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勇気が無ければ、ぶつかれんのですよ

私のスタッフが
「聞いてくださいよ。」
と、口をとがらせて言うには、

「私が『送り出し機関の日本語教師』をしているってTwitterで呟いたら、
速攻で『奴隷制度に加担していいんですか?』って来たんですよぉー。
しかも日本語教師ですよ!頭にくる!これって、『送出し機関の日本語教師』の仕事を知らないんだなーってホント思っちゃいましたね。」

 外国人技能実習生による犯罪、障害事件、逃亡、オーバーステイ…。ネットしニュースで目にするたびに原因は?理由は?背景と過程に何があった?と、即アクセスしてしまう私…。

 ここだけ目にすると、外国人技能実習生制度に関して「悪法」と批判されてしまうのは、否めないのかなぁ。
 ただし、現場にいる私達は殆どの実習生が、楽しんで喜んで夢を持って実習生活を送っているのを知っているのだ。

 今日、ここで「外国人技能実習生制度」の善悪を論じるつもりは無いが、
現実に「外国人技能実習生制度」がある限り、送り出し機関の日本語教師は必須であり、そのような批判が有ったとしても誰かが任務を遂行しなければならないんです。

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 私は、スタッフに言いましたね、
「その人本当に日本人教師なの?もしそうであれば、『送り出し機関の日本語教師』を見下し差別しているってことかな?
日本語教師って『教師』が付く限り教育者でもあるはずじゃん。
教育の仕事をしている人が、中味を研究せず仕事に対する差別批判して良いのだろうか? そういう差別悪と闘うのも日本語教師だよ。
その人物は、色んな国の外国人に差別なく日本語教えられ人かね?」

そして更に、機会があれば呟いてみたら?と付け加えた。

「『そのような無知な批判と実習生の未来等を恐れていては、日本へ行く実習生を誰も救う事はできません。実習生の人生をも変えるかもしれないこの仕事は勇気が必要なんです。勇気がなければ、ぶつかれない仕事なんですよ。』ってね。」

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「外国人技能実習生送出し機関の日本語教師は、たんなる日本語教師ではあってはいけないよ。誇りを持たなきゃ!。日本語教師の中でも特別に重要な仕事を私達はしているだから。」

私達は、日本のあらゆるマナー、モラル、ルール、寛容に通じていなければならい。

なぜなら、それを学習者へ教育する為の「送出し機関の日本語教師」なのだから。


                           202103234
 

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