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2023年の私的ベスト10曲

昨年の頭には「月2くらいのペースで年間20〜25本を目標に記事を書く」と書いていたのですが、蓋を開けてみれば13本。しかも大半が上半期に書いた「2022年に泊まったホテルの宿泊記録」といういわば積み残しのコンテンツ整理で、下半期に至っては18ヶ月連続の投稿記録も途絶えて、完全に失速してしまいました。

別に書きたい内容がないわけではないのですが、「書く」という習慣は一度途絶えると途方もなく億劫になってしまうものだと感じています。今年も目標を立てたところでまた口だけになってしまっていそうなので、気負わずマイペースに書いていきたいと思います。

前置きが長くなりましたが本題です。ちなみに2022年はこちらから。

昨年は特定のアーティストや曲にハマってヘビロテというより、プレイリストからBGM的に音楽を聴くことが多く、そのため印象のある10曲を選ぶのに苦戦しました。

10.Flora/yuhei miura & Kazuki isogai

おしゃれホテルのラウンジなどで流れているような、チルアウトやLo-fi Hip Hopというジャンルの音楽は在宅勤務中など以前からよく聴いていていましたが、その1曲1曲にフォーカスするようなことはありませんでした。しかし、自分のApple Musicの2023年の再生回数トップソングを見ると、半分以上がこういった名もなき曲で、その中でも1番再生数の多かったのがビートメイカーのyuhei miura氏とギタリスト磯貝一樹氏の共作のこの曲。

9.Kitsune/Elijah Nang

同じようなチル系のBGMですが、こちらはロンドンのアーティスト。アニメのセリフや笛等の新旧ない混ぜで日本的なモチーフをサンプリングしながら、独自の音楽を作り出しています。日本人の私たちには無いセンスでエスニックな日本を切り取っていて、懐かしさと新鮮さを感じます。

8.ビリケン/Creepy Nuts

「Creepy Nutsのオールナイトニッポン」が終了するというニュースが流れた時は、毎週楽しみに聴いてたヘビーリスナーからするとバカみたいなお喋りが聞けなくなるのは寂しいと感じましたが、番組を終える理由が「アーティスト活動に専念する」ということだったので彼らの音楽のファンでもある自分としてはぐうの音も出ないと言った感じでした。

長らく新曲が出ないな、と思っていたところで1年ぶりにリリースされたのがこの曲。シングルでリリースするにはあまりに攻めたゴリゴリのHip Hopに嬉しくなりまりした。年明けの現在「Bring-Bang-Bang-Born1」が世界的にバズっているということで今後の活躍がますます楽しみです。

7.I Want That /(G)I-DLE

昨年の途中から妻がどハマりしているのが、この(G)I-DLEという韓国のアーティストで、私もよく聴くようになりました。NxdeやQueen Cardなど、わかりやすいガールズクラッシュの曲で彼女らのクールな印象を持ちましたが、オフの時のわちゃわちゃ感からは可愛さもあり、ギャップに惹かれます。グループのプロデュースを担うソヨンの才能には度肝を抜かれますが、私は金髪がトレードマークのウギちゃん推しです。

この曲は、直近のEPアルバムの2曲目ですが、メロディアスなサビ前と対照的にシンプルなビートでのキレキレのサビ。こういったメリハリあるサウンドと、可愛いさとクールさが溢れるMVがかなり好みで、私もヘビロテしていました。

6.永遠のブルー/羊文学

羊文学は2020年の1位にするなど、以前から聴いていましたが、今年はMore than wordsが呪術廻戦の映画のテーマソングになるなど、彼女らにとっては飛躍の1年になったと思います。

個人的にこの曲をヘビロテした、というわけではなく、羊文学らしい澄んだサウンドと疾走感でこの曲が好きですね。「強さなんてまだまだ、わからないけど 痛みなら少しは知ってる」「愛をしてるから間違えたんだ」などのワードチョイスは、根にある優しさを感じます。

5.いばら/Ado

8位のCreepy Nutsのオールナイトニッポンの後番組としてAdoのオールナイトニッポンが始まりました。すっかり売れっ子となったアーティストですが、喋りのプロでは無いので、拙い感じながらも20歳そこそこの女性の等身大の女性のトークという感じでそのギャップがおもろい感じで、たまに聴いています。

2023年のAdoさんといえば紅白で披露した「唱」がベストヒットの曲で、東本願寺でのパフォーマンスは圧巻でしたが、個人的にはVaundy作詞作曲の「いばら」が刺さりました。Vaundy節とAdoさんの低めのボーカルはとても相性が良くて、歌詞は非常にストイック。2人の生き様が現れたような曲で、元気をもらいました。

4.カントリーロード/不眠旅行

羊文学やChilldspotのような疾走感がありながら澄んだボーカルで、テクニカルな演奏、、、というバンドが好きなので、そういったバンドがオススメに流れてくるのですが、昨年見つけたバンドでよく聴いていたのがこの曲です。

調べてみたら、滋賀出身の5人組でレーベルに所属せずアマチュアでやっているバンドのようです。それにしては音楽が完成されていてうまいなぁ、と感じます。今後期待です。

3.AfterImages/CRCK/LCKS

とあるラジオ番組で流れていてて、ビビッときたバンドです。結成は2015年ということで結構活動歴は長いようです。ラジオで流れていた「窓」という曲はより軽快でとっつきやすい感じでしたが、この曲はなかなかに攻めたものとなっています。

この変拍子で音を詰め込む感じは、以前に聴いていた「宇宙コンビニ」「JOHCHO」と言ったバンドを彷彿とさせる感じで、耳心地が良いなと感じます。こういう良い意味で「変態的な」バンドをこれからも発見していきたいと思いました。

2.Biri-Biri/YOASOBI

8位の羊文学、5位のAdoも2024年のベストヒット曲を外して選んでいますが、これは個人的に好きな曲を選んだら偶々そうなったということなんですが、2位のこの曲もまさにそんな1曲です。

「アイドル」は世界中を席巻して間違えなく中毒性も高く、YOASOBIの歴史を塗り替える1曲でしたが、個人的にはこっちの曲にももっとスポットが当たってほしいと思います。ポケモンS&Vの発売1周年を記念したこの曲はAyaseさんのポケモン愛が溢れていて、途中のラップパートは初代の「赤」「緑」「青」から前作の「剣」「盾」まで各タイトルが歌詞に盛り込まれていたり、「Pick Out」と「ピカピカ」をかけたり、遊び心満載で聴いていてニヤニヤが止まりません。Ikuraちゃんのサラッと歌い上げているような感じも好きです。

1.HEARTRIS/Niziu

7位の(G)I-DLEと合わせて、妻からの影響で聞き始めることになった音楽のシリーズなのですが、Niziuは私自身も激ハマりして、でんぱ組.incぶりにアイドルのライブに行くようになった程です。私は虹プロも見てませんし、彼女らのバックボーンをそこまで詳しく知らないのですが、ライブで観る彼女らのパフォーマンスはそれはそれは真っ直ぐなもので、こんなにパワーをもらえるものか、と本当に感動しました。(特にリーダーのMAKOちゃん推しです)

この曲はそんなNiziuの韓国デビュー曲になります。もともとK-POPは少女時代やKARAの頃からちょこちょこBGM的に聴いていましたが、やはり自分はハングルの耳心地が好きなのだと思います。テトリスをモチーフにしているためピコピコしたサウンドがベースにあったり、「君の “ㄴ”に私の  “ㄱ”がピッタリとはまる時」といった歌詞が出てたりなど、遊び心もあって何度も聴きたくなる曲です。


今年はこんな感じの10曲でした。ちなみに「私的ベスト10曲」のシリーズはnoteに移行してくる前から続けていて、今年で10年目なので後日10年分の振り返り記事は別に書きたいと思っています。ではまた。

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