【閲覧注意】ソフトクリームG変
夕方から出発なんて、4人家族になってから初めて。
今日はイルミネーションを見に行きました。
子どもたちも私もワクワクして車を走らせます。
着いたら19時半。
ちょうどいい暗さになっていて、
いつもは眠気がくる子どもたちも、
4歳「うわぁーキラキラだー」
1歳「これぇぇーーーーー!」
と、テンション爆上がり。
私も妻も美しい光に見惚れながら一周し、お土産を買って、素晴らしく順調に帰ろうとするところでした。
でもやはり夜もまだ暑くて、ベンチで飲み物休憩をはさんでから帰ることに。
妻はふいに立ち上がり、目の前のお店でソフトクリームを買ってきました。
ところが一口食べて妻が急変。
妻「トイレに行ってくる…」
私「お、おう大丈夫か?」
最近妻は突然お腹を壊しやすく、トイレはとても重要なスポットとなっている。
預かったソフトクリームの溶けるスピードはビールの泡が消えるかの如く、私は処理に追われた。
そんなとき、4歳の息子が声を上げた。
4歳「ゴギブリだっ!!!」
えっ…と振り向くと、ベンチを超高速で往復するG
そのベンチを挟んだ向かいのベンチにも息子と同じ年齢ほどの子がいて、
「ぴーーだっ!!」と叫び、掴みかかろうと歩み寄っていった。ご両親は今日はほっといていいの!と言いきかせ、放置する作戦に出た。
どうやら向こうの家族ではGではなくPと呼ぶらしいが、もはやその理由などどうでもいい。
私はいつ飛ぶかわからないGから距離をとるべく、まずソフトクリームを息子に渡そうとした。
渡して2秒。
ソフトクリームはベンチに真っ逆さま。
ベチャッ…
さて、周りの目がある中、ここでとるべき行動は…
① ソフトクリームを放置してまず子どもたちを避難
② ソフトクリームを片付けてから子どもたちを避難
この二択で悩んだその時、1歳の娘が自力でベビーカーから脱出しGの方へ歩み寄っているっ…!!
ベビーカーの後ろでしゃがんでいた私の死角を見抜いた見事なベルトすり抜け術…
などと感心している場合ではなかった。
パニクった私は真っ逆さまのソフトクリームを手に取り、ふたたび息子に渡し、じりじりとGに近づく娘を確保。
Gとの距離まさに30センチほどの危機一髪。
ベビーカーに戻そうとすると、
4歳息子「おこーー、ソフトクリームがべとべとー」
私「うん、うん、そうだね」
ここでタオルを渡すのが適切。
だが、探す時間より避難の時間を優先し、距離をとってからタオルを見つけて、なんとか危機は脱した。
そこで妻は1度戻ってきたが、惨状を説明する余裕もなくまたトイレへ…
トイレの前で妻を待つことにしたのだが、私はGのその後が気になった。
あの高速往復してるG。
イルミネーションを綺麗に見せるため、灯りは少なく、さっき息子の「ゴギブリだっ!!」の声を聞いていない人は危ないのではないか…
遠目で見えるところに行くと、まだ高速往復していた。
そこにやってくるかき氷をもった夫婦。旦那さんはグラサンで筋肉ゴリゴリタイプ。
Gを見てすぐ靴で払いのけた。
時速20kmくらい?に加速して逃げるG
となりのベンチに這い上がり、疲れたのか停止した。
と、そこへ畑作業のしすぎなのか、ありえない角度に腰の曲がったおばあちゃんが…
すとん。
あの高速Gはもう二度と動くことはない。
見届けたゴリゴリタイプは目を伏せてプルプル震えていた。
あっ、笑い堪えてるな…
おばあちゃんのお尻でgood bye この世。
妻の腹痛をいたわることもせず、わたしはこのソフトクリームG変を早くnoteに書きたくてたまらなくなった。
さ、サポート??マジですか? ありがとうございます!!!!