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他責思考の人とは仕事したくない

私は人の好き嫌いが激しいですが、特に他責思考の人が嫌いです。過去の取引先で、長く付き合ううちに相手がそういう人だと判明し、自分から契約終了を申し出たことがあります。

例えば、私が過去に採用支援していたスタートアップで、CEOの方が契約して間もなくこんなことをおっしゃいました。

過去にポテンシャル重視、スキル不問でジュニア層を採用したが、彼らは会社に対する貢献度は低いのに要求だけ大きくて困る。本当なら彼ら全員辞めさせたい。

そもそもジュニア層を採用したのが失敗だったのではと思いましたが、そこは措いておきます。私が最も違和感を覚えたのは、彼が社員に責任転嫁していたことです。確かに社員にも問題はあるのかもしれませんが、結局彼らを採用したのはCEOなのですから、本来は自分の責任と捉えるべきでしょう。

この会社は管理部門の人が急に辞めたり、新しく入ったマネージャーが別の経営陣と揉めて早期退職したり、社員が出社拒否したりと人間関係や組織のトラブルが絶えませんでしたが、彼はいつも他人に責任転嫁していました。「社長の器以上に会社は成長しない」という言葉がある通り、この根本原因はCEOの他責思考ではないかと感じたことが何度もあります。頭は良い方なのですが、ナチュラルに人を見下している節がありました(外部パートナーのことを社内Slackで「無能」などと罵倒していました)。

この会社で採用支援してもすぐ社員が辞めるので意味がありませんし、CEOを人間的にもリスペクトできなかったので、契約開始から一年後、私から契約終了を申し出ました。「他責思考を改めてください」と彼に指摘する選択肢もあったかもしれませんが、社員ならともかく、業務委託の私がそこまでする義理は無いと思いましたし、指摘して改善するとも思えませんでした。それに他責思考を嫌う私が「あなたが悪い」と指摘するのは矛盾しているので、自分が契約終了に動くほうがベストだと考えました。

それ以来、経営者や担当者が他責思考だと分かればなる早で距離を置くようにしています。契約前に分かれば良いのですが、面談ではいくらでもごまかせますし、他責思考かどうかは長く付き合わないと分かりづらいです(上記のCEOも契約前は他責発言は全くありませんでした)。あわないと分かればすぐ契約終了できるのは業務委託のメリットですね。

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