値などは、ザイマニが独自開発した企業価値評価Pythonツール「KACHI」にて算出した値です。同様の評価を効率的に実施したい方はKACHIの実践ガイドページをご覧ください。

それでは本文をどうぞ▼

企業価値評価の実践|具体例

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