消えるドリブル!?元Jリーガーとのフットサル

知り合い主催のフットサルに誘われて行ったところ、なんと元Jリーガー(Kさん)が。

Kさんは怪我持ちで、その人以外全員運動不足のおっさん~若者ということもあり手加減されまくりでしたが、さすが元Jリーガー、尋常じゃない上手さでした。
守備範囲が超広くて、見えない巨大な半円がKさんの周りに見えました。その半円にボールを通せば取られてしまいます。ハンターハンターのノブナガの円のイメージです。

もちろん攻撃も超上手くて、僕がキーパーをやっているときにKさんとの1vs1で「消えるドリブル」で抜かれました。そのエピソードを詳しく書きます。

消えるドリブル

Kさんがハーフライン付近でボールを受け、独走状態になりました。僕が守るキーパーで、ペナルティエリアの線の中央で低い姿勢で足の幅はボールが通らない狭さ、手も低く構えて待ちました。Kさんはスピードに乗っているが超細かいボールタッチなので、こちらは全く動けません。そのままシュートレンジに入ってこられましたが、いつまでたってもシュートを打ってきません。こちらが思い切り足を前に出せば届くぐらいの至近距離になった瞬間、Kさんは右足でシュートモーションに入りました。コースの予測は、僕の左足に当たるゴロです。つまり、シュートコースは「まっすぐ」です。僕は左足の左横には左手を構えてあり、左足の右横は股下ですが閉じているのでボールは通りません。つまり、シュートコースが予測より多少ずれていたとしても動かずに止めれます。したがって、そのまま待っていたところ、シュートが打たれた...気がしました。しかし、気づいたら、抜かれていました。ボールはどこへ...?何が起こったのでしょうか。

当然ですが、キックフェイントをされたということです。では、なぜ消えたのかというと、シュートを打たれたと思った瞬間、僕がボールが来るであろうシュートコースの先に視線を移動したからです。しかし実際にはそこにボールは来なかったので、ボールが消えたように錯覚したのです。
補足すると、既に反射神経では反応できないぐらいに接近(以下、チェックゾーン)されていたので、僕はシュートコースを予測した視線移動を余儀なくされたということです。

消えるドリブルのやり方(多分)

視界にギリギリ入っていた情報によると、Kさんは右足でシュートを打つ振りをして、そのままボールを足の裏で転がして僕を抜きました。必要な技術は、以下の全てだと思います。

・キックフェイントと悟られないなめらかさでシュートモーションからドリブルへ移行できる
・チェックゾーンに入るほど接近している状態でも、相手にぶつからないほど速くて深い切り替えしができる

ボールタッチとボディバランスは相当なレベルが要求されると思います。

合ってるかどうかを実際にKさんに聞いてみたいです・・・


僕自身、高校生の頃に1vs1の守備はプロのGKコーチに褒められたことがあるので自信はあったわけですが、所詮はアマチュアのそれだったことを思い知らされました。

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