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京都のホテル宿泊記録(⑳ホテルエルシエント京都)

先月投稿したNOT A HOTELの宿泊記録は、noteのおすすめ記事にも取り上げられたり、X(旧Twitter)でNOT A HOTELの社長や社員の方たちの目に留まったりしたこともあり、過去一のレビュー数とスキ数をいただいていて嬉しい限りです。

さて今回は、ラグジュアリーなホテル体験記から一転して、いつもの京都ホテル宿泊記です。(普段は主に京都出張に合わせてホテルに泊まって、その宿泊記録をあげています)

全国的にコロナ禍が明けて国内外からの観光客が戻ってきていますが、京都も例にもれずコロナ禍前に迫る勢いで需要が回復してきており、それに伴って、会社規程の金額(約11,000円/泊)では、これまで宿泊してきた価格帯のホテルに泊まれなくなってきました

それに加えて、社内外の人達との飲み会も増えてきて、以前よりもゆっくりホテルステイの時間が減ってきています。そうなると、悲しいかな、バジェットタイプのホテル(いわゆるビジネスホテル)以外の選択肢がなくなってきているのが現状です。

そんななかで、京都駅近くで、大浴場がついていて、朝食も食べられて、出張費の枠に収まるホテルを探していて見つけたのが、「ホテルエルシエント京都」です。

立地は、京都駅八条口から徒歩2分程度。このあたりはホテルが密集しています。元々立地が良いのでホテルはいくつもありましたが、特に2010年代に入ってから大量のホテル供給があったエリアです。

宿マークは全部ホテルで、かなりの密集地帯ということがわかります

「ホテルエルシエント京都」は関西電力グループが運営するホテルで、前身となる「エルイン京都」は1997年に開業しました。その後、2019年に「泊まればもっと、その『まち』を好きになる。」をコンセプトに「エルイン京都」からリブランドする形で同ホテルが開業しました。(余談ですがエルシエントは京都と大阪と2店舗ということで、関電Gはホテル事業にはあまり注力していないようです。)

全562室の大規模ホテルとなっており、その内8割が12~14㎡のシングル・ダブルルーム、残りの2割が19~36㎡のツイン・トリプルルームということで、京都でこんなに典型的なビジネスホテルに泊まるのは初めてな気がします。

外観はこんな感じ。1階は大判の石張り風のタイル、2階以上は茶色のタイルとポツ窓がホテル然とした印象を醸し出しています。

リニューアル時につけたであろう看板の位置が絶妙……

当日は飲み会前に17時代にホテルにチェックイン。エントランス横にはレストラン用の出入口も見えます。

敷地の高低差のためか入口は段差になっています

ロビーは天井高は低いものの、そこそこの広さがあります。

天井高が低く、照明とジプトーンの雰囲気からやや暗い印象

特に入口右側には待合のスペースやDOKOIKOマップという星野リゾートOMOでいうところのGOKINJOマップのようなものもあり、スタッフオススメのスポットが紹介されています

待合スペースはポップな配色の家具が多くなっています
お手製の近隣マップが可愛いです
客室に繋がる廊下には東海五十三次のミニチュアとガイドブックが並びます

多くのお客さんがロビーでウロウロしている時間帯が多いように感じました。また奥のデスクゾーンはサラリーマンのグループが軽い打ち合わせをしているのも見かけました。

2階に大浴場があります。これはリニューアル時に建てられた新館部分にあたりキレイなつくりです。やや小ぶりですが、やはり大浴場がついているホテルは嬉しいものです。

写真は公式HPから。クリックすると公式HPに飛びます

また、大浴場の手前には漫画コーナーが設けてあります。22時頃に飲み会から帰ってきて大浴場へ向かいましたが、グループ客が漫画を探しながら待っているような光景が見られました。

なぜかジャンプばかり置かれています

さて、客室に向かいます。今回宿泊したのはデラックスシングル(14㎡)

図面からもこじんまりさがわかるかと思います

これまで18~25㎡くらいの部屋に泊まることが多いので、入った時に「やや狭い」と感じるくらいの広さでした。図面で見える通り、壁掛けテレビと壁付けのカウンターデスク、ダブルサイズのベッドでほとんど客室が埋まってしまうくらいのサイズ感です。

シンプルなダブルベッド。ブラウンの壁紙が印象的
カウンター机全景。客室内の備品がここに集まっています

ただ、狭い=居心地が悪い、というわけではなく、必要なものが納まって、寛げるスペースとなっていれば良いわけです。そういう意味では、このホテルは、特に壁付けのカウンターデスクやオフィスチェア周りなどに必要なものがコンパクトにまとまっており、使いやすさを考えられている印象でした。

本館2階にあたり新館との間の1階屋上部分が見える客室で眺望はゼロのため、窓面にはカーテンとは別になく引き戸の仕切りが設けられていました。

屋上緑化でもやれば見栄えが変わると思いますが……

いつか印象的なディテールの写真を載せておきます。

1116型のコンパクトなユニットバス
幅350mmの隙間にハンガーかけ、金庫、スリッパなどが収まります
天井高さが複雑に変わっており、不思議な納まりでした

大浴場から戻ってきてその日は就寝。夏休み中で宿泊客が非常に多いということもあるのか、朝食は6時からスタートとなっていました。6時半頃に会場の1階レストランに着いた時にはかなりのお客さんで賑わっていました

ビュッフェコーナーはいろんな年齢層の方で賑わっていました
品数は少ないですが、ちょうどよいボリューム感
客席数もたくさんあるので、満席になることはなさそうです

7時頃に部屋に戻ってきて、1時間半くらいでサラッと測量し、チェックアウト。ホテルの滞在時間としては短めですが、一通り満喫することができました。

コロナ禍に入ってこの宿泊記の日課を始めてから、いわゆるビジネスホテルにはしばらく泊まっていませんでしたが、こうやって泊まると快適性を高めるための工夫や小さなこだわりなどが見えて勉強になります

今後はこんな感じの宿泊記が増えて映える写真は減ると思いますが、自分の記録のためでもあるので、細々続けたいと思います。では。


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