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20011103 ディズニーのお土産

 娘が友達からディズニーシー$${^{*1}}$$のお土産を貰った。缶に入ったチョコレート菓子であった。製造者はユーハイム$${^{*2}}$$の愛知県安城市にある中央工場$${^{*3}}$$と書いてある。安城市といえば家から少し離れた所だ。因みに愛知県安城市は30年程前は「日本のデンマーク$${^{*4}}$$」といわれ、社会の教科書でも紹介されていた。

 自分の家の近くで製造されたお土産が千葉県で売られ、それがまた地元に戻ってくる。土産というのはその「土」地の「産」物だから、これは「お土産」ではなく旅行記念品といった方がいいかも知れない。どう考えても千葉の「土産」ではなく安城の「土産」である。

 観光地には、どうしてもこういった「土産」ではないお土産が沢山ある。今回娘が貰った「お土産」では販売者はオリエンタルランド$${^{*5}}$$、製造者はユーハイムと明記してあるが、スキー場などで見かけるお土産には販売者のみしか記されていない。もしかしたら最近は製造者まで書くようになったかも知れないが、以前は販売者のみであった。販売者はその観光地の業者なので住所を一見するとその土地特有の産物と勘違いしてしまうが、作っているのは全然違う場所であることが殆どである。その土地に製造工場がある場合は製造者も明記してある。昔の笑い話でハワイのお土産を貰ったら裏に「Made in Japan」と書いてあった、というのがあったが、それが国内で日常的に起こっている訳である。

 ディズニーシーの場合はどう考えればいいか。遊園地とそれがある土地との関連性は全くないので「お土産」をどこで作ろうが関係ない。しかし旅行先のお土産が家のすぐ近くで作っているとなると何となく変な気持ちになる。

*1 Tokyo DisneySea Official Home Page
*2 ユーハイム
*3 Juchheim's
*4 denpark report
*5 OLC GROUP

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