ベルリンマラソン出場体験談

2023年9月24日、ベルリンマラソンに出場しました。
初の海外レース、コロナ明け3年半ぶりの海外だったので色々不安もありましたが、無事完走しました。
今回はエントリー方法から、受付や移動、レース当日のことをお伝えしようと思います。

まず、ベルリンマラソンは世界6大マラソンの1つで規模がとても大きな大会で、今年も4万人程のランナーが出場したようです。

6大マラソンとは、ベルリンの他にロンドン、ニューヨーク、シカゴ、ボストン、そして東京となります。
東京に比べて、抽選での倍率はそこまで高くないようです。
日本在住者が参加しようとすると、抽選枠、基準タイム枠、ツアー枠の3つになるようです。

抽選枠は前年の9月から11月中旬が期限のようで、約1年前からエントリーは始まっていることに。
私は4月にエントリーしようとしたら、とっくに締め切られてました笑

ですが、調べてくうちにマラソンツアーで申し込めることが分かり、ベルリンマラソン公認の旅行会社やスポーツサイト?の会社に何社か見積もりをお願いしました。
以下、各ツアー会社一覧になります。


日本だと、purpose japanというところが取り扱っているよう。
しかし、日程指定(5泊?)のツアーのようで旅費+エントリー代で45万くらいのよう。

日本のツアーだと、観光やEXPO会場への受付やスタート地点まで案内等、至れり尽くせりの環境のようですが、最低限の英語力があるので有れば、ツアーで行く必要は無いと思います。

私はcity reise serviceというドイツの会社へ見積もり依頼したところ、その日のうちに返信が来て、費用の連絡があり、丁寧かつ迅速な対応で好印象でした。


値段はピンからキリまでのようで、ホテルタイプもシングルルームやドミトリータイプから選択可能、1人だと375Euroが最安とのこと。
→8人部屋ドミトリータイプの宿レース前日1泊+エントリー費用

ドミトリータイプは嫌なので、シングルルームの最安値を聞いたところ、486Euroでシングル1泊+エントリー費用とのこと。
スタート地点まで1キロくらいに位置するホテルでした。

eurostarホテルというところです。
スタートのブランデンブルク門まで徒歩15分ほど。

走りはしないものの、母親も行きたいとのことだったので、ツインの場合の費用を再度確認してもらう。
大会参加する人399Euro+出場しない人100Euroの計499Euro。
スタート地点も近くなのでここに決めました。
こんな感じで、PDFではなく、メールベタ打ちですが算出してくれました。

数日後、フォームに個人情報記入して返信するよう言われ提出。
支払いにあたり、銀行振り込みかpaypalでの支払いとのことで、クレジットカード決済は不可でした。
海外送金はよく分からなかったので、PayPalで支払い。手数料8.99Euroかかったので、507.99Euro支払い。
支払い完了の通知がきました。

5月に入って、仮のIDとパスワードのようなメールがきて、手順に従ってssc eventのアカウント作成するようにとのこと。
日本で言う、ランネットみたいな会社ですかね?
以下のように、画像付きで手順が送られてきましたので、登録完了。

オプションでTシャツ購入等選択もできます。
スクショしていなかったので写真はないですが、荷物預かりorポンチョ受け取りを選ぶ必要あります。

次の日もベルリンに泊まり、同伴者がいる場合、荷物預けは必要ないかと思います。
ランナーしか入れないエリアがあるのですが、その外で持ち物一式、同伴者に預ければいいかと。

荷物預けを選択すると、ポンチョはもらえないようで、よく分からず荷物選択したので私はポンチョもらえませんでした。
eBayに出品されてる画像になりますが、記念になると思うので、ポンチョ選択してみては?


さて、しばらくベルリンマラソン関連の連絡が何もなく、ほんとにエントリー出来てるのかと不安になりましたが、3週間前にゼッケン番号の案内メールがきまして、続いて翌週にホテルの領収書やスタート案内図のメールが来まして、いよいよ実感が湧いてきました。

ゼッケン番号のメールにwalletにスタートパス保存できるようになっていたので、これを持って受付会場に行くことになります。

ゼッケンの控えやホテルも問題なく抑えられてるので、あとは出発のみ。

日本からベルリン行きは様々なルートがあるので選択肢が多めですが、直行便がないのでどこかで乗り継ぐ必要があります。
私はポーランドLOT航空でワルシャワ経由でベルリン入りしました。
以下のフライトで往路はいきました。
9/21(木)の18時くらいまで普通に仕事して、急いで帰宅して空港に向かいました。
仕事の疲れか、ワルシャワまで8時間くらい連続で爆睡できたので、時差ボケはほぼ無し。

9/21(木)
22:35成田発
翌日6:10ワルシャワ着
(14時間35分フライト)

9/22(金)
9:15 ワルシャワ発
10:40 ベルリン着

他にもフランクフルト経由でベルリン入りも選択肢の一つかなと思います。
ワルシャワ経由の航空券は往路のみで11万5千円くらいでした。
一昔前はパリ往復8万とかで行けてたのに、燃油代含めて一気に高騰してますね…

ベルリン到着後、まずはEXPO会場に行き、ナンバーカードゼッケンをもらいに行きます。

前日の土曜だけでなく、水曜くらいからやってたっぽいです。
前日だと激混みだと思うので、早く着く人は金曜までに行っておくのをお勧めします。
金曜日時点で、大会グッズは既に売り切れているものもありました。

テンペルホーフ空港跡地が会場。
金曜の9/22に行きましたが、それでも凄い混雑でした。
ちなみに、大きい荷物やスーツケースは持ち込めないので要注意。
外に預ける場所がありましたが、長蛇の列になってたので、大きい荷物はホテルに預けてから行くのが良いかと。

建物の中に入ってからも、めちゃくちゃ広く、ショップや出店がたくさんありました。

ベルリンマラソン記念グッズもたくさんあり、
半袖シャツとランニングシャツを購入。
後日、ウィンドブレーカーというかジャージ?も購入。
シャツが35ユーロ、ランニングシャツは確か40ユーロ、ブレーカーはなんと120ユーロ!

ベルリンマラソンはまた参加するかもしれませんが、2023年大会はこの時だけなので、記念に購入。

街中はランナーらしき格好の人やベルリンマラソングッズを着てる人が多く賑わってました。

こんな感じで、スタート地点や荷物預かり場所が書いてますが、土地勘がないので全くわからない笑

さて、当日の朝。
6時半から朝食会場がバイキング形式で開いてました。
ちなみに米類がなく、レース当日は普段白米食べて臨む私は、スーパーでおにぎりを調達しました笑
確か1個3ユーロくらい。

欧米は米を食べる習慣があまりないので、和食に慣れてる私にしてみると、食事の面で苦労しました。
好き嫌いは無いので、普段は何でも食べますが、パンやバーガー、チキンやいもばかり食べてたので、若干オーバーウェイト気味だった気がします。
海外レースにはチンするご飯やレトルトのものを日本から持っていくのがいいと勉強になりました。

スタート45分前くらいに荷物預けを完了し、余裕こいてバナナやゼリー補給してたら思ったより時間が無くなり、スタート地点まで意外と遠く、細長い道なので混雑してました。

日本みたいにAブロックはこちらー
とかアナウンスがないので、スタッフや周りの人に聞きながら小走りで向かいます。

スタート地点に着くと、既に締め切られてるのか、並べなくなってました。
柵フェンスを越えて列に割り込む人もいましたが、越えた先もぎゅうぎゅうなので、完全に出遅れました…

号砲が鳴ると、若干スペースが出来たので、無理やりフェンス越えて列に入りました。
私はAブロックなので、Aの列にいましたが、中にはCとかの人も割り込んでました。

早い時間帯はちゃんと確認されてるのかもしれませんが、少なくてもスタート直前はガバガバでした。

今後は海外レースでは、もっと早くスタート場所に向かうようにします笑
今回は精神的に焦ってしまったので。

スマホ持って走ってないので、写真は撮ってませんが、素晴らしい雰囲気でした。

今までで1番声援をもらいながら走りましたし、ずっと地鳴りのような歓声、楽器の音が聞こえました。

コースはずっと街中を走るので飽きないですが、観光名所は通らないので、そこは少し物足りないかも?

レース内容は前回投稿したので、興味あればみていただきたいですが、2時間53分半で完走しました。
自己ベストの2時間39分切りを狙ってましたが、移動疲れや食事面等、マイナス要素があり、ベストパフォーマンスを発揮できませんでした。
ベスト狙って突っ込むと、完走出来なくなる可能性があるので、完走メダルは欲しかったので、無難に走りました。

海外レースの難しさを実感しました。
気温は日中も20度くらいで、9月の日本では有り得ない気候です。
日本で調整してると、気温30度とかあるので、どうしても遅いペースでの練習となってしまい、涼しいとはいえ、うまく仕上げることが出来ませんでした。

時差ボケや移動疲れを考えると、ベストパフォーマンスを狙うには3日前くらいまでに現地入りしないといけないのかなと思いました。

今回の完走メダルです。
オプションで完走タイムや名前を刻印してもらえるサービスがあるようです。

お金を積めば積むほど、スタート地点から近いホテルに泊まれますし、記念シャツや完走メダルに刻印してもらうなど記念品盛り沢山になります。

出場にあたっては、
抽選でエントリー
→外れたら仲介業者にエントリー+ホテルのパックで依頼するの流れがいいと思います。
絶対英語無理、移動も全部日本人と居ないと無理って方はツアーをおすすめします。

ベルリンマラソンだけでなく、海外マラソンは沿道の盛り上がりが凄く、是非一度海外マラソンに旅行がてら出場してほしいと思います。
一生の思い出になると思いますし、楽しみながら走れると思います。

完走メダルをかけて🏅歩いていると、おめでとう、すごいね!と出ていない人から声をかけられたり、出場したランナーからは、タイムどうだった?と声をかけられたりと楽しいです。

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