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LOUNGE Lyrics

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zama - LOUNGE 01. CLAIR 02.夕凪(feat. 日高大地, GOMESS & Rui Fujishiro) 03.仮住まいの街(feat. GOMESS… もっと読む
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01.CLAIR

蒸気にまみれた師走の明け方 黒い塊が床に散らばっている それは誰もが見たことの無い 光の家族 夜道を急いでいると雨が降り出した 山は森を生かし 森は木を働かせ  歪んだ鏡に景色を見下ろす 置いてけぼりにされた仙人掌の葉 自分の握力にまた傷ついたんだ プールに沈んでしまったシャボンを逆さにして あなたと平らな道を作りたい 自分の評判が気になりすぎた過去 会話を交えて涙しながら迷う 雪が食べた苦しみの残骸を コップに注いで錠剤と飲み干した この角部屋は鉄格子の無いラウンジ

02.夕凪(feat. 日高大地, GOMESS & Rui Fujishiro)

背伸びをして腰の痛みを確かめる 0を1にする行動に生を費やす 道には多くの車 影を操る 風もない部屋のカーテンが揺れる 懐かしさと経験が私の袖を引くが 記憶が映る水たまりを飛び越える今日 下向き 独り言を唱えているうちに 生きていく意味を傷つけて築いた 「これしか無い」と言いながら忘れかけていた人 弾くたびに奮え 響かせる糸 ランプに照らされて透ける血管を 数える指が足りないから あなたに頼る 死して転がった蝉を弔う鈴虫 意図は無いと分かっていながらも とても美しい 凪

03.仮住まいの街(feat. GOMESS)

立ち去った人々を見れば 迷惑そうに顔を隠す 十月の束縛を奪われた胎児 彼らの夢を知恵と名付けた我等が 永遠で見落とす鍵穴 祭司が慌てて投げ捨てた聖書から知った 世が月よりも欠けていること 母親の謝罪や誰かの怒り  厭世的だと託された思慮を洗う 組まれた手を引きちぎった 知り合いの目を見てよく話そうか 例えば箸の持ち方 それぐらいで本当は良かったんだと思う ストラテラを吐き出した私は死んだほうがいい 受話器から滴る振動を止めさせた こちらからどうぞ 誰もが痛み 老いていく

04.手帳

ふわりふわりと波のよう筆圧を押し返す 見え透いた明星を筆で描こう 割れた液晶から漏れた暗闇が そっとペンを持たせ 僕を揺らし始める 大切なメモと落書きに囲まれながら 五線譜以上に溺れることができる 「信じることで私は救われますか」 日曜の朝 献金箱に話しかけたんだ ベランダで月の数を確認する 太陽はあなたと違って素直でした 食べきった音を聞かなかったことにして 「ご馳走様」部屋で独り呟いたんだ 限りのない感情が難しすぎて どんな気遣いだろうと誰にも分からない いっそ話し

05.膵臓(feat. 藤本九六介)

この身体に「初めまして」を言えなかった 仰向けで目を瞑る 血管の朱色 知らぬ間に生きるとは 知らぬ間に死ぬこと 細い針で今朝から心を縫い合わす 気づかされる運命は実際は偶然 風船の舵を操る子ども達の右手 話し手 聞き手 どちらも担った人間 便箋の枠から溢れた経験は人生 強く叩くキーボードから謝ろうか アサインしたのは 呼吸の波の狭間 傷がついた肌 こちらの様子を伺う 社会に苦しみ 世間に生かされる 動かなくなるならば命を諦めるか 言葉からの解放はどこへ向かうのだろう 今