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Vol.16 ニードフォースピード アンダーグラウンドを語る その2(終)

※本記事は「Vol.15 ニードフォースピード アンダーグラウンドを語る その1」の続きです。

スポコンを意識した車種ラインナップ

 本作はスポコンがテーマの一つである事から、北米のゲームでありながら日本車が多数収録されています。例を挙げるとEJシビッククーペ、DC2インテグラ タイプR、80スープラ、ZZTセリカ、丸目インプレッサ2.5RS、ランサーセディア、R34 GT-R、RX-7(FD3S)等が有ります。またフォード・フォーカス、ダッジ・ネオン、プジョー206のような欧米の車も収録されています。他のレースゲームでは中々お目に掛かる事のできない車も収録されており、マニアの心をくすぐります。

ホンダ・シビッククーペ
三菱・エクリプス
三菱・ランサー
(日本ではランサーセディアの名で発売)
日産・スカイラインGT-R R34
日産・セントラ
ヒュンダイ・ティブロン

走って一番、目立って一番

 カスタマイズではマシンの走行性能アップやエアロ・バイナル等のパーツ装着を行う事が出来ます。パフォーマンス(チューニング)についてですが、本作に登場する車にはトルク(加速)、トップスピード(最高速)、ハンドリング(コーナリング性能)の3つの性能要素が設定されており、エンジン、ナイトロ、ブレーキ、サスペンション、マフラー、軽量化等のパーツによってそれらの性能を向上させる事が出来ます。尚、チューニングパーツには実在のパーツメーカーが登場します(HKS USAやスパルコ、ビルシュタイン等)。エアロは前後バンパーやサイドスカート、ウイングのようなパーツによってマシンの外観を変更する事が出来ます。そして他にもボディカラーの変更、バイナル、ステッカー、ネオン管の装着も可能です。

Before
After

ストリートレーサーのトップを目指すキャリアモード


 本作はキャリアモードというストーリーに沿ってレースをこなしていくモードがメインとなります。オリンピックシティという街が舞台となっており、主人公は様々なレースに勝っていく事で名を上げ、オリンピックシティで一番の走り屋を目指すという流れになっています。本作のヒロインであるサマンサからアドバイスや、整備工場を経営するTJからパーツを提供してもらう等のサポートを受ける事になります。
 レースに勝ち続けるとランキングでの順位が上がったり、プレイヤーのマシンが様々なカスタムカー雑誌の表紙を飾る事ができ(マガジン)、走り屋の世界で有名になっていきます。

サマンサ
TJ
自分の愛車が車雑誌の表紙に

 街中を自由に走る事が出来るフリーランは次回作のアンダーグラウンド2、警察からの追跡を受けるのはその次の作品となるモストウォンテッド(2005)からとなります。

 当時の北米でのスポコン、ストリートレースの世界観を垣間見る事が出来る作品です。初期の頃のワイルドスピードが大好きな方にはオススメの作品です。

【余談】
私が購入したのはUG無印版ではなくアンダーグラウンドJ(UGJ)でした。UGJは無印の廉価版で基本的な内容は両方とも同じですが、バイナルのバリエーションが増え(アートファクトリーのバイナル)、メニューが日本語化されています。アートファクトリーと言えば、『KAIDO 峠の伝説』のバイナルを監修してましたね。


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