ガイ・リッチー監督のセンスに惚れた映画の感想「コードネーム U.N.C.L.E.」

【ジャンル】
アクション(サスペンス、銃撃、カーチェイス、格闘、コメディ)

【オススメ度】
・総合 ★★★
・高揚感 ★★★
・非日常感 ★★★
・話のテンポ ★★★
・スッキリ感 ★★★

【あらすじ】
東西ドイツの時代。東ベルリンに住む整備工の元を訪れたのは、アメリカに雇われたスパイだった。

【感想】
設定は1960年代だと思う。冷戦の真っ最中で世の中緊張気味なのだが、気楽に見ていられた。スパイ対スパイの激しい攻防や騙し合いと不信感。しかし、深刻な状況なのに笑いがあって退屈せず最後まで一気に見た。

それぞれ性格に難有りの人物が揃ってた。どの役者さんも知らないが良い配役だったと思う。唯一分かるヒュー・グラントが特に良かった。あの人が出てくると深刻なお話が一気に軽くなる。いい意味で。

ファッションについて。主演の女の子のファッションがオシャレだった。整備工から上品な婦人を演じる為の偽装が楽しそうだった。レトロな雰囲気の中で演じるのは楽しかっただろうなと思う。

特筆すべきは音楽だ。短いカットにもカッコいい音を付けている。それが違和感なく気分を高揚させるから途中まで全く気が付かなかった。整備工の女の子が複雑な表情でクルマに乗る、というシーン。次の場面に変わるまでの数秒に流れた音でハッとした。映画のジャンルにもよるだろうが、カッコいい音楽は外せない。

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