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学級通信最終号紹介 でも実は「通信もらって得しましょう」って話

はじめに


教育サークル「まほろば」のマガジンをお読みいただき、ありがとうございます。
メンバーのZAKと申します。唯一の中学校教員です。

このマガジンではサークルのメンバーを繋いでくれた「学級通信」に対する考えを、
6人のメンバーがリレー形式で投稿していきます。
ブックマークやスキ、コメントやX(旧Twitter)で共有していただけると嬉しいです。

この度、教育サークルまほろばでオンラインの無料セミナーを開催することになりました。
学級通信をテーマに6人が実際の学級通信をもとにお話しします。

↓お申込みはコチラ↓

通信10選×6の参加特典で得しましょう

まほろば初の学級通信セミナー開催となります!
耳だけでも、顔出しでも、ご参加お待ちしております。
参加者特典として、6人の学級通信を10号ずつプレゼントします。

他の方の学級通信を読むって、と〜っても価値あることなんです。

まほろばでは、メンバー内で通信の交流を続けています。
メンバーの通信から私もたくさん学ばせてもらいました。

何度も他の先生の通信を参考にして、学級通信を書きました。
クラスで伝える言葉を考えました。

この仲間と出会ってから、通信を書く数が増えました。
書きたい、伝えたい魅力的な言葉や価値づけを紹介していただいたからです。


通信を読み合うことには、自分の知らない価値観や実践を知れるという大きな価値があります。

・生徒を褒める視点が増える。(見方が変わる)
・クラスの困り感へのアプローチを考えられる。
・真似してみたい実践が見つかる。

学級通信に本気で取り組んできた先生方の勉強量はすごいな、敵わないなと思って読ませていただいています。
「言葉で育てる」というのは労力が必要なことです。
それを実践している方は常にアンテナを高くして、たくさんの本を読んだり、自分の考えを伝える術を磨いたりしています。

だからこそ、色々な人の通信読んで、自分の力にしちゃいましょう!!

私は学級通信の交流を通して、教育観を磨くことに魅力を感じています。
そのため、みなさんから学ばせてもらうために、学級通信最終号を紹介します。
恥ずかしい出来ですので、ここから先は本当におまけです。

過去の学級通信最終号紹介

このテーマで書くために、数年分の学級通信最終号を読み返しました。
・・・・毎年全然違う。笑
学級通信とは、その時のクラスだけでなく、自身の教育観や、学びが大きく反映されると思っています。

実際の通信を抜粋して、3パターン紹介します。
各章の最後に実際の通信も添付してあります。ご興味ある方のみご覧ください。

1  一年間凝縮振り返りパターン

 この通信を書く前に学級通信を99号読み返してみました。この通信にはみんなの頑張りと成長が詰まっていて、まさに3組の成長記録でした。
〜中略〜
 そしてなんと言っても合唱コンクール。○○さんが涙ながらに語ってくれたあの日から、本当のクラスになり、絆が生まれたような気がします。それでもなかなかうまくいかない合唱。表情、声量、音程たくさんの課題をみんなで乗り越えました。3-5の先輩の「本気」の合唱に涙し、本番では自分達の全力を出し切ることができました。実を言うと一番心に残っているのは、みんなが「先生のために」と歌ってくれたあの合唱です。あの時の真っ直ぐな本気の目が今でも忘れられません。本気で語り出すと終わらないのでこの辺で終わりにします!
〜中略〜
 3組の素晴らしいところは
・全員「本気」で頑張ることができること
・仲間を思う気持ち(本当に優しいクラスでした!)

 最後に、このクラスは今日で解散です。
それぞれが新たな仲間、先生と共にまた最高のクラスを作ること!!来年新たなクラスで輝くみんなの姿を願いしながらお別れをしたいと思います。本当にありがとう。
みんなとの出会いに感謝!!

H26学級通信100号より抜粋

一年間を振り返り、行事のことや日常生活の思い出を書きました。
そして、
「来年度につなげてほしい力・成長」について書きました。
この年は
①全員本気
②仲間意識・思いやり
の2点を挙げて、お別れの話にも添えました。

2  特別なことはなし!平常運転を貫くパターン

私が通信で大切にしていることは「学級で起きたドラマを描写的に描くこと」です。
現任校での一年目。コロナ禍でイベントが規制され、特別なお別れ会はできませんでした。
その中でサプライズで担任やクラスに対して、コロナ禍でもできるイベントを計画してくれました。
思わず涙が溢れました。だからこそ、この感動をメインにしました。
いつも通りを貫き、このドラマを描き、最後にメッセージを添えて最終号としました。

その映像はなんと担任に向けた感謝のメッセージビデオだったのです。スケッチブックを回しながら次々に担任に向けたメッセージを語ってくれました。そして最後に個人写真がスライドで流れたときには一人一文字のボードを持っていました。そのボードの文字が31人分全てつながると
「人生何回感動できたかで価値が決まる この大切な1回は○○先生です」
という文になっていたのです。休校中にお勧めした本の中の、HONDA創業者、本田宗一郎さんの言葉に、みんなの思いを加えたものでした。このクラスで頑張ってきて、「感動」という言葉に価値を感じてくれたことがうれしかったです。

 みんなは「感動を生み出せる人」に成長していたのですね。私の想像以上にたくさんの学びを得ていたことが本当に嬉しかったのです。そしてこういうことに「感動」できる人であってほしい、こういうことに価値を感じる人であってほしいと思います。素敵な時間を本当にありがとう!!!

令和2年度学級通信130号より抜粋

「感動を生み出せる人」という価値づけと共に、学級の締めにふさわしい感動を描きました。

3  すべて伝え切ったぞパターン

 この年の学級通信最終号は、気持ちいいくらい潔いものでした。
卒担の時に書いた本当のお別れの通信です。

「いつまでもみんなの幸せを願っています。」と一言だけ書きました。

そして私が伝え続けた言葉
「全力に悔いなし」を一枚一枚手書きで書きました。
習字が苦手な私ですが、心を込めて書きました。

卒業式当日は主役を生徒にしたいと思っています。
最後の学活も生徒同士の感謝の言葉で終えるようにしています。

だからこそ伝えたいことは前日までに伝えます。
そのため、この年は卒業前日の学活で45分の超大作の手紙を読みました。笑

伝え続けてきた言葉がある方のみ、潔さパターンをおすすめします。笑

別れの鉄則

これらの通信と共に、学級必ず伝えることがあります。
それは「絶対にこのクラスを引きずらない」ということです。

卒業生に向けても、こう伝えます。
「卒業したら、帰ってくんな。」
この一言には私なりの愛情を込めています。

その意味なども含めて、来週3月13日(水)のまほろば無料セミナーで「学級通信最終号」をテーマにお話ししたいと思います。

最後に

ここまで拙い通信を読んでいただけた方、ありがとうございました。
ぜひ、まほろばセミナーで、コメントで交流できればと思います。
お待ちしております。

同じ「学級通信最終号」というテーマでまほろばの仲間がマガジンに投稿していますので、こちらもぜひお読みになってください。

インスピレーションを受けすぎてしまうので、自分が書き終えるまで他の先生のマガジンは読まないルールでした。やっと読めるぞ〜😊

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